【2023年】M2 Pro MacBook Pro レビュー|マイナーモデルチェンジしたモンスターMacBook Proの新型
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この記事で分かること
- M2 Proチップ搭載のMacBook Pro(メモり32GB)の使用感・レビュー
- 旧型のM1 Pro MacBook Proやその他旧型MacBookから乗り換えるべきかどうか
M1 Pro/M1 Max MacBook Proが登場して、約1年と数ヶ月。かなり早いサイクルでM2 Pro MacBook Proが登場した。
正直乗り換えるつもりはなかったが、M1 Pro MacBook Proをメモリ16GBdしたことを最近になり後悔していたことが理由で、M2 Pro MacBook Proを32GBにカスタマイズして購入。
M1 Pro MacBook Proを1年使用して、M2 Pro MacBook Proに乗り換えた著者が感じたメリット・デメリット、特徴をレビューしていきます。
先に実際に使った感想・結論
- M1 Pro MacBook Proから大きな進化は感じにくい
- インテル旧型やM2 MacBook Airとかで不満あるなら乗り換えは大賛成
- Wi-Fi 6E対応で回線混雑時の逃げ道ができた
※米国・プエルトリコのみ対応 - HDMI2.1搭載で今後大きく活かす場面がくる可能性があるかも
- Bluetooth5.0→5.3でわずかながら便利になった
で、M2 Pro MacBook Proがどんな人におすすめかというと下記のとおり。
- USB-CやSDカードなどを良く使うので強烈なインターフェイスが欲しい
- 長尺・長時間4K動画編集をする
- 基本アプリ・ブラウザは出しっぱなしでマルチタスクをゴリゴリする
- デュアル、トリプルなどのマルチディスプレイ環境で作業をする
- 自宅・職場・外出先など使用場所が決まっていない
- intelチップのMacBook Proを使用していて動作がきつくなってる
- 正当進化といえば正当進化
- Appleシリコン(M2 Proチップ)の努力の賜物が詰まってる
- M2 Pro,M2 Maxを持っておけば作業でほぼ困ることはない
- 使用者によって活かせるハイスペックがウリ
- マイナーアップデートしかしていない
- 価格が上がりすぎ
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M2 Pro MacBook ProはどんなMacBook Proなの?【特徴/進化ポイント・スペック】
まずはM2 Pro MacBook ProがどんなMacBook Proだったのか「特徴・スペック」を紹介していきます。
特徴/進化ポイント
- AppleシリコンM2チップ搭載MacBookのフラッグシップモデル
- Wi-Fi 6E・HDMI2.1対応(アップデート)
- Bluetooth5.3対応(アップデート)
- GPUコア数が2個 or 3個増えた(アップデート)
- よりゲームや写真・動画処理が高速化
- M1 Pro MacBook Proからさほど進化なしのマイナーチェンジモデル
まとめると、M1 Pro MacBook Proから大きくアップデートしたポイントは4つ
大きくアップデートしたポイント
- Wi-Fi
6→6E - HDMI
2.0→2.1 - Bluetooth
5.0→5.3 - GPU
14コア or 16コア→GPU 16コア or 19コア
大きくアップデートしたとはいえ、ほとんどの人が体感では感じにくいアップデート内容。ゆえに、タイトルどおりマイナーチェンジしたモデルがM2 Pro MacBook Proと言える。
アップデート前後の違いについて知りたい人はこちら
- Wi-F6と6Eの違い
対応周波数の幅- Wi-Fi 6の対応周波数:Wi-Fi 6=2.4GHz帯・5GHz帯
- Wi-Fi 6Eの対応周波数:2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯
- HDMI2.0と2.1の違い
2.0は4K対応、2.1は8K対応 - Bluetooth5.0と5.3の違い
5.0→5.3は、データレートが最大2Mbps、通信距離が最大400mは性能上かわらず、「LE Audio」に対応、低遅延、省電力性能になった - GPU
コア数が増えたことにより、3Dグラフィックスなど画像描写の際に必要な計算処理能力が向上
特徴からわかるM1 Pro MacBook Proから乗り換えるかどうかについて
はっきり言って、M1 Pro MacBook Proからの大幅アップデートはなく、わざわざ乗り換える必要があったのかというと、答えはNO。
体感はほぼかわりませんからねぇ。毎日Premiere Proで4K動画を長尺→書き出しとか、Macでもよりゲームを楽しみたい!って人以外は乗り換え不要です。
ゲームはBootCampdでウインドウズゲームをする人達も恩恵があるよ!
環境への投資の意味合いが強くM2 Pro MacBook Proへ乗り換え購入しました。
ちなみにボクの場合は、メモリ16GBがきつくなってきたので、ロマン以外にとは言え、接続系Bluetoothが5.0→5.3やWi-Fi 6Eへの進化も捨てがたいところ。
M2 Pro MacBook Proスペック(14インチ)
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 高さ:1.55 cm 横幅:31.26 cm 奥行:22.12 cm |
重量 | M2 Pro:1.60 kg M2 Max:1.63 kg |
ディスプレイサイズ ディスプレイデザイン | 14.2インチ ノッチデザイン |
画面 | Liquid Retina XDRディスプレイ |
解像度 | 3,024 x 1,964ピクセル 254ppi |
輝度 | 1,000ニト(持続輝度) 1,600ニト(ピーク輝度) |
広色域(P3) | ◯ |
True Tone | ◯ |
ProMotion(最大120Hz) | ◯ |
CPU | 10コアCPU 12コアCPU |
GPU | 16コア 19コア |
メモリ | 16GBユニファイドメモリ 32GBユニファイドメモリ |
ストレージ | 512GB 1TB 2TB 4TB 8TB |
バッテリー駆動時間 | 最大18時間のApple TVアプリのムービー再生 最大12時間のワイヤレスインターネット |
ポート類 | SDXCカードスロット HDMIポート(HDMI2.1) 3.5mmヘッドフォンジャック MagSafe 3ポート Thunderbolt 4(USB-C)×3 |
充電方法 | MagSafe 3 Thunderbolt 4 |
ディスプレイ 出力可能枚数 | 2台まで HDMI:8K/60Hz(または4K/240Hz) Thunderbolt 4:6K/60Hz・4K/144Hz |
スピーカー | フォースキャンセリングウーファー 6スピーカーサウンド・システム 空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキング |
マイク | 高い信号対雑音比と指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイ (スタジオ品質) |
カメラ | 1080p FaceTime HDカメラ |
カラーバリュエーション | シルバー スペースグレイ |
価格(税込) | 288,800円〜 |
スペックはM2 Maxほどのモンスタースペックではないものの、フラッグシップ機にふさわしい能力を保持しています。
それこそ、半年前に購入したM2 MacBook Airとは比較にならないほど。
ライトユーザーやマルチタスクしない人、さらには外部モニター1枚だしの人なんかはM2 MacBook Airで十分。
でもそんな人でもM2 Pro MacBook Proのスペックを見るとなんとなくの人も安心感を覚えるはず、あとは何を重視するかって感じでスペックを確認すると良いと思います。
著者の購入したスペックはこちら
M2 Pro MacBook Pro レビュー
M2 Pro MacBook Proについて、項目別にレビューしていきます。
先に著者が購入したモデルを紹介
チップ | M2 Proチップ |
CPU | 10コア |
GPU | 16コア |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 512GB |
1|全体デザイン
フラットデザインモデルを継続
デザインは、1世代前のM1 Pro MacBook Proと変更点なしのフラットデザインモデルを採用。
2世代前までは、美しい流線タイプでしたが、M1 Pro MacBook Proから現行までは旧車のような堅牢かつフラットなデザインへアップデートされた。
昔のMacBookを知っている人はどこか懐かしいデザインを感じることができる。この形のメリットは、高さが一定していることにある。
専用のMacBookケースなどにも対応しているので、カチッとした男前デザインと使いやすさの両立が特徴的なデザイン。
底面にはMacBook Proのロゴあり。さらにラバー滑り止めが4箇所設置されているので、デスクから落ちるリスクも低減されている。
2|M2 Proチップ
GPU・CPUともに向上
SoC(システム・オン・チップ)がM1 Pro →M2 Proチップに進化。
吊るしモデルで、GPUコア数が8コア→10コアにスペックアップし、CPU性能も向上した。
Apple公式は約2割の性能向上を発表。あとでベンチマークを紹介しますが、しっかりと向上していましたよ。
3|GPU性能
スコア計測:OpenCL Scoreは43932、Meatal45329だった※画像はOpenCL Scoreのみ
旧型M1 Pro MacBook Proと比較して、OpenCLスコアは約50%、Metalスコアは約40%以上性能が向上している。
あくまでも1つの指標だが、Apple公式発表の数値より進化を感じる結果に。
フレームレートは、MetalFX Upscalingをオフの状態でも、M2 Proなら60コマ以上安定していることが多いのでよりヌルヌルとなめらかで美しい映像をたのしむことができる。
※M1 Proだと40〜50コマ前後の場合
今後AAAゲームのNo Mar’s SkyなどがMac向けに登場するから、よりMacをゲーミングPCっぽい環境で楽しむにはM2 ProやM2 Maxはもってこいだね!
GPUの性能が高いほど、3Dグラフィックスなど高画質機能などの処理能力が高く、滑らかで美しい画像や映像を表示できる。
4|CPU性能
- シングルコア
- マルチコア
シングルコアはM1 Pro MacBook Proを大幅に上回る結果だったが、マルチコアはそこまでの上昇が見られず。
1コア辺りの性能は向上しているが、チーム戦になると効率が低下しているような数値。
ただ、シングルコアは、M1 Ultraを搭載しているMac Studioを上回るスコアなのも驚異的なポイント。
その分発熱が高くなるかというと、そうでもないのがM2 Proのすごいところではないだろうか。
プロセッサは全体のバランスで決まるからマルチコアが高いから良いというわけではない
そもそもコアとは
プロセッサの部品であり、実際に処理を行う部分のことで人間に例えると頭脳のようなもので1コア=1頭脳みたいなニュアンス。
コアが増えるほど頭脳が増える。
コアが多いほど複数の処理を並列してでき、単位時間あたりの処理性能が上がるので、生産性脳の人は重要なスペックの1つ。
マルチコアもシングルコアも処理性能やその他コストに違いがあるので、バランスが重要ですからね。
マルチコアが高くてもアプリ、ソフト側もマルチコアに対応していないと力を発揮できないんだ
CPUはPCの頭脳。CPUが高いほど、PC全体のパフォーマンスが上がる。ノートPCの用途問わず高ければ高いほど良いパーツ。
初心者だからCPUは低くてもいいんだ!ってのは大間違いで、初心者だからこそよくわからんってなるよね?そういう人ほどCPU性能は高いほうが絶対に良いよ!
5|RAM
M2 ProはM1 Pro同様に16GBスタートでカスタマイズして、32GBへスペックアップが可能。
今回ボクがM1 Proから乗り換えた1番の理由がこれ。
M1 Proは16GB購入したが、最近かなりきつくなり32GBにしたくなりM2 Proを購入した。
MacBookの失敗しない選び方でも口酸っぱく言ってるが、メモリは迷ったら確実に多くしておいたほうが良い、大は小を兼ねるはまさにメモリに言えること。
ライト⇄ハードの間の使い方なら物理メモリ32GBがベスト
ボクのような超クリエイティブな作業をしない、でも作業量は多い(マルチタスクをガンガンする)みたいな人は16GB→32GBがおすすめ。
よくPhotoshopやPremiere Proのような重たいソフトウェアを使う人は〜という表現があるが、それこそブラウジングでもタブを何十個も出し続ける人でも16GBでも厳しい時あり。
普段の使用量等はまた追記します。
M1 MaxとM2 MaxのRAM
旧モデルのM1 Maxチップを搭載した14インチと16インチのMacBook Proは最大64GBのユニファイドメモリだった。
新モデルのM2 Maxチップを搭載した14インチと16インチのMacBook Proは最大96GBのユニファイドメモリへ進化。
この進化したことにより、さらに重たい激しい作業も軽々とできるモンスターになったのがM2 Maxだ。
6|インターフェイス
左側面
- MagSafe 3(最大140W対応)
- Thunderbolt 4×2
- 3.5mmヘッドホンジャック(ハイレゾ対応DAC内蔵)
右側面
- HDMI2.1
- Thunderbolt 4×1
- SDXCスロット(SDカード UHS-Ⅱ対応)
インターフェイスはパッと見て、M1 Pro MacBook Proと進化点はないように見えるが、HDMIが2.0→2.1へアップデート
- HDMI2.0
→最大4K解像度/60Hzのディスプレイ1台に出力可能 - HDMI2.1
→最大8K解像度/60Hzのディスプレイ1台または4K解像度/240Hzのディスプレイ1台に出力可能
今は最大8K解像度ってまだ恩恵受けにくい時代ですが、8Kスタンダード時代へ突入する日も近からずも遠からずなはず。
今後長く使用することを想定すると、HDMI2.1になっているメリットを享受できる可能性が高い。
より高画質を楽しみたい人はHDMI2.1のM2 Por MacBook Proは刺さるメリットを持っていると言えますね。
7|ディスプレイ
Liquid Retina XDRディスプレイパネル採用。画面サイズは対角14.2インチで上・左・右の画面3辺のベゼル幅が薄い
Liquid Retina XDRディスプレイ搭載で、惹かれる美しいディスプレイは健在。True Toneテクノロジーも対応。
最大1600ニトでコントラスト比1,000,000:1という狂いに狂ったディスプレイの凄さも継続。
↑
これはどういう意味だ?って人は以下を参考に。
めっちゃ明るく鮮やかに表示できて、白黒の輝度比バランスがくっきりしていて、遠くの位置から画面の文字やアイコンをしっかり視認できるみたいな感じで捉えてOK
息を呑むほどの美しさってMacBook Proのディスプレイのためにある言葉だと思ってる。
sRGBの色域よりも広いP3に対ももちろん対応しているので、 特に、赤、黄、緑の系統の表現力いため、より豊かで色鮮やかに表現されています。
Macがデジタルシネマ業界などで使用されている理由がここにもあるよね!ちなみにガンマ。輝度を切り替えられる『リファレンスモード』にも対応
- 14インチモデルは14.2型(3024×1964ピクセル)
- 16インチモデルは16.2型(3456×2234ピクセル)
ノッチは継続・Face IDは非搭載のまま
従来モデルを踏襲したサイズ感で、ノッチ(画面上部の切り抜き)も継続。
ノッチ部分には「FaceTime HDカメラ(インカメラ)」も継続搭載されているが、Face IDは非搭載のまま。
※1080p FaceTime HDカメラ
せっかくノッチ採用するなら、そろそろFace ID搭載してほしいところでもある。Apple Watchでシームレスにロック解除できるけど、ない人対策もほしいな。
ノッチ部分メニューバーと重なる配置で、操作時に通り抜けできるけど相変わらず見切れるのはあまり好きじゃない。
慣れるけど、あくまでも慣れるだけであって、操作性は良くないし。なんか邪魔なんだよなぁっていつもなる。
ノッチがあるだけで、アイコンにしてもMacBookってわかるのはすごいけど、この筐体とノッチはやっぱり相性良くない気がするのはボクだけじゃないはず。
アプリが多い場合に項目の一部がノッチに隠れる仕様はメニューから変更可能。
Finder→アプリ→該当アプリを右クリック→情報を見る→内蔵カメラの下に収まるようにサイズ調整
この操作でノッチ内に項目が隠れないようにすることは可能。
8|ディスプレイ出力
ディスプレイ外部出力は、HDMI2.1もしくはThunderbolt 4(USB-C)×3のいずれかを使用して出力。DP(DisplayPort)はなし
M2 Pro MacBook ProはThunderbolt 4(USB-C)を3基備えている
よって、CalDigit TS4のようなドッキングステーションがあれば、なんなくUSB-Cポート1基使えばなんでもできる仕様。
旧型のM1 Pro/M1 Max MacBook Proとの比較
MacBook | 外部モニター 最大枚数 | スペック |
---|---|---|
M2 Pro MacBook Pro | 2枚 | HDMI:8K/60Hz(または4K/240Hz) Thunderbolt 4:6K/60Hz・4K/144Hz |
M2 Max MacBook Pro | 4枚 | HDMI:8K/60Hz(または4K/240Hz) Thunderbolt 4:6K/60Hz・4K/144Hz |
M1 Pro MacBook Pro | 2枚 | HDMI:4K/60Hz Thunderbolt 4:6K/60Hz・4K/144Hz |
M1 Max MacBook Pro | 3枚(14インチ) 4枚(16インチ) | HDMI:4K/60Hz Thunderbolt 4:6K/60Hz・4K/144Hz |
HDMI2.0→HDMI2.1の恩恵を受けて8K限界突破しているのがM2 Pro/M2 Max。
9|スピーカー
6スピーカーサウンドシステムでフォースキャンセリングウーファーを備えたワイドなステレオサウンド
M1 Pro/M1 Maxの頃から、このスピーカーは絶賛されていましたが、本機も同様にノートPCからの音質とは思えない迫力あるサウンドは健在。
大きな進化はなく、クラムシェルモード時の音はやっぱり籠もっているのでとてもじゃないけど、聞ける感じではない。
クラムシェルで使用するなら、Audioengine A2+のようなApple製品と親和性の高い外部スピーカーは必須。
10|内蔵SSD
512GB、1TB、2TB、4TB、8TBから選択可で、書き込み速度が高速化・読み込み速度微妙に低速化
SSD性能は書き込み速度が高速化されたものの、読み込み速度がなぜか低下しましたが、体感速度はほぼ変わらないくらいの誤差といえるノイズ程度。
そう言えば、M2 MacBook Airは256GBモデルは、読み書きともに半分くらいの速度になってたんですよね。
原因は、NANDフラッシュメモリチップが1つになったことによる影響。
これらのような技術的な問題がなんかしら影響しているかは不明だけど、M2 MacBook Airほど明らかな速度低下とかではないので、気にすることはなさそう。
11|キーボード
シザー構造の「Magic Keyboard」を搭載
キーボードは安定感が高いと良い評判が多い、古き良きシザー構造の「Magic Keyboard」を採用。
未だにペチペチバタフライが好きな人も多いけど、故障率を考えるとこのシザーが最適解だろうからしょうがないね。
とはいえ、昔の感覚のシザーってよりはよりソフトな打鍵感で、長時間タイプも疲れにくい。
指先にしっかり感触も伝わるので、癖がかなりすくないので万人受けキーボードと言える。
Touch IDは継続で精度も変わらない
近年のMacBook Air/Proと言えば、忘れてはいけない「Touch ID」がある。
指紋登録して、ロック解除からApple Payの支払い、Appのダウンロードなどすべてが指一本でできるようになるアレです。
この完成度はずっと高く、旧モデルから進化は感じないけど、あって安心の機能の1つ。ちなみにTouch Barはなし。
トラックパッドも従来と同じ
トラックパッドもM1 Pro MacBook Proなどと同様の感圧センサ−4基搭載。
指の圧力を感知すると「タプティック・エンジン」を振動させて、自然に押した感覚を指先に伝えてくれる心地良いトラックパッド。
この疑似クリックのような仕組みが、本物さながらのようなクリック感を実現しているよ!
12|バッテリー
- 最大18時間のApple TVアプリのムービー再生
- 最大12時間のワイヤレスインターネット
- 70Whリチウムポリマーバッテリー
70Whリチウムポリマーバッテリーは、旧モデルM1 Proと変わらないが、バッテリー持続時間の理論値はそれぞれ1時間伸長した。
M1 Pro MacBook Proの数字
- 最大17時間のApple TVアプリのムービー再生
- 最大11時間のワイヤレスインターネット
バッテリー容量が増えていないのに、連続使用時間が伸びた理由はAppleシリコンすなわりM2チップの省電力性能の向上によるものだ。
Appleシリコンが採用されはや3年が経とうとしているが、進化の賜物であると考えれる。
M1 Pro MacBook Proは外出先で使用すると、思った以上にバッテリー消費がはやかったから、これは嬉しい!!
個人的にはバッテリー伸びはかなりうれしかった
これあまり言う人がいないかもだが、ボクはバッテリー伸びがかなりうれしい。
旧型 M1 Proを1年少しほぼ毎日10時間以上使用して、バッテリーが80%くらいにヘタっているのもあるが、M2 Pro MacBook Proがバッテリー1時間伸びた恩恵を強く感じる。
外で一日作業をしてみたが、バッテリーの持ちが体感1.5倍はある感じ。MacBookモバイルバッテリーが不要になる日もそう遠くない未来かも。
13|付属品
- 14インチMacBook Pro本体
- 67W USB-C電源アダプタ(10コアCPU搭載M2 Pro)
または96W USB-C電源アダプタ(12コアCPU搭載M2 Pro、M2 Max) - USB-C – MagSafe 3ケーブル(2 m)
ボクの場合、MagSafe 3ケーブルは外出先専用の充電ケーブルと化すのですが、これが本当に使いやすい。
ただ残念なのが、自宅でも使用したくてもできないのは外部モニター出力に非対応だから。
いつかMagSafe 4とかに進化して、外部モニター4K 60Hz対応とかになったら歓喜する人もめちゃくちゃ多いはず。
それまでは充電専用ポートとしてゴリゴリ使用する。
充電器は悪いことはいわないサードパーティ製を買うべき
ちなみに、Apple純正の充電器は「所有欲を満たす」以外にボクのようなガジェットブロガーが「充電器比較する対象機」用途しかない。
「大きくて重たい」リンゴマーク以外なんのメリットもない、全くおすすめできないApple純正充電器。
それでも昔はApple純正充電器を使用せざるを得なかった。10年前までは純正充電器以外、怪しい充電器ばかりだったし、そもそも根本からMagSafeがくっついてるモデルもあったからね。
しかし、今はAnker充電器を皮切りにサードパーティ製のMacBook充電器がめちゃくちゃ優秀なので、MacBook Pro購入と同時に購入したほうが良い。
M2 Pro MacBook Proのデメリット
デメリットは自分のようにM1 Pro MacBook Proを持っている人と持っていない人で全然違うと思う。
M1 Pro MacBook Proを持っている人目線で書くM2 Pro MacBook Proのデメリットは以下のとおり2つ。
- マイナーアップデートしかしていない
- 価格が上がりすぎ
マイナーアップデートしかしていない
これまでのレビュー通り、体感進化したのか進化してないのか、わからないレベルです。
HDMIが2.0→2.1になっても、CalDigit TS4のようなドックを介してUSB-C1本で外部モニター接続から何から何まで接続している人は使わないし…
Bluetoothも5.3になったとはいえ、5.0で十分距離も確保、安定もしていたので、乗り換え民は乗り換えメリットがほぼありません。
ボクのようにメモリ16GBで足りない!とか、ストレージが512GBはまずかった。みたいな人以外ははっきり言って乗り換えなくていいかと。
外見もかわらないから所有欲も満たされないのもあるよね!
価格が上がりすぎ
これはAppleがどうのこうのではなく日本の為替の問題。
現在は、長らく越えれなかった1ドル125円の壁を突破してから、円安まっしぐら。おかげで、Apple製品も大幅値上げになっています。
ボクがM1 Pro MacBook Proを購入したときは「239,800円」だったのがM2 Pro MacBook Proだと「288,800円」
その差が約5万円。ひぃかなり高くなってる…
これは為替や株、世界情勢の情報収集が好きな自分情報ですが、今後の日本を考えると多少の乱高下はあるとはいえ円安基調は間違いないので、今でも安く買えた!って時代になりそうな予感。買いたい人は今買っておくのがベスト!
本機の2つのデメリットは、旧型のM1 Pro MacBook Proとのスペック比較を見ればわかります。
M1 Pro/M1 Max MacBook ProとM2 Pro/M2 Max MacBook Pro【スペック比較】
項目 | M1 Pro | M1 Max | M2 Pro | M2 Max |
---|---|---|---|---|
CPU | 高性能6+高効率2 0r 高性能8+高効率2 合計8コアor10コア | 高性能8+高効率2 合計10コア | 高性能6+高効率4 0r 高性能8+高効率4 合計10コアor12コア | 高性能8+高効率4 合計12コア |
GPU | 14コアGPU 16コアGPU | 24コアGPU 32コアGPU | 16コアGPU 19コアGPU | 30コアGPU 38コアGPU |
Neural Engine | 16コア | 16コア | 16コア | 16コア |
RAM (メモリ) | 16GB 32GB | 32GB 64GB | 16GB 32GB | 32GB 64GB 96GB |
メモリ帯域 | 200GB/s | 200GB/s | 200GB/s | 400GB/s |
ストレージ | 512GB 1TB 2TB 4TB 8TB | 1TB 2TB 4TB 8TB | 512GB 1TB 2TB 4TB 8TB | 1TB 2TB 4TB 8TB |
バッテリー | 最大17時間駆動 | 最大21時間駆動 | 最大18時間駆動 | 最大22時間駆動 |
ポート | SDXCカードスロット HDMI2.0 3.5mmヘッドフォンジャック MagSafe 3 Thunderbolt 4×3 | SDXCカードスロット HDMI2.0 3.5mmヘッドフォンジャック MagSafe 3 Thunderbolt 4×3 | SDXCカードスロット HDMI2.1 3.5mmヘッドフォンジャック MagSafe 3 Thunderbolt 4×3 | SDXCカードスロット HDMI2.1 3.5mmヘッドフォンジャック MagSafe 3 Thunderbolt 4×3 |
Bluetooth | 5.0 | 5.0 | 5.3 | 5.3 |
ディスプレイ | Liquid Retina XDR ディスプレイ | Liquid Retina XDR ディスプレイ | Liquid Retina XDR ディスプレイ | Liquid Retina XDR ディスプレイ |
輝度 | 最大1,000ニト持続時 1,600ニトピーク輝度 | 最大1,000ニト持続時 1,600ニトピーク輝度 | 最大1,000ニト持続時 1,600ニトピーク輝度 | 最大1,000ニト持続時 1,600ニトピーク輝度 |
外部ディスプレイ | 最大2枚 | 最大4枚 | 最大2枚 | 最大4枚 |
トランジスタ | 337億個 | 570億個 | 400億 | 670億 |
わかりやすくアップデートして進化したポイントを赤文字え表示していますが、ご覧のとおり本当にちょっとした成長を感じる程度。
この性能差に±5万円の価値があるのか、どうなのかというところが本機へ乗り換えたり、購入する基準となりそう。
M2 Pro MacBook Proはこんな人におすすめ
旧型のM1 Pro MacBook Proを持っているボクからみた新型M2 Pro MacBook Proはこんな人におすすめ。
こんな人におすすめ
- USB-CやSDカードなどを良く使うので強烈なインターフェイスが欲しい
- 長尺・長時間4K動画編集をする
- 基本アプリ・ブラウザは出しっぱなしでマルチタスクをゴリゴリする
- デュアル、トリプルなどのマルチディスプレイ環境で作業をする
- 自宅・職場・外出先など使用場所が決まっていない
- intelチップのMacBook Proを使用していて動作がきつくなってる
このような方がM2 Pro MacBook Proを購入するのにおすすめです。
Mac買い替え時期の人は、買い替え時にやるべきこと5つをしてから、M2 Pro MacBook Proを買うと良いですよ!
ライトユーザーならM2 MacBook Airで十分
M2 MacBook Airこんな人におすすめ
- 基本的にライトな使用方法
- ファンレスでも良い
- MacBookで一番人気のマシーンが欲しい
- 持ち運びに便利なサブMacBookを求めてる
- 初心者でも使いやすいMacBookが良い
M2 MacBook Airは、主にライトユーザー向けと言われているけど、Appleシリコン搭載のMacBook Airははっきりいて化け物マシン。
4K動画編集や高画質大ピクセルをPhotoshopで何十枚も編集するような作業をしない人や、※外部モニター複数使用、マルチタスクをガンガン使用しないならM2 MacBook Airで十分です。
※M2 MacBook Airはスペック上の問題で基本的に外部モニターは1枚出し
価格重視なら美中古のM1 Pro MacBook Proで十分
M1 Pro MacBook Proこんな人におすすめ
- 基本的に重たい作業中心やマルチタスクをする
- M2 Pro MacBook Proより価格を抑えたい
- 自宅・外出・職場どこでもメインマシンとして使用したい
- 良い中古が見つかった(現在公式では新品販売なし)
本機M2 Pro MacBook Proのレビュー内でも幾度となく比較で挙げた旧M1 Pro MacBook Proがあれば、ほとんどの人は本機M2 Proへの買い替えは不要。
これからM1 Pro MacBook Proを購入する方は、Apple公式では新品販売が終了しています。
よって、購入が困難な状態なのであればラッキーな状況。
新品が見つからない場合は、MacBook安く買う方法でも紹介しているAppleユーザー御用達のイオシスの美中古やAmazon整備済み、Apple公式整備済み(Rリーベイツ経由)にあれば買いですよ!
Apple公式ストアで購入する場合は楽天リーベイツを経由することで、1%ポイントバック!
Apple Store(オンライン)で購入の際は損しないように楽天リーベイツを経由することをお忘れなく!
関連 MacBookは中古と新品どっちが良い?中古購入時の注意点・デメリットも紹介
M2 Pro MacBook Pro レビュー【まとめ】
M2 Pro MacBook Pro レビューでした。
- 正当進化といえば正当進化
- Appleシリコン(M2 Proチップ)の努力の賜物が詰まってる
- M2 Pro,M2 Maxを持っておけば作業でほぼ困ることはない
- 使用者によって活かせるハイスペックがウリ
- マイナーアップデートしかしていない
- 価格が上がりすぎ
旧型M1 Pro MacBook Proから大きな進化・変化はなかったものの、着実に積み上げてきた感じのあるM2 Pro MacBook Pro。
わざわざ、30万円以上投下して買い換える必要は正直不要だと思う。
ただ、現状のMacBook Proスペックに満足していない人や、旧型MacBook Proがいよいよ買い替え時って方は検討して損なし!
気になる人がいたら、MacBookをお得に買う方法からゲットしてみてください!
ではまた!
自身が求めているMacBookをしっかり探すためにもMacBookのおすすめモデル・スペックから選び方を確認しましょう↓
ほしいMacBookのモデルを把握できたらとにかく安く購入して、お得にMacBookをゲットしよう↓
一緒に買いたいもの
M2 Pro MacBook Proを買ったなら、「安全に使用するため」「より便利かつおしゃれにするため」にMacBookおすすめのアクセサリーを購入するとQOL上がりますよ!
アクセサリー・周辺機器のすべてを買えなくても、保護フィルム・ケース・ハブ・スタンドなどこの辺りはほぼ必須のアイテムなので参考にしてください。
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