Narwal Freo レビュー|乾燥機と自動洗浄できる水拭き兼用2-in-1ロボット掃除機
ロボット掃除機メーカーの有名ブランドの1つ「Narwal」の高機能ロボット掃除機「Freo」をレビューしていきます。
- 掃除が嫌いな人
- ロボット掃除機の能力に懐疑的な人
このような人は特におすすめできるマシーンになってます。
2024年に向けて、10万円台で高性能ロボット掃除機を導入して、掃除から開放されたい!
Freoはそんな人にピッタリだったので、紹介していきますね。
※当記事内で紹介しているリンクは一部Amazonアソシエイトリンクがあります
Narwal Freoの製品概要
2016年に設立されたロボット掃除機メーカーの広東省を拠点とするNarwal(ナーワル)の大人気モデル「Freo」の特徴とスペックから見ていきます。
特徴
- 掃除機+水拭き+モップの洗浄+自動乾燥の全自動ロボット掃除機
- マップ自動生成の精度が高い
- 進路にある障害物を認識して侵入速度をコントロールする
- モップや汚水は手を汚さず管理・交換可能
- ミニマルデザインでインテリアにもマッチしやすい
- ステーションつきだが省スペースで設置可
本機に限らずロボット掃除機のミドルからフラッグシップモデルはモップの洗浄や乾燥まで行う全自動ロボット掃除機が増えてきましたね。
その中でも本機は比較的にボディがコンパクトなのが特徴的で、全部入りのロボット掃除機が欲しいけどスペース問題で悩んでいる方向けのロボット掃除機です。
スペック
サイズ | 35×35×10.5cm |
---|---|
おもさ | 4.5kg |
動作時間 | 180分 |
バッテリー容量 | 5200mAh |
段差昇降能力 | 20mm |
ダストボックス容量 | 480ml |
モップ加圧 | 木材:7ニュートン タイル:12ニュートン |
動作音 (約) | 掃除モード:53dB〜63dB 水拭きモード:48dB〜51dB 掃除&水拭き:57dB |
乾燥温度 | 40℃ |
モップ回転速度 | 分/180回 |
その他機能 | ・衝突防止 ・段差落下防止 ・チャイルドロック ・掃除スケジュール ・汚れ自動検知モップ |
Narwal Freoロボット掃除機のレビュー
結構大きなダンボールで届くので、狭い通路を通って搬入する方は先に障害物などを整理することをおすすめします。
付属品
付属品は充実しており、別途必要なモノはありません。専用の洗浄液も入っているのでセッティングしたらすぐに使えます。
メイン
- Narwal Freo本体
- ベースステーション
細かな付属品
- 電源プラグ
- 洗浄剤
- 回転ブラシ
- 浄水タンクフィルタースポンジ
- 取扱説明書
- クイックガイド
本体外観デザイン
本機の外観デザインを「本体」と「ベースステーション」でわけて紹介します。
本体
本体はシンプルホワイトデザインで、上部にはLDSレーザーセンサーが備わっていて、高速かつ正確なマッピングを実現します。
ロボット掃除機の側面ではなく上部にダストボックスが配置されているので、ラクに管理ができます。
自動で水拭き掃除ができるモップがついています。
サイドのキャタピラローラー(車輪)が屈強タイプで、約2cmまでの段差乗り越えに対応してます。
壁際のチリクズを細かくかき集めるブラシを左右につけれます。
片側だけのタイプがあるので、やっぱり左右にあるとより取り残しがなくなるので地味に嬉しいポイント。
進行方向には、TOF、障害物センサーと超音波センサーがそなわっています。
おかげで壁に当たる前に進路を変更できるし、目の前のゴミも認識してキレイに吸い取り可能。
ベースステーション(充電/モップ洗浄)
本機のステーションは充電できるだけではありません。
モップの汚れ具合に合わせてモップを自動洗浄したり、モップを継続するか否かの判断もする優れもの。
汚れ具合を認識できる機能は、ボクが使っている20万円するハイエンドモデルのロボット掃除機「DreameBot L20 Ultra Complete」にもない機能です。
効率が上がるし無駄に電力くわないので経済的にも優しい設計と言えますね。
モップ洗浄・乾燥部分は取り外しできるので、気になればパッと取ってすぐに洗えます。
ベースステーション上部は開閉式の蓋になっていて、右側にある黒い部分は液晶ディスプレイです。
アプリだけでなく、この画面を通じてもFreoの状態を把握できるし、何よりお年寄りや機械が苦手な人でも見やすくわかやすく作られています。
できることは以下のとおり。
- ネットワーク
- 洗浄液
- チャイルドロック
- おやすみモード
- スマート乾燥
上部に汚水タンクと浄水タンクがあり、中に洗剤を設置する場所があります。
側面も取っ手用にくぼみがあるだけで、非常にミニマルなデザインです。
エッジの効いたような箇所が見受けられないので、全体的に柔らかい雰囲気になってます。
背面にケーブルを差し込める穴がくぼみについてるので、挿し込んでコンセントとつなぐと通電。
ちょっと残念ポイントはケーブルを左右からキレイに逃がせるような場所がないので、壁際に設置する際は1cm~2cmくらい前に出ちゃいます。
サイズや設置場所の注意点
サイズは以下のとおり。
- 本体:35×35×10.5cm
- 充電ステーション:37×41.5×43.5cm
コンパクトに見える理由
ちょっと上の角度から見たらわかりますが、充電ステーションから本体が出っ張っていないんですよね。
これのおかげでインテリアにより馴染みやすく鳴る+コンパクトに設置できるようになってます。
ほとんどのステーション月のロボット掃除機は本体がステーションより前に飛び出しているモノばかりですね。
設置場所は余裕を持っておく
Freoを設置する場所の両サイドに30cm、前面に100cmのスペースを確保する必要があります。
実際に両サイド20cmとかで使ってみたけど、今のところ問題はなかったです。
ただし、本来は指定のスペースを確保しないとロボット掃除機本体がベースステーションに帰還できません。
可能であればメーカー推奨スペースを確保してください。
使用前にアプリを入れる
Narwal Freo
Yunjing Intelligence Innovation (Shenzhen) Co., Ltd.無料posted withアプリーチ
初期設定はクイックスタートを見ると5分くらいでできる
公式説明書にかいている手順とアプリを取って画面通りに進めるだけなので、クイックスタートに関してはここでは割愛します。
はじめての設置で不慣れでも簡単にできるので安心してください
Narwal Freoロボット掃除機を使用した様子
Narwal Freoロボット掃除機を実際に使用したときの感じを紹介します。
使用環境
- 集合住宅
- 2LDK
- 約65平米
- フローリング
掃除モード
Freoの掃除モードは何種類かあるのですが、Narwal推奨の掃除モード「Freoモード」を使用してみます。
最初の掃除を行うと同時にマッピングしてくれます。
さすがの10万円オーバーの本機。
マッピング機能も精度が高く、ボクが見て「ここは掃除できない」「ここは掃除できる」と思った部分が一致していくので、見ていて気持ちが良いです。
しかもマッピングはたった4分で完了したよ!数年前のロボット掃除機は30分くらいかかったし精度がそこまで高くなかったから、さすがNarwalの新型ロボット掃除機だわ。
あと、本機は弓字型走行かつ最大14cm〜最小5cmの重なるエリアを進行するため、より効率的に稼働していることも影響してます。
当たりまえレベルでゴミは取り切ってくれる
ロボット掃除機を使ったことがない人は、ゴミがめちゃくちゃ残るんじゃないの?って懐疑的な人も多いでしょう。
本機に限らず、有名所のロボット掃除機なら、人手の70〜80%くらいではきれいになります。
で、本機は体感ですが90%くらいはキレイになる感覚があるので、掃除に必要な機能が充実しているため、掃除満足度もかなり高め。
実際に壁際に残ったゴミの吸引力
まぁそのテールスイング機能とやらが本当にすごいの?ってことであえて壁際にゴミを集めてみました。
高性能ロボット掃除機でも壁際は苦手なマシンも多い中、Freoはサイドブラシを横にフリつつ、同寺に吸い上げるのでキレイになりやすいですね。
吸引力は3000Paと決して超強力ってわけではないけど、各種機能が充実しているので、吸引力以上にキレイになるのを実感できます。
実際に動いている本体を動画で確認
壁にガンガンぶつかることなく、最短距離を沿ってしっかり掃除しながら稼働してくれます。
掃除が終わったら報告あり
ロボット掃除機は掃除がおわると基本的に通知で教えてくれます。
Freoはさらにプラスαでどれくらい汚れていたのか。をエリアごとに色分けして教えてくれるんですよ。はじめて見た機能で感動。
ペットと赤ちゃんが共存している方は、赤ちゃんがより安全に過ごしやすい環境を可視化されてるって感じでみることもできます。
一度の掃除で16%充電が減った
2LDKの約65平米で、掃除可能面積7.9壺をFreoモードで掃除機とモップを一度行ったところ、本体バッテリーは100%→84%になってました。
合計16%で約8坪の面積を掃除できたので、ご自身で使う場合の参考になればと思います。
特筆すべきポイントはテールスイング機能
Freoならではの「テールスイング機能」
Narwal独自開発機能で、これはボディを左右にフリながら掃除をしてくれる優れた機能です。先も見ましたが、ロボット掃除機が弱い壁際の掃除もこの機能でカバーします。
この機能がFreoの機能ではMVPかもしれない!今まで以上に壁際に強いと感じるロボット掃除機。
騒音レベル
各状況に応じて騒音レベルが異なるので、以下にサクッとまとめました。
- 掃除機:53~63dB
- モップ:48dB
- 掃除機+モップ:57dB
参考までに50dB=通常ボリュームの人の声、クーラーや換気扇の駆動音くらい
音に敏感な乳児や幼児がいると多少気になる音量ではありますが、よくある手動の掃除機とほぼかわらない感覚でつかえます。
モップ性能は最強クラス【コレはすごい!】
モップ掃除レベルは抜群でした。
何が抜群だったのかというと、撫でるだけのモップ掃除ではなく、しっかりと汚れを取ってくれること。
さらにこのモップ性能の高さ+ボディを左右にふるテールスイング機能が抜群の相性を誇ります。
体を横に振りながら、清掃箇所の漏れをなくしてくれるから、元々のモップ掃除能力の高さをいかんなく発揮してくれます。
何度もステーションに帰るのはなぜ?
モップ掃除中に気になったことが1つありました。それは「Freoがステーションにこまめに帰る」ことです。
最初壊れてるのかな?と原因を探ったところ、違いました。
この子賢いので自分でステーションに戻りモップについた汚れから、床の汚れ具合を自動で判断していたんですよ。
いや、これはすごい。今までボクが使用したロボット掃除機の中だと、モップ機能に関してはトップと呼んでも過言ではありません。
単純に清掃能力の高さを重視しつつ、20万円クラスの掃除機は厳しい、でも10万円なら出せる!って方に本機はピッタリだね。
アプリは直感的で使いやすい
さすがはNarwal製品!と唸るようなアプリの完成度の高さ。
UIが直感的で使いやすく、ロボット掃除機をはじめて使う人や機械オンチな人でも1日や2日もあればなれるくらい簡単です。
多機能で高性能ながら、操作性がシンプルでできることが多いアプリってだけで、ロボット掃除機の導入ハードル下がりますよね。
ステーションに帰還で自動充電
Freoは充電式になっているので、掃除を終えると勝手にステーションに戻り充電してくれます。
本体の動作時間が約3時間で、充電時間は約2.5時間です。
連続で使用できる時間が3時間あるため、超大豪邸以外は余力をもって掃除完了できます。
本機はバッテリーが大容量の5200mAhあります。ロボット掃除機によっては2000mAh台もあるので、突出したバッテリー能力だということがわかりますね。
Narwalの日常的なお手入れ
本機の日常的なお手入れは、掃除が終わったあとの「ゴミ捨て」と「汚水捨て」です。
ごみ捨ては本体から取り外し、フィルターを取って集めたゴミを捨てます。
モップは自動洗浄と乾燥がされるので放置でOK!掃除したときの汚水だけ捨てるだけです。
高機能でありながら、手入れはかなりラクなので、ロボット掃除機を導入する恩恵をモロに受けれます。
Narwalの気になった点
本機を使ってみて概ね満足できる仕上がりでしたが、10万円以上する高額ロボット掃除機という点から、考えると気になった点がありました。
デメリット
- 自動ゴミ収集機能が非搭載
ここまでできるのに〜!なんで自動ゴミ収集機能がないんだ!ってのが残念ポイント。
いやぁめちゃくちゃ惜しい。
絶対に必要な機能ではないけど、ボクはズボラなので普段は放置してまとめてゴミを捨てたい。って思ってます。
あとは、吸引力ですが本機は3000Paとロボット掃除機の中では中クラスの強さ。
ですが、テールスイング機能のおかげで吸引力で届かないゴミをしっかりかき集めて、吸引できるような仕組みになっているのでスペック以上の掃除能力を感じます。
ちなみに、モップ使用時の能力は10万円クラスと思えない仕上がりですので、掃き掃除で吸い残しがあってもカバーできる力あり。
【まとめ】アプリの完成度と清掃能力はピカイチだった
Narwal Freoのレビューでした。
- モップ能力が高い全自動ロボット掃除機
- テールスイング機能が超優秀
- 省スペース設置可
- ミニマルデザインでロボット掃除機特有の癖がない
- 自動ゴミ収集機能が非搭載
- 吸引力が強力なわけではない
価格は決して安くありませんが、価格相応いやそれ以上のクオリティといえるロボット掃除機だと感じました。
一点残念ポイントである「自動ゴミ収集機能がない」ことが許容できるなら、導入して損しないと言えます。
本機の性能を考えると、20万円クラスのロボット掃除機と大差ないので、10万円クラスで高性能かつ多機能ロボット掃除機を検討している多くの方におすすめできます。