EarFun Air Pro 3 レビュー|アンダー1万円の高品質完全ワイヤレスイヤホンが登場
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究極の静寂をもたらす革新的なワイヤレスイヤホンという謳い文句で、EarFunから新型のワイヤレスイヤホン「Air Pro 3」が登場したのでレビューしていきます。
EarFun Air Pro 3は、同社のイヤホンの中でハイエンドクラスです。本機の特徴を一部紹介すると
- LE Audio対応(アプデで搭載予定)
- アクティブノイズキャンセリング-43dBノイズ低減
- マルチポイント対応
- ロングバッテリー45時間再生
と、EarFunの技術が結集して作り出された完全ワイヤレスイヤホンということがわかります。
同社のハイエンドワイヤレスイヤホンとはいえ、そこは「コスパが高い」と評されるEarFun製品。
なんとスペックモリモリで、今回も約8,990円の販売価格でコスパ最強イヤホンとして、熾烈なアンダー1万円以下のワイヤレス帯へなぐりこみ。
実際に使用してみて、全体的に満足行くイヤホン性能でした。コスパ最強とはいえ、気になった点もありましたので紹介していきます。
この記事でわかること
- EarFun Air Pro 3のレビュー/体験談
- EarFun Air Pro 3の着用感・音質
- EarFun Air Pro 3のメリット・デメリット
2022年の終盤から発表されたワイヤレスイヤホンですが、各社かなりスペックの高いワイヤレスイヤホンを投じてきているため業界の進化っぷりを感じることができます。
- 特に低音域く深さより重たさ重視の音質
- ドンシャリ系ながら中音域の粒感もしっかりあって明瞭度高い
- 操作しやすいタップ部分のくぼみ
- 最大45時間の超ロングバッテリー
- 次世代LE Audioに対応(アプデ待ち)
- 他社数万円のワイヤレスイヤホンに負けないノイキャン性能
- 選曲によっては低〜中にかけてやや詰まった印象がある
- ゲームモードなし
- 装着検出が非搭載
クーポン情報
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EarFun Air Pro 3の基本情報
EarFun Air Pro 3は、重低音がズンドンッと全体的に重たく深さより重み重視。高音はシャリ系でいわゆるドンシャリタイプのワイヤレスイヤホンです。
本機は、EarFun Free 2sと同様にVGP 2023 金賞を受賞していて、さらに企画賞も受賞しているEarFunのエース的な立ち位置のイヤホン。
VGP 金賞のイヤホンは、プロの厳正なる審査によって、“絶対買い”と評されているイヤホンでもあります。
EarFun Air Pro 3の特徴
- ハイレゾ相当(24bit/96kHz)の高音質コーデックaptX Adaptive対応
- 同社内でもワンランク高い‐43dBのノイズキャンセリングを実現
- LE Audio時のConnection Updateの高速化のBluetooth 5.3対応
- 最大45時間連続再生(イヤホン9時間・充電ケース36時間)
- マルチポイント接続
- クアルコム社 (Qualcomm) の最先端チップ「QCC3071」を採用
- cVc 8.0 ノイズキャンセリングでクリアな通話
EEarFun Air Pro 3は
- 1万円以内で本格的なワイヤレスイヤホンを楽しみたい
- マルチポイントやノイキャンなどワイヤレスイヤホンに欲しい機能全部欲しい
- ライブ感覚で高音域と低音域を主に楽しみたい
このような人におすすめできる特徴があり、EarFun社が史上最高峰作品として世に送り出した完全ワイヤレスイヤホンです。
EarFun Air Pro 3のスペック
項目 | 詳細 |
---|---|
商品名 | EarFun Air Pro 3 |
役割 | 完全ワイヤレスイヤホン |
サイズ | 約66×39×29 mm |
重さ | 約47g |
ドライバー | 11mm 大口経ダイナミックドライバー |
充電方法 | USB Type-C ワイヤレス |
ノイズキャンセリング | ◯ |
マルチポイント | ◯ |
装着検出機能 | ✕ |
外音取り込み | ◯ |
防水規格 | IPX5 |
通信方式 | Bluetooth 5.3 |
対応コーデック | aptX Adaptive、SBC、AAC、 LC3(今後のアップデートで対応予定) |
再生可能時間 | 最大9時間(イヤホン本体) 最大36時間(ケース込み) |
カラーバリュエーション | ブラック |
充電時間 | 約3時(有線) 約3.5時間(無線) |
価格 | 8,990円 |
IPX5と防水性能の高さが際立つEar Fun製品の中ではやや弱さを感じるものの、イヤホンとしてのスペックバランスが優れており、優等生タイプのワイヤレスイヤホンと言えます。
また、LE Audio対応していて、LC3(Low Complexity Communication Codecの略)に今後アップデートに対応予定。
LE Audioは「LC3」「左右独立」「複数人シェア」「低遅延」に対応している新規格だよ!
EarFun Air Pro 3開封レビュー
EarFun社の現時点での最高傑作EarFun Air Pro 3のレビューを書きます。
パッケージ/付属品
付属品は掃除用キットまで入っている充実っぷりで、取説は日本語対応。
付属の充電ケーブルはUSB-A to USB Type-Cです。本機は、有線充電以外にもQiワイヤレス充電に対応しています。
Apple製品持ちならMagSafeマルチ充電スタンドなどで充電可能。
イヤーピースはシリコンタイプで、本体付属分以外にも3サイズ入っています。
- EarFun Air Pro 3 本体
- USB-A to USB Type-C
- シリコンイヤーチップ4サイズ(XS/S/M/L)※Mサイズは本体に装着されている
- 取扱説明書
デザイン
ケースはオールブラックで、Anker Life P3を彷彿させる質感・デザインです。
マット加工で高級感があり、傷もつきにくいタイプの素材感なので、机にポンとおいてたりバッグの中で何かと干渉してもボロボロになりにくそう。
背面には、充電ポートのUSB-Cがあります。ペアリングボタンはここにはなく、ケースを開けた内側にあります。
各規格の表示もあり。底面に表記されている通り、バッテリー容量は520mAhと大容量。バッテリーが約45時間持つ直接的な理由ですね。
蓋部分はEarFun Free 2sで気になっていたテンションがかからないタイプではなく、バネ力があるため蓋を開けて閉じる動作が自分の意思通りに動くのでスムーズ&ストレスフリー。
内側手前部分にペアリングボタンあり。
イヤホン本体
本機はノズルタイプですが、ノズル部分が短いため同タイプ内でも比較的コンパクトな設計です。
イヤホン形はカナル型を採用。
イヤホンはマグネット搭載しているため、充電ケースへの収納が吸い付くタイプで落下リスクが低く、安全に収納可能。
シリコンイヤーチップ、XS・S・M・Lの4種類から耳へフィットするサイズを選べます。着用感などは後述します。
イヤホン本体の連続使用時間は最大9時間
イヤホンフル充電の状態の連続使用時間は9時間。充電ケース使用時は45時間とい超ロングバッテリーが特徴的。
毎日通勤・通学で3時間くらい使用したとして、約2週間充電不要ってのがすごいね!
サイズ/重量
ケースとイヤホン本体をあわせた重量は約
イヤホン片耳約4.5g、両耳9g。ケース本体は37gです。
豆型タイプのイヤホンほどではないですが、ノズルが少ない分コンパクトかつ軽量化されているため、耳への負担も少ないです。
- サイズ:約66×39×29 mm
- 重量:47.0g
EarFun Air Pro 3の基本操作
EarFun Air Pro 3を使用する上で基本的な操作を書きます。
- ペアリング方法
- マルチポイント対応
- 操作方法
- 充電方法
ペアリング方法
EarFun Air Pro 3のペアリング方法
- 接続したい端末のBluetooth設定画面へ行く
- EarFun Air Pro 3ケースを開ける
- 端末側に「EarFun Air Pro 3」が表示されるので選択する
- ペアリング完了
たった4ステップでペアリングを終えることができます。
EarFun製のワイヤレスイヤホンはどのモデルも接続方法が簡単なので初心者でも安心。
接続が上手く行かない場合や、片耳しか聞こえない場合は、一度接続の登録解除をして再ペアリングしましょう!
マルチポイント対応
マルチポイントは、1台の子機⇄複数の親機を接続することができる機能。
例えば、本機EarFun Air Pro 3と、iPhone・iPad・MacBookを同時に接続しておくことができるため、切り替えがスムーズに行なえます。
本機の接続安定性は悪くなく、切り替えもスムーズに行えるため、何台かデバイスを接続して待機させたい方にはありあがたい機能がEarFun Air Pro 3には備わっています。
操作方法
本機はタップする部分にくぼみがあり、このくぼみのおかげで、誤タップがかなり少なく操作性が高いです。
操作方法は以下のとおり。
音楽再生
再生/停止 | LかRを2タップ |
音量上げる | Rを1タップ |
音量下げる | Lを1タップ |
曲送り | Rを3回タップ |
曲戻し | Lを3回タップ |
通話
電話を受ける/切る | LかRを2タップ |
着信拒否 | LかRを2秒押し続ける |
通話切り替え | LかRを3回タップ |
その他
音声認識アシスタント起動 | Rを2秒タップ |
ノイズキャンセリング 環境音(外音取り込み) ノーマル | Lを2秒タップ |
本機はゲームモードが有りませんが、遅延はほぼ感じません。
操作性に関しては、操作する部分がくぼみになっているため、感覚でも操作しやすいためノズルタイプに多い操作エラーが生じにくくなっています。
充電方法
Qiワイヤレス充電にも対応していてポンッと置くだけで充電可能。もちろん有線充電も可能。
充電時間はワイヤレス充電だと3.5時間で有線だと3時間。
- 有線フル充電:約3時間(イヤホン本体1時間、ケース2時間)
- 無線フル充電:約3時間30分
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EarFun Air Pro 3の着用感レビュー
密封感の高さを感じるイヤーピースで、シリコンタイプなのにデメリットを感じにくい着用感。
自分はよく、ランニングをするのですが着用して1週間ほど走りましたが、一度も抜け落ちることはありませんでした。
こればかりはサイズが合う合わない問題もあるでしょうが、多くの方が不安感・不快感なく快適に使用できるカナル型ワイヤレスイヤホンだと言えます。
本機は装着検出機能がないから、イヤホンを耳から外しても音は出っぱなしになるよ!ケースに収納すると音は消えるけどね!
EarFun Air Pro 3の音質
対応コーデックは、aptX Adaptive、SBC、AAC、LC3(今後のアップデートで対応予定)です。
聞いた時ののイメージはドンシャリでもドンドンが強いイメージで、近年の若者に人気な「低音感を強く」というサウンド演出を感じます。
音質・音域で良いと感じた部分
ドンシャリ系のイヤホンの多くは中音域の解像度が低くなりがちですが、本機はしっかり音が分離しているため、明瞭性が高いです。
聞き分けやすく聞き疲れしにくく、女性ボーカリストの声の抜け感も良く、バックコーラスの粒感も拾えるので8,000円台イヤホンとしてはかなり満足度が高いです。
EarFunイヤホンで感じ取りやすい定位感がうまくとれる音響も健在です。
音質・音域で気になった部分
ドンドンが強くやや癖があり、低音全体的には滑らかというより、その他音域によって活かされるような低音域です。
よって、選曲によってはやや詰まったような印象を感じることがあります。このポイントは自分が気になった点。
とは言え、ドンシャリが好きな若者向けでもあるし、そこまで癖がないためアップテンポを始めとした「ROCK」「EDM」「TRANCE」「TECHNO」が好みな人はズバッと刺さるイヤホンと言えます。
EarFun Air Pro 3のノイズキャンセリング
本機はANC(アクティブノイズキャンセリング)⇄環境音⇄ノーマルと3種の切り替えモードがあります。
まずはANC(アクティブノイズキャンセリング)から。
公式からも業界トップクラスのANC‐43dBノイズを低減、圧倒的な没入感を生み出すアクティブノイズキャンセリング機能と発表されている本機。
たしかに、ノイキャンはかなり強力です。それこそ、価格が約4倍はするAirPods Pro 第2世代と大差ありません。
ノイキャンの性質上、人の話声特に高い女性の声や工事中のダッダッダといった断片的な音は完全にシャットできません。
それでも他社製ハイエンドモデルのイヤホンと変わらないほどのノイズ低減効果を感じます。打ち消しホワイトノイズはやや乗る感じ。
とはいえ、価格が価格なので及第点というか普通に満足できます。
本機EarFun Air Pro 3をはじめとした最近のアンダー1万円以下のワイヤレスイヤホンすごすぎ笑
当たり製品を掴むと、特にこだわりが強くない人は、これでいいなじゃない!?ってなるくらいEarFun Air Pro 3の完成度の高さを感じるよ!
ちなみにだけど、メカニカルキーボードの茶軸や青軸のちょっと高音域のカチカチカチカチって音はほぼ遮断されなかったよ!
外音取り込みモード(環境音)
自分の好みなのですが、環境音はどのイヤホンでも苦手なんですよね。あの機械感満載だったりホワイトノイズが乗りやすいがどうも…
そんな人間が書くのを大前提で見てほしいのですが、本機の環境音モードもホワイトノイズが乗っていて、自分はかなり気になります。
集中力や睡眠の質を高める効果があると言われているホワイトノイズが好みの方もいると思うので、そういう人にとってはしっかり環境音+で自然に聞くことができると感じました。
ノーマルモード
シリコンイヤーピースの密封感が高いため、パッシブ効果が高く、ノーマルモードでも没入感を得ることができます。
外出時、特に歩いている時なんかは本機のノイキャン効果が効きすぎてロードノイズなどを拾えずに、危険を感じる場面もあるかもです。
そんなときは、高品質に仕上がっているノーマルモードを多用して良いと思いますよ。
EarFun Air Pro 3をおすすめの人・おすすめできない人
最後にEarFun Air Pro 3をおすすめの人・おすすめできない人を紹介します。
簡単に言うと、普通に聞く分には全くストレス・不満がないイヤホンなので「コスパ」を求めている人にドンピシャのイヤホンがEarFun Air Pro 3だと言えます。
コスパを求めている人でも、やや重みのある低音が好みの方は特に満足度が非常に高いイヤホンと言えます。
本機はゲームモード(低遅延モード)がないので、ゲームメインでEarFun Air Pro 3を使いたい人にはおすすめできません。
とはいえ、遅延はほぼなく、というか感じることがありません。通信も安定しているのでぶっちゃけゲームをする人でもおすすめできるっちゃできるんですけどね。こだわり強い人は要注意です。
EarFun Air Pro 3 レビュー【まとめ】
- 特に低音域く深さより重たさ重視の音質
- ドンシャリ系ながら中音域の粒感もしっかりあって明瞭度高い
- 操作しやすいタップ部分のくぼみ
- 最大45時間の超ロングバッテリー
- 次世代LE Audioに対応(アプデ待ち)
- 他社数万円のワイヤレスイヤホンに負けないノイキャン性能
- 選曲によっては低〜中にかけてやや詰まった印象がある
- ゲームモードなし
- 装着検出が非搭載
EarFun Air Pro 3についてレビューしました。
次世代LE Audioに対応予定のイヤホンが1万円以下で手に入る時代。
これから、買い替えや初めてワイヤレスイヤホンを買う「高品質低価格で求めたい方」には特におすすめできるイヤホンでした。
気になる方は一度チェックしてみてくださいね!ではまた!
クーポン情報
500円割引クーポンコード:AIRPRO3BB
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