ポータブル電源BLUETTI AC180 レビュー|最大2700Wなのにコンパクトで携帯性抜群
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この記事はポータブル電源BLUETTI AC180を実際に使った体験レビュー記事です。
ここ数年で需要が急激に高まっているポータブル電源。
近年、徐々に人気がでてきているBLUETTIから登場した最新モデルの「AC180 」を紹介していきます。
本機は、大容量11523Whかつ高出力2700Wの高性能かつ、BMS(バッテリーマネージメントシステム)を備え安全面にも配慮されたハイスペックポータブル電源。
保証期間も丸5年ついてるBLUETTIきっての優等生モデルなので、災害時用・車中泊/キャンプ用にポータブル電源が欲しい方は検討する価値ありです!
ではレビューへ行きましょう!
BLUETTI AC180 開封レビュー
コンパクト設計で携帯性が高いにも関わらず、最大2700Wのハイパワーポータブル電源「BLUETTI AC180」をレビューしていきます。
スペック( AC180とEB55と比較)
BLUETTI AC180を同社人気のEB55とスペック比較します。
製品名 | BLUETTI AC180 | BLUETTI EB55 |
---|---|---|
重量 | 17Kg | 7.5kg |
サイズ | 340×247×317(mm) | 275×190×195(mm) |
バッテリー容量 | 1152Wh | 537Wh |
電池素材 | リン酸鉄リチウム電池 | リン酸鉄リチウム電池 |
管理システム | BMS(バッテリーマネージメントシステム) 高温保護、過電圧保護、低電圧保護、 放電低温度保護、過電流保護、 過負荷保護、ショート保護、充電過電圧保護 | BMS(バッテリーマネージメントシステム) 高温保護、過電圧保護、低電圧保護、 放電低温度保護、過電流保護、 過負荷保護、ショート保護、充電過電圧保護 |
定格出力数 | 1800W | 700W |
最大出力数 | 2700W | 1400W |
本体充電方法 | ACコンセント シガーソケット ソーラーパネル | ACコンセント シガーソケット ソーラーパネル |
出力ポート | AC100V/18A×4 DC出力×1 ワイヤレス充電(15W)×1 シガーソケット(12V/10A)×1 USB-C×1 USB-A×2 | AC100V×4 DC出力×2 ワイヤレス充電(15W)×1 シガーソケット(12V/10A)×1 USB-C(100W)×1 USB-A(15W)×4 |
入力ポート | AC:1400W DC:500W ソーラーパネル:500W | AC:12V-28V,200W DC:12V/24V ソーラーパネル:12V-28V,200W |
防水・防塵 | ◯ | × |
方充電サイクル 回数 | 3500回以上 | 2500回以上 |
カラー | ブラック(ダークグレー) | ブラック(ダークグレー) |
保証期間 | 60ヶ月 | 24ヶ月 |
価格 | 148,000円 | 59,800円 |
BLUETTIのコンパクト軽量が売りのEBモデルのEB55より、ACモデルでより車中泊や調理家電向けのポータブル電源仕様になっているのがAC180です。
保証期間も別途費用のかかる延長保証なしで60ヶ月=5年と、めちゃくちゃ長いのが安心材料の1つ。
付属品
BLUETTI AC180は、中型の精密機器なのでガッチガチに梱包されてて安心できる。EB55のときもそうだったから、安全重視の企業体質だと思う。
外観
前面には、LEDディスプレイと各種ポートが備わっていて、ブランドのロゴのBLUETTIが表示されてます。入力/出力のポートは前面以外に側面にもあるので、後でチェック。
背面は、特になにもなく製品情報の記載のみ。
側面/底面
側面にはどちらにも排熱ファンがあり、本体の発熱をコントロールします。
右側面の下部には入力ポートのAC入力など3つ搭載。側面も前面・背面もそうだがガツガツ使用しても簡単に壊れないくらい屈強なボディをしている。
底面は4点ゴム足あり。濡れた岩肌に設置しても滑らなかったので、普通に使う分にはなんら心配する必要なし。
サイズ重量
サイズは、やや厚みのある空気清浄機くらいのサイズで大容量ながらコンパクトにまとまってて、想像していた以上に小さく見える。
重量は約16kgあるが、持ち手が屈強ですべりにくくもなってるので、持ち上げやすく重量以上に軽く感じる。
- サイズ:340mm × 247mm × 317mm
- 重量;約16Kg
BLUETTI AC180の特徴・メリット
BLUETTI AC180は、防災・節電目的にもおすすめできるほど大容量かつ充電方法が豊富なポータブル電源。
この高性能なハイスペックBLUETTI AC180の特徴・メリットを確認していきます。
- 最大1800WのAC定格出力(瞬間最大2,700W)
- AC出力が家庭用コンセントと同じ純正弦波
- 災害時にも役立つ大容量1152Wh
- 出力ポートが強力
- 本体充電が約40分〜50分で80%
- 大型タイプだが持ち運びやすい設計
- 専用アプリのUIが良くより効率的に使える
順位見ていきます。
①最大1800WのAC定格出力(瞬間最大2,700W)
BLUETTI AC180のAC定格出力は1800Wで瞬間最大出力は2700W。
この数値があれば、ポータブル電源でも調理家電を使えるくらい出力が高いということ。
多くの家電製品は起動時に瞬間的に消費出力が高くなります。
この出力が高くなるタイミングでポータブル電源が耐えれる力を瞬間最大◯◯Wと表されています。
最大出力が出せるのは一瞬だけで保険のようなもの。常時高出力の家電製品を使いたい場合は定格出力を重視すると良いよ!
代表的な家電/ガジェットの消費出力
家電の種類 | 出力 |
---|---|
家庭用エアコン | 〜2000W ※モデルでかなり差がある |
ホットプレート | 1300W |
ドライヤー | 600W〜1200W |
セラミックヒーター | 600W〜1200W |
こたつ | 600W〜800W |
ヘアアイロン | 380W〜500W |
LEDランタン | 20W〜250W |
ノートパソコン | 30W〜150W |
ポータブル冷蔵庫 | 100W |
電気毛布 | 80W |
プロジェクター | 50W |
扇風機 | 40W |
ポータブルテレビ | 〜30W |
タブレット | 〜20W |
ニンテンドースイッチ | 〜10W |
カメラ | 5W |
代表的な家電やガジェットの消費出力表からもわかるとおり、定格出力1800Wあれば、物によっては家庭用エアコンを使える出力です。
寒い時期のキャンプなどで大活躍する電気毛布やセラミックヒーターなども使用できる高出力モデルで多くのハイスペック好きユーザーにぶっ刺さるポータブル電源。
しかもこれでいて、持ち運びやすい携帯性を兼ね備えているので、なかなかに使いやすいと感じる要素が詰まっている夢あるポタ電だなぁと。
人気のBLUETTI EB55はが700W対応だと考えると、BLUETTI AC180の1800W対応の強さがより分かると思います。
実際に高出力のドライヤー使ってみた
6分使用して、残量が99%→91%まで減ったので、約8%容量使用。
使用時はドライヤー側の異音や異臭もなく、通常どおり「セット・ドライ・ターボ」使うことができたので安心して使っていける。
②AC出力が家庭用コンセントと同じ純正弦波
BLUETTI AC180のAC出力は、家庭用コンセントと同じ「純正弦波=正弦波」が採用されています。
なめらかな曲線で規則正しい形状で、家庭用コンセントがまさにこれ。家庭用コンセントで使用することを前提で家電製品の多くが作られている
BLUETTI AC180のように、純正弦波が採用されたポータブル電源であれば、電気機器を長期間使っても安全です。
逆に言うと、正弦波でなければ家電製品が正しく機能しないものがあったり、劣化しやすかったり、最悪の場合故障しちゃうんですよね。
BLUETTIのポタ電は、EB 55もそうだったけど純正弦波が採用されているから安心できるのも大きいね!
③災害時にも役立つ大容量1152Wh
BLUETTI AC180は、最大容量1152Whの大容量タイプ。
〇〇Whっていわれてもよくわからんよ!って人も多いと思うので、どれくらい使えるのか以下を参考に。
Whでどれくらい使えるか計算
電力量(Wh)=電力(W)×時間(h)
例えば、バッテリー容量が1000Whだと、出力1000Wの家電やガジェットを約1時間使えます。100Wの家電やガジェットだと約10時間使える計算ですね。(変換効率などは度外視)
BLUETTI AC180は、キャンプや車中泊などのアウトドアシーンに重宝できる大容量タイプのポータブル電源だということがこれでわかります。
これだけの容量があっても、男性・女性問わずに持ち運べるくらいの重量17Kgってのも魅力的なポイントだね!
AC180の容量があればなんでもできるレベル
AC180の容量1152Whでできる充電回数(目安)↓
使用する家電/ガジェット | 使用量 |
---|---|
スマホ(10W) | 103回 |
13インチノートPC(50Wh) | 14回 |
55インチテレビ(100W) | 12時間 |
デジカメ | 274回 |
デスクトップパソコン(80W) | 13時間 |
電動工具(80W) | 11時間 |
ミニ冷蔵庫(60W) | 17時間 |
LED照明ライト(20W) | 103時間 |
スマホ103回充電できるのは、災害時などの有事の際の安心材料になるので、BLUETTI AC180が1つあれば防災・安全面を確保できるのも大きな特徴メリット。
④出力ポートが強力
USB-CポートはPD(Power delivery)3.0に対応しているので、 高出力100Wで給電で可能。MacBook Air/Proだと、16インチサイズ含めてどのモデルも急速充電可能。
よって、Windows PCも含めて基本的にノートPCのような大きなデジタルデバイスをいとも簡単にバッテリーを満タンにできます。
Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000) のような超大容量モバイルバッテリーなんかも充電できるから、いろんな使い方ができるね!
ちょっと残念なポイントを上げるなら「USB-Cポートが1つ」ってところ。※PD対応(急速充電)も1ポートということ
USB-A→USB-Cへ移行しているガジェットが多いので、帯同させるケーブルもそれにならって、USB-C Type-Cが多くなってるので持ち物によっては若干のつかいにくさを感じるかも。
ワイヤレス充電は最大15W
どちらのタイプのiPhoneも充電できる
ポータブル電源にワイヤレス充電は、当然のような機能になってきたけど、問題は使いやすさ。
ポータブル電源によっては、ワイヤレス充電の当たり判定が微妙なものもあるけど、本機は多少ずれても充電できるので当たり判定が広く感じる。
おかげで、「充電してたのに途中で充電ができてなかった」みたいな状況は避けれるので、安心してほしい。
ワイヤレス充電は、ケーブルなしでスマホを充電できるため、いざって時はかなり役立ちます。よって、非搭載モデルより搭載モデルが絶対おすすめ。
⑤本体充電が約45分で80%
本機は標準的なポータブル電源より、充電所要時間が半分以下の高性能な充電能力を誇ります。
充電時間が最短2時間と爆速充電
BLUETTI AC180は付属のACアダプターがあれば、45分で80%まで超急速充電でききる。いやいや、サラッと書いて思ったけど容量1152Whが45分で80%ってとんでもなく早い。
使用寿命が長い
BLUETTI AC180のバッテリー充放電サイクル寿命は3500回以上で環境に優しく、長期間使用できるのも特徴的。
電気自動車にも採用されているBMS安全管理システムを使用してるんだよ!
このシステムがあるから『過充電』『過放電保護温度管理』など内部バッテリーが安全に動作するよう監視と管理を自動で行ってくれるんだよ。
よって、ポータブル電源の中でも、EB55同様に非常に高い安全性を実現しているのがBLUETTI AC180。
充電速度は3通りあり
高速モードは、さっきも書いた用に45分80%充電が可能。でも充電時の騒音がそこそこ大きい。
標準モードだと、若干速度が充電速度が遅くなるが、その分充電時の騒音レベルが下がる。
静音モードなら、さらに静かになるので、使うときの環境・状況に合わせて充電できるのはありがたい。
MPPT方式採用
BLUETTI AC180は、MPPT方式(最大電力点追従制御)を備えているため、設置場所や天候に合わせて自動的に最大出力で充電できるのも魅力の1つ。
ソーラー充電(PV充電)で最大500Wまで対応
本体MPPT方式を採用している製品ってコストが上がるため、価格もそれなりに高くなりやすい。
しかし、BLUETTIなら他のモデルでもMPPT方式を採用して、開発コストを抑えているため、高品質なポタ電を安く買えます。
⑥大型タイプだが持ち運びやすい設計
大容量・高出力の中では小型タイプだが、ポータブル電源全体の中では大型タイプに入ってくるサイズ。
ただし、持ちやすい形状のおかげで重量が16Kgも感じにくくなってるので、そこそこ力のある人ならラクラク持ち運べる。
非力な人は大変なので、災害用などで備えておきたいならよりコンパクトかつ軽量モデルのEB55を推奨したい。
⑦専用アプリのUIが良くより効率的に使える
BLUETTI AC180は、専用アプリに対応しているモデルで、各機能を制御することが可能。
充電速度もそうだし、ジャットダウンの時間なども制御できるので、実用的かつ便利に使えるアプリになってる。
BLUETTI AC180 デメリット(気になった点)
BLUETTI AC180を使って感じたデメリットは次のとおり。
- 大容量タイプで携帯性に優れているとはいえやっぱりちょっと大きい
大容量タイプで携帯性に優れているとはいえやっぱりちょっと大きい
BLUETTI AC180は、大容量・高出力を兼ね備えているポータブル電源。
容量1152Wh・出力2700Wクラスで考えるとコンパクトかつ軽量なのは間違いないが、普段使いにも使いやすいEB55などに慣れているとやっぱり大きく感じる。
常時使うというより、災害時や車泊・2泊以上のキャンプなどをメインで考えていれば、このサイズも気にならないくらいBLUETTI AC180がぶっ刺さるはず。
スペックや使い勝手は抜群だね!サイズが許容できるかが1番のネックポイントになりそう。
BLUETTI AC180 レビュー【まとめ】
BLUETTI AC180 レビューでした。
- 最大1800WのAC定格出力(瞬間最大2,700W)
- AC出力が家庭用コンセントと同じ純正弦波
- 災害時にも役立つ大容量1152Wh
- 出力ポートが強力
- 本体充電が約45分で80%
- 大型タイプだが持ち運びやすい設計
- 専用アプリのUIが良くより効率的に使える
- 大容量タイプで携帯性に優れているとはいえやっぱりちょっと大きい
ボクは普段使いをEB55・災害時用(キャンプ用)AC180として、使い分けていく予定。
最近日本は異常気象が続いているので、いつ何があるかわからない。だから安全かつ使いやすいポータブル電源がほしい!
こんな人はぜひ、BLUETTI AC180を検討してみてほしい。これから販売されるので、気になる方は公式サイトを要チェックです!