drip・HALF DAYPACK(ハーフデイパック)長期使用レビュー|再販を待ってでも欲しくなる秘密があるiPad用バッグ【新版素材】
※当記事内で紹介しているリンクは一部Amazonアソシエイトリンクがあります
iPad好きの間で話題となり、初回は数分で完売したdripのHALF DAYPACK。
いま購入できるのと同じ新版素材のHALF DAYPACKをレビューしていきます。
この記事はコビガジェライフ運営者のこびぃくんの友達でApple製品好きの私ふわりが書きます!
HALF DAYPACKは、ストーリーのあるアイテムづくりを展開しているdripが2年半弱かけて開発したiPad用のバッグです。
制作過程からSNSで話題でしたが「バッグとしては実際どうなの?」と気になっていた方も多いはず。
わたし自身、話題先行なだけかな?と思いました。ですが「iPadを気軽に持ち運びしたい」という悩みとバッグへの興味の方が大きかった。
発売時の争奪戦に2回敗退したのち、新版素材の第一便でようやくお迎えできました。
3か月ほど一緒に過ごしたので、よかった点・気になった点をレビューします。
ちなみにわたしはお迎えしてよかった!気になる点はありつつも対応できる範囲内で「めっちゃ身軽になった」というメリットの方が大きかったです。
機能や特徴、よかった点を知るとdripならではの工夫に気づき「再販を待ってでも欲しい」と思える秘密や理由がわかります。
こんな人におすすめ
- サコッシュだと収納量が物足りない
- バックパックより気軽なバッグが欲しい
- 持ち運びたいiPad・タブレットは11インチ以下
- 自転車・電車移動が多い、街歩きが好き
- ミニマルなデザイン・ファッションが好き
特に自転車や電車移動が多い人・街歩きが好きな人なら、iPadを持ち歩かない人にも刺さるのではと思えるバッグです。
dripのHALF DAYPACKは2023年2月現在、公式オンラインショップで予約販売のみです。
それでは「drip・HALF DAYPACK」をレビューしていきます。
合わせて持ちたいアイテム3つも紹介しますね
drip・HALF DAYPACK(ハーフデイパック)の開発ストーリーを1分で紹介
ストーリーのあるモノづくりに定評があるdrip。「HALF DAYPACKができるまで」を約1分で紹介します。
「iPadを気軽に」2019年開発スタート
HALF DAYPACKは「iPadをオン・オフ関係なく気軽に持ち運べるバッグ」がコンセプト。dripとコラボしたのはミニマルデザイン好きの間で有名な YouTuber・ブロガー・コンテンツプランナーのトバログさんです。
完成までにかかった期間は2年半弱
dripの企業コンセプトでもある「いま自分たちが欲しいモノ」を追求し、1年半繰り広げられたサンプルラリー。プロジェクトスタートからHALF DAYPACKの完成までにかかった期間は2年半近く!妥協なく細部まで想いが込められていることが感じられます。
数分で完売した初回販売
初回販売は数分で完売するほどの大争奪戦。
現在は入手しやすいよう「在庫が確保され次第予約販売」というかたちを取られています。
わたしは争奪戦に2回連続敗退。CODURAツイルからCODURAバリスティックナイロンに素材変更された第一便でようやくお迎えできました。
今回お届けするレビューは「いま買えるHALF DAYPACK」と同じ素材です!
drip・HALF DAYPACK (ハーフデイパック)のスペック
drip・HALF DAYPACKの基本情報・スペックは以下のとおりです。
スリーブに収納できるiPad・タブレットは11インチ以下です!
項目 | 詳細 |
---|---|
メーカー | drip |
製品名 | HALF DAYPACK(ハーフデイパック) |
素材 | (旧版)CORDURAツイル (新版・2022.11〜)CORDURAバリスティックナイロン |
重量 | 約350g |
収納 | 外側:背面ポケット 内側:タブレットスリーブ・前面収納 |
ジッパー | 止水ジッパー、引き手素材は熟成レザー |
本体サイズ | 29×21×13cm |
収納部サイズ | タブレットスリーブ:26×21×2cm(11インチ以下対応) 前面収納:30×23×11.5cm 背面ポケット:14×13cm、マチなし |
ショルダーストラップ | バックル仕様・幅5cm |
色 | ブラック |
本体サイズはカタログ値がなかったため、背面の底部・前面収納の最も厚みがあった部分で実寸を表記しています。
そもそもiPadにケースが必要か疑問な方はコビガジェの「iPadの持ち運びはそのままよりバッグ・ケースに入れるべき理由」の記事が参考になります!
drip・HALF DAYPACK (ハーフデイパック)の機能と特徴
HALF DAYPACKの特徴は「タフなつくり・ノイズレスなデザイン・状況に縛られないシームレスな自由さがあること」です。機能にはdripらしさも散りばめられています。
タフ|アウトドアアイテムでも使われる素材
CORDURA®️バリスティックナイロン
本体素材は2022年11月発送分より変更がありました。いま買えるHALF DAYPACK の素材はCORDURAバリスティックナイロンです。
CORDURAバリスティックナイロンとは
CORDURA®️とはアメリカのINVISTA社から1967年にデビューした、耐久性の高さが特徴のファブリック素材シリーズ。バリスティックナイロンの強度は最高クラスで、防弾チョッキに採用されたことがあるほどです。THE NORTH FACEなどアウトドアメーカーのアイテムでも使われています。
ノイズレス|計算された「うるさくない」デザイン
止水ジッパー・ショルダー・バッグハンガー用フックの機能が、見た目のうるささや使用時のストレスといったノイズを軽減してくれます。
止水ジッパー
HALF DAYPACKは止水ジッパー採用でファスナーの金属部分が隠れる構造のため、耐水機能を向上させるだけでなく見た目のノイズを軽減。
CODURAバリスティックナイロンはカジュアルな印象ですが、止水ジッパーを組み合わせることで見た目の上品さがアップ。
カジュアルなコーディネートだけでなくキレイめのコーディネートにもなじみ、抜け感を作ってくれます。
引き手素材はdripが最も得意とする素材である熟成レザー。
引き手のサイズはわずか1×4cmですが、このささやかな部分にもこだわるからこそ、全体像で見たときに「他のメーカーとはなんか違う」となるんですよね。
熟成レザーとは
熟成レザーは天然のレザーにオイルを染み込ませたあと半年以上寝かせて完成させる、大切に育まれてできる素材。ツヤ感と深みのある色味が特徴です。drip製品ではMacBookスリーブやミニマルなコインケースのCHIPが有名です。
こびぃくんのCHIPのレビューは写真のクオリティが高くて、熟成レザーの質感がわかりやすいです!
ショルダー
dripらしさがひしひしと感じられるのがショルダーの機能。
ショルダー付け根に金属ループをはさむことでストラップにシワがよらず体にフィットします。
男性・女性・体型問わず合わせやすそう。考えられてる…!
デザインによってはベルト部分のシワが写真の例以上に目立つバッグもあるので、ファッションでもミニマル志向の人には刺さるポイントではないでしょうか。
長さが調節できるショルダーベルトは可動のストラップループ(レザー素材)がついており、余ったベルトが「たらーん」となりません。
ボディバッグは体の中央にショルダーストラップがくるので目立ちやすいですが、見た目のノイズが軽減されスッキリした印象になりますね。これ嬉しい!
バッグハンガー用フック
カフェやワーキングスペースを利用するときに出てくるバッグ置き場問題。わたしは心配性で、1人で出かけたときは「向かいの席にバッグを置く」ができないんですよね。
そんなときに活躍するのがバッグハンガー。HALF DAYPACKにはバッグハンガー用のフック機能があるのでつけっぱなしOK。いつでもさっと使えます。
注目していただきたいのがバッグハンガー使用時のHALF DAYPACKの向き。
テーブルの辺に対してHALF DAYPACKが直角になるよう設計されているので、スペースが狭くても「膝に当たって不快」といったストレスを回避できます。
出番が多いバッグに共通する点に「使っていてストレスが少ない」がある人は多いと思うので、かなり嬉しいポイントです!
バッグハンガーは、トバログさんが実際に試しながら開発されていたClipaが相性抜群です
\ 合わせて持ちたい① /
バッグハンガー
バッグハンガーはClipaがおすすめ。「付け替えがかんたん・シンプルデザイン・カラー展開あり・15kgの重さに耐える力あり」で超便利。HALF DAYPACK以外のバッグにも合わせやすく、1つあれば安心です。
コビガジェの運営者、こびぃくんがClipaのレビューをわかりやすくまとめてくれています!
関連 Clipa2レビュー
シームレス|場所や状況を選ばず使える自由さ
収納力の高さ・絶妙なサイズ感が、シーンを選ばず使える自由さといった特徴をつくり出します。
メッシュカバーがある前面収納
前面収納はマチが11.5cm。収納力は見た目以上にあると感じる人が多いかもしれません。
大判ストール(72×206cm)とFUJIFILM・X100Fのカメラを入れても余裕があります。
荷物をたくさん入れても見た目がスマートなのも高評価。HALF DAYPACKの名前のとおり、半日程度のお出かけなら手ぶらで移動できる自由さ・気軽さがあります。
前面収納はスーツケースのように一面を保護するメッシュカバーがあります。
バッグハンガーでぶら下げた状態でHALF DAYPACKを開けても、荷物が急に飛び出してくることはありません。
大切なものや小さなものはスリーブ側に入れておけば、バッグの中でモノが迷子になりにくくていい!
ユニセックスで使える絶妙なサイズ感
HALF DAYPACKは男女問わず、いろんなシーンで使えるサイズ感です。
181cmの男性だとこんな感じ。
ショルダーストラップ部分はまだ余裕があります。
153cmの女性だとこんな感じ。背負われている感なく使えます。
HALF DAYPACKはサコッシュ以上バックパック未満の絶妙なサイズが特徴。iPadと貴重品・プラスアルファの荷物がスッキリとまとめられます。
性別や状況を限定せず、シームレスな使い方ができますね。
drip・HALF DAYPACK (ハーフデイパック)のよかった点・メリット5つ
わたしがdrip・HALF DAYPACKに感じているいい点・メリットは5つあります。
①自転車移動が快適
自転車をゆっくり走らせながら景色を見たり、雑貨屋さん巡りをして過ごす休日。カフェではiPadで読書がしたい。HALF DAYPACKはそんな時間を過ごすのにぴったりのサイズです。
- 普通のショルダーバッグだと自転車移動時に体からずれてくる
- コンパクトなボディバッグだとiPadが入らない
- バックパックを背負うほど大げさにしたくない
バッグ選びでずっと困っていたプチストレス3つがHALF DAYPACKで解消できました。
手持ちの荷物が少なければ、メッシュカバーのある前面収納に買ったものをポンポン入れていけるので買い物中も身軽に過ごせます。
わたしは、コンパクトになるマイバッグをいつも忍ばせて、急に荷物が増えても&他の荷物と分けたいものができても対応できるようにしています。
\ 合わせて持ちたい② /
Shupattoのdrop
マーナのShupattoは、ぴん!と引っ張るだけでコンパクトにたたみやすいマイバッグ。中でもDropシリーズはコンビニやスーパーの袋と同じ縦型の形で使いやすく、ニュアンスカラーがかわいい。12リットルサイズが汎用性が高くておすすめです。
②出張・旅行時のサブバッグに便利
出張や旅行など手荷物が増えやすい長時間移動のとき、HALF DAYPACKは便利です。
新幹線や特急を利用するとき直前に飲み物やお菓子を買うと、細々した手荷物が増えて両手がふさがるのがプチストレス。
HALF DAYPACKの前面収納はマチが11.5cmと深く、ペットボトルやパン・おにぎり・お菓子など、向きが気にならないものなら入れておけるので手荷物を減らせます。写真の量で7割くらい。
ちなみに炭酸はお気をつけください。歩いている間、静かにシェイクされ続けます。わたしは一人で行ったセミナー会場で、無事プロ野球チーム優勝のビールかけ状態になりました…
車内でも便利!
電車内ではiPadの出し入れが気軽でスムーズ。お手洗いに立つときなどはHALF DAYPACKにさっとしまえて一緒に持っていけるのが便利で安心です。
移動中にiPadを使うならAirPodsの併用がおすすめ。iPadとの連携がスムーズで、動画を見るときや耳栓代わりの使用に便利です。
\ 合わせて持ちたい③ /
AirPods
AirPodsはiPadはじめApple製品との相性が抜群。イヤホンを取り出すだけでiPadやiPhoneとスムーズに連携できます。いまから買うならノイキャン性能が高いAirPods Proがおすすめです。
こびぃくんのAirPods Pro(第2世代)レビューを読むと音質やノイキャンの進化がわかり、興味津々です!
③多少の雨でも使える
大切なiPadを収納するバッグなので、雨への耐性は気になるところですよね。まだ雨で使ったことがなかったので、実験してみました。
霧吹きで、雨に当たりそうなところをぬらしていきます。
止水ジッパーがいい働きをしてくれてる!
HALF DAYPACKの表面をぬらし、10分後に開封。
カメラ・ストール・財布・AirPods・iPadともに、水濡れはありませんでした。
中身を取り出してみましたが、本体生地裏面への浸水もなし。
CORDURAバリスティックナイロンは完全防水ではありませんが、にわか雨のときなどは雨宿りまでの間なんとか耐えてくれそうです。
④気軽にiPadが持ち出せてどこでも作業ができる
モノに住所が決まると、いつもそこにしまってあげたくなります。
そんなわけでHALF DAYPACKを使い始めてから「外出時はとりあえずiPadも持っていく」ことが増えました。
結果、すき間時間を活用しやすくなり、以前より効率よく時間を使えています。
急な待ち時間ができてもHALF DAYPACKをカンガルーのように抱っこすれば、椅子ひとつでiPadが使えます。MacBookほど本格的な作業はできませんが、省スペースでどこでも作業できるのは魅力的。
写真の日は、20分の待ち時間の予定がなんと2時間に延長。普段なら怒ってしまうところですが、帰宅後にする予定の作業をiPadですべて終えられ得した気分になり、けんかは回避できました。
ちょっとした買い物だけでMacBookを持っていくことはないので、気軽に持ち運べるHALF DAYPACK&iPadだからこそのメリットだと感じています。
⑤いろんなコーディネートになじむ
「オールブラック・メインはカジュアル素材・ワンランクアップの止水ジッパー」の組み合わせの効果で、キレイめ・スポーティー・カジュアルと、いろんなコーディネートに合います。
コットンやウール、リネンなど、上半身に天然系の素材をもってくるとリラックス感を出せて相性が良さそう。ゴアテックスなどアウトドア系のアウター素材ともなじみます。
コットンの白シャツは、素材は仲良し・色はコントラストありで、さわやかな印象を楽しめますね。
以前、dripのInstagramで女性インターンの方がショルダーを長くして斜めがけバッグのように使っているのを見かけたので、合わせ方・楽しみ方はもっと可能性があるかもしれません。
drip・HALF DAYPACK (ハーフデイパック)の気になる点・デメリット3つ
dripのHALF DAYPACKを3か月以上使用してきて、気になる点が3点あります。
わたしなりの対処法も紹介しますね。
①背面ポケットが使いにくい
背面ポケットのファスナーは開く方向が通常と逆で、右→左に開く仕組みです。
理由は左肩にかけたとき、自然に開けやすくするため。
めちゃくちゃ考えられた機能ですよね。だけど…惜しいっ
大きさは14×13cmでiPhone13miniがギリギリ入るサイズ。ですがマチがない&すぐ裏がiPadスリーブの保護素材でかたく、パツパツ…
iPhoneは出し入れする機会が多く、使いにくさが勝ってしまいました。
対処法
何を収納するとベストか模索した結果、わたしは現在のところ鍵入れで落ち着いています。
鍵でも出しにくさを感じることがあるので、頻繁に出し入れしたいものの収納には向かないかもしれません。
②バックルが硬く感じる
握力の問題でしょうか…バックルを外すとき内側に力を込めるのに毎回苦戦しています。
ぐっと力を込めれば自然と外れる仕組みでかんたんなはずなのですが、毎回指が痛い…
対処法
結局、バッグを体から離したいときは、ショルダーベルトをゆるめて対処しています。
ショルダーの調節は角度を変えるだけでスルスル動き、力入らずです
③汚れが詰まりやすい&目立ちやすい
黒の宿命、そしてCODURAバリスティックナイロンの特性上、仕方ないことですが砂粒のような小さな汚れが詰まりやすく、特に白い汚れが目立ちます。
今回掲載した写真も、素材が大きく映るものは小さなほこりを飛ばしてから撮影しました。
対処法
本来のお手入れ方法とは異なりますが、拭くだけで落ちない詰まり系の汚れにはPCメンテナンス用のエアダスターが便利です。
【まとめ】dripのHALF DAYPACK (ハーフデイパック)・新版素材レビュー
dripのHALF DAYPACKのレビューをまとめると、おすすめできるのはこんな人です。
- サコッシュだと収納量が物足りない
- バックパックより気軽なバッグが欲しい
- 持ち運びたいiPad・タブレットは11インチ以下
- 自転車・電車移動が多い
- ミニマルなデザイン・ファッションが好き
使いたいシーンや条件に当てはまるなら、性別・体型を選ばず使えるのがHALF DAYPACKの魅力です。
\ 在庫確保され次第予約販売 /
予約期間まで待てない!という人は、おすすめのiPadケースがコビガジェ・こびぃくんの記事で紹介されているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
関連 iPadの持ち運びはそのままよりバッグ・ケースに入れるべき理由|おすすめバッグなど
手持ちのバッグと合わせやすいケースも紹介されています!
合わせて持ちたいアイテム
- バッグハンガー
- Clipa がおすすめ
- コンパクトなマイバッグ
- Shupattpのdrop がおすすめ
- AirPods
- AirPods Pro がおすすめ
3つのアイテムを組み合わせると、HALF DAYPACK・iPadはさらに使いやすくなりますよ。
あなたのiPadライフが、さらに楽しいものとなりますように。
※当記事内で紹介しているリンクは一部Amazonアソシエイトリンクがあります