【見本あり】DIYに使うワトコオイルはどの色が人気でおすすめか色の違いを比較|使用木材によって雰囲気がかなりかわる
※当記事内で紹介しているリンクは一部Amazonアソシエイトリンクがあります
素人DIYで木材加工から、塗料を塗って…と、この過程で「人気のワトコオイルにしたいけど、どんな色なんだ?」問題。この記事で解決できます。
ボクは、本業の関係で材木・土建屋さんとつながりがあり、色々教わったことがありまして、その経験をもとに過去ツーバイフォー(2×4)材 を使ったDIYに一時ハマっていました。
今回は、久しぶりにDIYでワークルーム(デスクルーム)用のデスク天板をDIYすることになったので、せっかくならと思いワトコオイル全種類買って、人気木材を5つほど揃えて議事録的にこの記事に残したいと思います。
用意したサンプル木材は、「杉・タモ・アカシア・ゴム・ウォルナット」の5種類用意してます。
デスク天板を集成材で作る予定だったので、杉(無垢)以外の4種類の木材はすべて集成材です。
この板に、ワトコオイルの全8カラー塗っていきます。
ワトコオイル全8カラー
- ナチュラル
- ホワイト
- ミディアムウォルナット
- ダークウォルナット
- エボニー
- ドリフトウッド
- チェリー
- マホガニー
これからワトコオイルを使ってDIYをする方は、ぜひ参考にしてくださいね!
サクッとカラーを確認したい人はこちら↓
※天板をつくるだけなら200mlのミニサイズで十分足りる
人気のワトコオイルとは
DIY初心者から上級者まで人気のオイル「ワトコオイル」は、木材の内部に浸透する油性塗料です。
表面に塗膜を形成するペンキやウレタンとは異なるため、木材が保持する質感や見た目、肌触りを残せるので木材本来の美しさを引き出せます。
また、ワトコオイルは、亜麻仁油をベースにしているため、身体にも優しく塗料によくあるホルムアルデヒドなどを含まない上質なオイルで人気があります。
塗った箇所への保護機能も働くので、家具のメンテナンスにもよく使用されてます。
ワトコオイル×各種木材の違いを比較【見本】
ワトコオイルは全8カラーと未塗装の1種類で合計9種類の木材の状態を確認していきます。
順に見ていくので、気になったオイルをゲットしてください!
※ちなみにワトコオイルはホームセンターにも売っていますがボクが調べた限りではAmazonの方が安かったです
塗装環境は「マルトクさんのサンプル木材、サンディング済み、2度塗り」です。
1.未塗装
木材のみの状態。ここに好みのオイルを見つけて塗布していくのがDIYの楽しいところ。
2.ナチュラル
ワトコオイルのナチュラルは、木材が本来持っている木目をより際立たせて、鮮明に美しく魅せるように使いたい人にベスト。
選択した木材の木目を良さを最大限に活かすためのオイルとして、ナチュラルは相性が最高です。無印家具好きの人なんかこのオイルで良いと思いますよ。
どのオイルがいいかわからない、失敗したくない、って人はナチュラルがおすすめです。
3.ホワイト
ワトコオイルのホワイトは、塗ると木材が今流行りの韓国風家具?みたいな色身・色調に変化します。
元々白っぽい杉や白節のあるようなアカシアに塗ると、塗る前とさほど変わらない色味を保ちつつ、木目だけ際立つ。フワッとさせつつもキリッとしたメリハリある家具が作れます。
逆に、ウォルナットのような濃い木材やタモみたいに木目が細かくパリッとした木材に塗ると、ただぼやけるような印象になるのでおすすめしません。
4.ミディアムウォルナット
ワトコオイルのミディアムウォルナットは、ド定番オイルの1つ。ナチュラル同様に迷ったらまずこれにすればOK!って言えるオイルです。
個人的には、無難なデスクや家具を作りたいならミディアムウォルナットを塗っておけば、ダサくなることはありません。
木目を際立たせつつ、色濃くなりながらも清潔な印象を持てる万能カラーがこのミディアムウォルナットです。
デスクDIYとかでも1番人気カラーがこのミディアムウォルナットだと思うよ!※あくまでも個人ブログなどを見てる限りの体感値です
5.ダークウォルナット
ワトコオイルのダークウォルナットは、カメラ・ゲーム・オーディオと言った黒物家電周りとの親和性が高いカラーです。
集成材だと、木目のつなぎ目などにもオイルが浸透しているのがわかりやすく、「あ〜これ濃いオイルだなぁ」って一目でわかります。
元々濃い木材のウォルナットなんかは、かなり深いブラウンになるため、より深い色味が好みの方向けのワトコオイルです。
6.エボニー
ワトコオイルのエボニーは、木材に塗ると昔の家具に使われてそうな渋く、くすんだような色合いになります。
レトロな家具が好きな方なんかは、特に気に入る色味だと感じました。作る物によっては、重厚感・高級感が出るので、DIYでも人気があるカラーですね。
7.ドリフトウッド
ワトコオイルのドリフトウッドは、古材・廃材のような風貌に木材を変化させれる面白いオイルです。
ずっと野ざらしにされたかのような、くすみまくった色味になります。
ただ、杉無垢によくあるきれいな木目(ピンクのような場所)と合わさると若干不自然になるので、相性良い木材とそうじゃない木材の差が激しいなと感じます。
8.チェリー
ワトコオイルのチェリーは、木材・木目によって、赤⇄薄い茶色のような色味がでます。※画像のウォルナットのようにほぼ色味がかわらない木材もあり
単体だとどうしても使いにくく感じるカラーだけど、他のワトコオイルと混ぜることで色に深みを持たせより上品に仕上げることができるちょっと一振りスパイス的な立ち回りができるオイル。
ボクはワトコオイルのチェリー×ダークウォルナット×ミディアムウォルナットの3カラーを混ぜて天板を作ってるよ!(間もなく完成予定)
9.マホガニー
ワトコオイルのマホガニーは、ワトコオイルの中でも強烈な個性を放つオイルです。
塗った木材の殆どが、全面赤みを強烈にアピールしてきます。これを単色で使いこなすのはトータルバランスが重要で至難の技のはず。
素人ならワンポイトで使うのがベターで、他のオイルと混ぜて使用すると、赤みの強い茶色を作れます。こういう目的の人なら、ありなのがこのマホガニーでしょう。
無難に行きたい人はナチュラル・ミディアムウォルナットがおすすめ
使いやすくて人気なのが「ナチュラル」「ミディアムウォルナット」の2種なので、迷ったらこの2つのどちらかにしましょう。
初心者でも簡単にできる【ワトコオイルの塗り方・必要なモノ】
好みのワトコオイルを決めたら、ここでワトコオイルの基本的な塗り方を先に知っておくといいですよ。
ワトコオイル公式 ← ワトコオイル公式ページでも紹介してくれています
基本的な塗り方
初心者でもミスしないワトコオイルの基本的な塗り方は次のとおりです。
ワトコオイルの塗り方STEP6
- STEP①:必要なモノを準備する
- STEP②:サンディング
- STEP③:ワトコオイルを塗る
- STEP④:15分〜30分放置してウエスで拭き取りさらに1時間放置
- STEP⑤:重ね塗りをしてウェット研磨
- STEP⑥:拭き取り後24時間以上放置で完全乾燥して完成
順に見ていきます。
STEP①:必要なモノを準備する
必要なモノ一覧
- 木材
- ワトコオイル
- プラカップ
- サンドペーパー(180〜240番手)
※ボクはデスク天板作りの時180と240どちらも用意した - 耐水ペーパー(400〜600番手)
※ボクはデスク天板作りの時400と600どちらも用意した - できれば電動サンダー・難しければハンドサンダー
- 刷毛
- ウエス
順にリンクを置いとくので、必要なものを揃えてくださいね。
まず木材ですが、自分で調達したい場所からでOK。ボクはネットならマルトクや楽天市場をよく使用します。
ワトコオイル・プラカップ
ワトコオイルは好みのオイルを用意する
プラカップは使い捨てがベスト!Amazonや楽天で安くていいのがなかったので、プラカップは100均一やホームセンターで買ったほうがよさげ↓
サンドペーパー
サンドペーパーはよりよい手触りで完成させるためにも#180と#240どちらも購入するのがおすすめ。予算的に1つしか買えない場合は#240を買うべき
※電動サンダー用なので粉塵吸気口があるタイプ ないタイプはこちらから→サンディングペーパー(Amazon)
サンダ−
よりきれいに仕上げたいなら電動サンダー↓
そこまでこだわりない or 予算的にきついならハンドサンダー↓
※コーナンみたいなホームセンターから電動サンダーをレンタルもあり>>コーナンのレンタルページ
電動サンダーは1家に1台あると珪藻土マットを削るときに使ったり、サビ取りもできるから、ないならこの際買っても損しにくいよ!
ハケ
30mm/50m/70mmのサイズは塗るものが大きいなら大きいサイズにする。天板とかなら70mmあって良し
※刷毛は基本使い捨てなので使う分買うと良い
ウエス
ウエスはケチらないほうが良い。オイルの拭き取りがかなり重要!ボロボロのTシャツあるならそれでもOK
STEP②:サンディング
ハンドサンダーでも良いですが、余裕があれば電動サンダーをおすすめします。
削るのが素人ほど、仕上がりが全然違うから。電動サンダーだと初心者でも、高級家具のようなサラサラの手触りにしやすいです。
コツは、木目に沿いながらサンディングすることと、#180で整えてから#240でもう一度整えること。
※ヤスリは数字が大きいほど細目で表面がサラサラになる
「サンダーありなし」「ハンドサンダー or 電動サンダー」でかなり仕上がりが変わる↓
STEP③:ワトコオイルを塗る
ワトコオイルをハケで薄く塗る。(厚めに塗るのはベタつきの元になるのでNG)
STEP④:15分〜30分放置してウエスで拭き取りさらに1時間放置
浸透しきれなかったオイルが表面にでているので、ウエスで拭き取る。
この作業は後の完成度に大きく関わるので、しっかり吹き残しないように注意してください。
STEP⑤:重ね塗りをしてウェット研磨
ワトコオイルの厚塗りはNGですが、重ね塗りはOKです。むしろ、重ね塗りが基本。
1度目より薄く塗る(公式では3割程度と言われている)
拭き取るまえにウェット研磨(#400〜#600)することで、完成後によりさわり心地が高級家具のような上質なモノになります。
STEP⑥:拭き取り後24時間以上放置で完全乾燥して完成
最後にウエスで拭き取りを行い、24時間丸1日放置して、完全乾燥させる。
塗った面は、上向きにして何も触れないようにきをつけて放置してくださいね。
ワトコオイルを混ぜるとより好みの色味になる
ボクはこの記事をデスクの天板DIYをするついでに書いてるのですが、デスク天板にしたい色味がワトコオイル単色では出せませんでした。
そこで、以下の3カラー「ミディアムウォルナット・ダークウォルナット・チェリー」を用意して混ぜて使用。
色々ためしてベストだな!と感じた割合は、画像のコレ部分「ミディアムウォルナット2割:ダークウォルナット1割:チェリー1」ちょうど求めてた色味・風合いに近いです。
ボクは濃すぎない茶色ベースにしつつも、奥行きと深みが欲しかった。でも黄色感はそこまでいらなくて、高級家具や上質な家具に多い赤みをプラスしたいなと考えたわけ。
そこで、ダークウォルナットやミディアムウォルナット単体だと、どうしても黄色感の強さが残ってしまっていたので、チェリーを混ぜたらコレがまぁめちゃくちゃ好みの色味になったんですよね。
この色味で作ったデスク天板の記事ができたら、ここに貼り付けるので参考にしてください。
ワトコオイルでよくある質問
ワトコオイルを使用して、デスク天板や家具を作る時によくるある質問をまとめました。
- ワトコオイルでデスクを作りたいけど容量はどれくらい必要?
-
一般的な天板サイズだと200mlあれば余裕で足ります。床を6畳くらい全面に塗ったり、定期的にメンテナンスする場合は1Lの購入をおすすめします。
- 厚塗りしていいの?
-
ワトコオイルは浸透性の塗料なのでNGです。濃くしたいからといって厚塗りしても浸透しないので、濃く塗装する場合は重ね塗りの回数を増やしましょう
- オイルで塗る前はサンディングは必須ですか?
-
無くても塗れますがおすすめしません。木材の手触りがザラザラでオイルの色もきれいに浸透しないから。
ワトコオイルはどの色が人気でおすすめか色の違いを見本で紹介【まとめ】
ワトコオイルはどの色が人気でおすすめか色の違いを紹介しました。
気になるワトコオイルのカラーを手に入れて、自分好みの家具作成をしてくださいね!ではまた!
もう一度全カラーチェックする↓
※天板をつくるだけなら200mlのミニサイズで十分足りる
この記事で紹介した残りのアイテムはこちら↓
プラカップ
プラカップは使い捨てがベスト!Amazonや楽天で安くていいのがなかったので、プラカップは100均一やホームセンターで買ったほうがよさげ↓
サンドペーパー
サンドペーパーはよりよい手触りで完成させるためにも#180と#240どちらも購入するのがおすすめ。予算的に1つしか買えない場合は#240を買うべき
※電動サンダー用なので粉塵吸気口があるタイプ ないタイプはこちらから→サンディングペーパー(Amazon)
サンダ−
よりきれいに仕上げたいなら電動サンダー↓
そこまでこだわりない or 予算的にきついならハンドサンダー↓
※コーナンみたいなホームセンターから電動サンダーをレンタルもあり>>コーナンのレンタルページ
電動サンダーは1家に1台あると珪藻土マットを削るときに使ったり、サビ取りもできるから、ないならこの際買っても損しにくいよ!
ハケ
30mm/50m/70mmのサイズは塗るものが大きいなら大きいサイズにする。天板とかなら70mmあって良し
※刷毛は基本使い捨てなので使う分買うと良い
ウエス
ウエスはケチらないほうが良い。オイルの拭き取りがかなり重要!ボロボロのTシャツあるならそれでもOK