EVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチ(EVC-1506)レビュー|発売後6年経っても売れ続けるMacBook Airと相性良しの実力派モデル
2017年10月に登場したEVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチ。
2023年9月調査時のAmazonディスプレイ売れ筋ランキングで、モバイルモニターとしては2位を誇る超人気モデルです。発売後約6年経っているのに2位ってなかなかの実力ですよね。
現在進行形で毎日ヘビーユーズしていますが、人気の理由に納得できる「良コスパモデル」でした。
Amazonでもよくセールになってるのも嬉しいポイント!
仕事やゲームなど多用途に使えてコスパがいいモバイルモニターを探している人に超おすすめです。
特にMacBook Airを使っている人にとって最適解では!と思えたので、たくさんの写真を取り入れつつ、レビューと使用例を紹介していきますね。
おすすめポイント
- 同クラスのモニター内では価格が安い
- IPSパネルで視野角178°
- USB-Cケーブル一本で接続OK!
- ペン一本でスタンド化できる
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9月19日(木)20:00〜9月24日(水)01:59
本記事はふわりさんの寄稿です
EVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチはどんなモバイルモニターか
EVIC Ⅳモバイルモニター・15.6インチはどんな人におすすめのモバイルモニターかがわかるよう、特徴・スペックをまとめていきます。
特徴
「万人受けしやすく、付属品が充実してて、大体のデバイスにすぐ繋げられる」のが特徴です。
特徴
- 汎用性が高い15.6インチ
- MacBook Air / Proと併用しやすい
- 室内でも外出用でも使える
- Type-C接続ならケーブル1本で使える
- 対応端末なら映像・音声・給電がケーブル1本で完結
- 本体は約663gで気軽に取り扱える
- ペン1本で安定したスタンドになる
- VESA対応でモニターアーム使用可能
- 接続デバイスが幅広い
- PC・タブレット・ゲーム機器・スマホなどと連携
スペック
EVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチのスペックをまとめました。
項目 | 詳細 |
---|---|
ディスプレイサイズ | 15.6インチ |
アスペクト比 | 16:9 |
液晶パネル | IPS |
解像度 | FHD1920×1080 |
輝度 | 300cd/m² |
水平視野角 | 178° |
リフレッシュレート | 60Hz |
サウンド出力 | スピーカー搭載 3.5mmオーディオジャック搭載 |
端子 | OTG機能用USBポート Type-C×2 HDMI×13.5mm オーディオジャック×1 |
定格電力 | 8W |
サイズ | 11 x 360 x 225 mm |
重量 | 約663g(1029 g) |
VESA | 対応 |
価格 | 約21,980円 |
携帯性の高いモバイルモニターとしては、軽さと機能の高さを両立した良コスパモデルです。
EVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチのレビュー
EVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチを以下の項目でレビューしていきます。
付属品
白い外箱は厚みがあります。内側も緩衝材で保護されているため安心感あり。
付属品一覧
- モバイルモニター本体
- 電源アダプタ+ケーブル
- スタンド兼カバー
- Type-A to HDMIケーブル
- Type-A to Type-Cケーブル
- Type-C to Type-Cケーブル
- マニュアル
付属品は上記のとおり。ケーブル類が一通り付属品に含まれているので、基本的には買い足すものなくモニターが使用できるようになっています。
外観
本体
表面・裏面ともブラック一色のシンプルな外観デザイン。
ベゼル部分は下部が太めで、モニター部分とベゼル部分には段差があります。
個人的に嬉しかったポイントは、表・裏ともロゴの印字がなかったこと。
視覚ノイズが少ないのでミニマル好きには嬉しいですよね。
インターフェイス
向かって左側には、設定のときに使うボタン類が配置されています。
- OTG機能用USBポート
- 「戻る」ボタン
- 「マイナス」ボタン
- 「プラス」ボタン
- 「メニュー」ボタン
- 「電源」ボタン
OTG機能とは、有線でマウスやキーボードを接続して使う機能のこと!
向かって右側に接続端子がまとまっています。
- Type-Cポート1
- Type-Cポート2
- HDMIポート
- 3.5mmオーディオジャック
複数ポートを同時使用しても、コード同士が干渉しないよう距離を保って配置されています。
スタンド兼カバー
カバーの色はブラックで、折り曲げるとスタンドとして使用できます。
iPadやiPhoneのスタンド兼カバーでよくあるタイプのカバー。
内側は滑り止め加工がされています。
カチッとはめ込むようなカバーではなく、持ち運ぶ際は両面から包み込むような使用イメージです。
発送時期によってはカバーと本体がネジで止まっているものもあるようでした
VESAマウント対応
EVIC ⅣモバイルモニターはVESAマウントが取り付け可能な設計です。
モニターアームに接続すれば高さや角度調整の自由度が上がり、より使いやすくなります。
サイズ
サイズは公式では11 x 350 x 220 mm、実測値は11×360×225mmでした。
重さは実測値で本体のみで約663g、カバーケース込みで1029gです。
画質・音質
解像度は1920×1080でフルHDのディスプレイ。
夕陽が当たる風景写真を表示してみましたが、光が当たる部分の色のニュアンス差を捉えていて、画質は上々と感じました。
MacBook Airのディスプレイと比較すると、ほんのわずかに粗さを感じる程度です。
アンチグレアタイプ寄りのイメージですが、使用時は部屋の照明の映り込みを感じました。
音質に関してはゲームなど普段使用で気になる点はなし。
実はあまり期待していなかったので「思ったよりいい!」と感じました。
モバイルモニターの性質上、携帯性の良さを重視すると考えると「十分に高品質」と言えそうです。
EVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチの接続・設定方法
EVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチの各デバイスとの接続イメージを紹介します。
Type-C to Type-Cケーブル1本で接続したときのイメージ
Thunderbolt3機能付きのPCとの接続は、Type-C to Type-Cのケーブル1本でOK。
MacBook Airは対応なので、ケーブル1本でデュアルディスプレイになりスッキリとまとめられます。
1点注意点があり、電源ボタンの反応が若干遅いこと。
初回のみ電源ボタンを入れても反応がなく「映らない…」と焦ってしまったのですが、数分経つと自然解消し、電源が無事入りました。
基本的に電源ボタンの反応はわずか数秒ではあるのですがゆっくり目です。
電源ケーブルを使って接続したときのイメージ
SwitchなどThunderbolt3非対応のデバイスと繋ぐときは電源アダプタの併用が必要です。
- デバイスとEVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチをコードで接続
- EVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチをAC電源へ接続
電源はモバイルバッテリーでもOKなので、ACコンセントが近くにない場所でも使用できます。
SwitchはType-C接続とHDMI接続どっちもOK!
画質などの設定方法
画質など設定は、メニューボタン(確定ボタンの機能も含む)と上下ボタンを使って行います。
マイナスボタンとプラスボタンの位置が物理的な上下と逆なので、手元の操作が若干ややこしめ…
設定項目
- 画像調整
- バックライト・コントラスト・色の効果・動体対比・シャープネス
- 色
- 色の温度・色合い・彩度・ブルーライトカット
- 音
- ボリューム・ミュート
- その他設定
- 言語・縦横比・リセット・UltraHDRMode
- 接続ポートの選択
【体験談】EVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチの良かった点・気になった点
EVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチを使ってみて良かった点・気になった点をまとめました。
1つずつ紹介していきます。
気軽にデュアルモニターが実現
作業領域を増やしたいからデュアルモニターにしたいけど、かかるコストや部屋のスペースを考えると難しい…という人にこそおすすめしたいモバイルモニター。
EVIC Ⅳモバイルモニター は15.6インチながら厚み11mmとスリム設計で軽く、気軽に導入できます。
わたしは元々外部モニターを検討していて、間に合わせのつもりでモバイルモニターを導入しました。
が、思いのほか便利で取り扱いやすかったため「ずっとこのままでいいかも」と思っているほどです。
外出時でもデュアルモニターが簡単
EVIC Ⅳモバイルモニター・15.6インチは、MacBook Air13インチより2まわりほど大きいサイズ感。
とはいえ薄くて軽いので、MacBookと重ねてリュックや大きめトートに入れて持ち運びが可能です。
家でも外でもデュアルモニター環境が作れたら最高!と考えている人におすすめ。
将来的に外部モニターを買っても、外出用や室内の持ち運び用と役割を変えて使えることも魅力です。
ケーブル1本でOK!MacBook Airと相性がいい
MacBook AirはポートがThunderbolt3対応なので、ケーブル1本でデュアルモニターが完成します。
しかもPCスタンドを使ってMacBook AirとEVIC Ⅳモバイルモニター・15.6インチを重ねてみると、上下のデュアルモニターとしてシンデレラフィット。
場所も省スペースでOKなので、かなり重宝している使い方です。
- MacBook Airが13インチ
- EVIC Ⅳモバイルモニターが15.6インチ
MacBook Airほぼ一台分の面積で、合わせて28.6インチの作業領域が確保できるようになり、作業効率が爆上がりしました。
3〜4時間以上連続使用するとEVIC Ⅳモバイルモニターの背面が多少発熱しますが、手の平を当てても平気なほどで許容範囲。
合わせて使用しているのは、BOYATAのPCスタンドとHHKBのキーボードです。
BOYATAのPCスタンドは似たような安いものと比べて強度と安定性が高いです!
ブルーライトカットモードで目の負担を軽く
眩しさや目の負担が気になったときに利用しているのがブルーライトカット機能とバックライトのレベル調整。気休めかもしれませんが、あると安心です。
- 必要な資料等をモバイルモニター側に置く
- 作業自体はMacBook Airでする
こんな風にゾーン分けをすれば、色味の確認が必要な場合などにも悪影響はありません。
設定の変更はディスプレイ左側のメニューボタンと上下選択ボタンを使って簡単にできます。
視野角が178°でほぼ真横からでも見れる
EVIC Ⅳモバイルモニター・15.6インチは視野角が178°で、ほぼ真横からも視認できるスペックです。
例えば、EVIC Ⅳモバイルモニター・15.6インチを
- ゲームするときに使いたい
- 複数人でモバイルモニターを一緒に見る
こんな使い方をしたい人に役立ちます。
鉛筆1本で安定したスタンド代わりになる
EVIC Ⅳモバイルモニター・15.6インチは左下に丸い穴があり、鉛筆を通すとスタンドとして使用できます。
これが地味に便利。
Apple pencilで試してみましたが、縦置き・横置きどちらでも安定性が高く、使用時のストレスを感じません。
縦置きメインでの使用考えている場合、いったん鉛筆で様子を見てからスタンドの導入を検討すれば、経済的にも効率的です。
また、スタンド使用時と比べて角度もより垂直に近いので、PCのデュアルモニターとして使うなら角度の段差が少なく、目の疲れを軽減できる点もメリットです。
付属のスタンドは安定性に不安あり
わたしが不器用なせいもありますが、カバーをどう折ればスタンドになるのか試行錯誤しました…
参考までに、うまくいった折り方は上記のとおりです。
ただ、安定性に若干不安あり。
モバイルモニターの重みでグラグラしてしまうと作業にも影響が出てストレスですよね。
スタンド機能はおまけ程度と考えておいた方が無難。
対策:角度調整できるスタンドがおすすめ!
長時間、腰を据えて作業する!という人は、角度調整が自由にできるPCスタンドの導入がおすすめです。
4K画質を求める人には物足りない
EVIC Ⅳモバイルモニター・15.6インチは解像度が1920×1080のフルHDディスプレイです。
普段使用していて画質の悪さを感じる場面はなく、むしろ輝度が300cd/m²というスペックの高さもあり「明るくて発色が良くてキレイだな」と感じています。
が、超高画質を求めている人は物足りなく感じるかもしれません。
対策①HDMI接続で画質を安定化
MacBook Airをアダプタを使ってHDMI端子接続とType-C接続で画質を比較してみました。
写真だと分かりにくいのですが、画質はHDMI接続の方がくっきり感あり。より安定したように感じました!
対策②:4K画質でタッチパネルのモバイルモニターもあり
4Kタイプの高画質なモバイルモニターが気になる人は、コビガジェのJAPANNEXT 15.6型 4Kモバイルモニターレビューが参考になります。
関連 JAPANNEXT 15.6型 4Kモバイルモニターレビュー
EVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチと一緒にあれば便利なもの
基本的には付属品で完結できるEVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチ。
より快適に使うためにあると便利なアイテムを紹介します。
モバイルバッテリー
AC電源での給電が必要なデバイスとEVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチを接続するとき、モバイルバッテリーを使えば、場所を選ばずどこでも利用できるので便利。
外出時にも役立ちます。
わたしはCIOのProPLUGを使っています。コビガジェのiPhone用やSwitch用のモバイルバッテリーおすすめ記事も役立ちますよ!
PCスタンドと外部キーボード
PCスタンドと外部キーボードがあれば、MacBook Airと重ねて使用するときに便利です。
省スペースで置ける組み合わせで、PCスタンド自体もコンパクトに畳めるので外出時にもおすすめです。
キーボードも機能性が高くてお気に入りのものがあると、作業時間がより効率的で楽しいものになりますよ。
MacBook Airと重ねて使用するなら
単体使用で角度を自由に調整するなら
EVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチのレビュー【まとめ】
- コストとスペースを抑えてデュアルモニターが実現
- 持ち運びやすく外出時でもデュアルモニターが簡単
- Thunderbolt3対応PCはケーブル1本で接続・給電可能
- ブルーライトカットモードがあり目の負担を軽くできる
- 視野角が178°でほぼ真横からでも見れる
- 鉛筆1本で安定したスタンド代わりになる
- 付属のスタンドは安定性に不安あり
- 4K画質を求める人には物足りない
EVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチを導入後は、ほぼ毎日使っていますが、機能面の高さと手軽に取り扱える薄さ・軽さで大満足。
発売開始後6年経過していることもあり、Amazonではセール対象になっていることが多いのも魅力です。
仕事・ゲームなど多用途に使えるコスパのいいモバイルモニターを求めていた人は「買い」でOKだと考えます。
デュアルモニターが初めてな人も、使いやすい1枚を探していた人も、ぜひEVIC Ⅳモバイルモニター 15.6インチをチェックしてみてくださいね。