EarFun UBOOM Slimレビュー|10Wフルレンジドライバーを2基搭載した防水IPX7のパワフルBluetoothワイヤレススピーカー
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本記事はEarFun UBOOM Slimレビューです。
コスパが高い!でおなじみのEarFunから新たに発売されたワイヤレスポータブルスピーカー「EarFun UBOOM Slim」をゲットしました。
現在ポータブルスピーカーも市場には多く出回っていて、消費者もかなり目が肥えてきましたよね。本製品はそんな人も唸る本格的なスピーカーでした。
ワイヤレスポータブルスピーカーに求めたい
- 小型で持ち運びやすい
- スカスカすぎない音
- 防水にも対応している
- ロングバッテリー
- 接続安定してほしい
これらを満たしたパワフルかつスマートなデザインで、アウトドア・インドアで両用しやすいポータブルスピーカーでした。
5,000円以下と手軽に購入できる本格的なワイヤレスポータブルスピーカーを探している人はぜひ参考にしてください。
- 10W×2基でパワーは十分で迫力あり
- ドンシャリ系で小型スピーカーとしては音がズッシリのってくる
- 2台あればステレオペアで再生
- IPX7防水で水濡れ平気で乾きやすい
- さらにロングバッテリーだったらよかった
- 音量操作は物理ボタンのみ
- 手軽に持ち運べるワイヤレススピーカーがほしい
- ドンシャリ系が好み
- 繊細な音を聞き分けるより迫力あるサウンドを楽しみたい
- 価格が安いけどビルドクオリティが高いスピーカーを求めてる
EarFun UBOOM Slimってどんなポータブルスピーカーか
早速、本機EarFun UBOOM Slimがどのようなワイヤレススピーカーなのか「特徴」と「スペック」を紹介します。
特徴
- Bluetooth規格5.2でより消費電力を抑え18時間のロングバッテリーを実現
- 500mlペットボトルと変わらないサイズで持ち運びやすい
- 10W+10Wフルレンジドライバーの20Wで小型ながら迫力あるサウンド
- 防水IPX7かつカラビナつきで水回りだけでなく山登りなどのアウトドアシーンも想定された作り
- 2台あればステレオペアで使える
本機は、より実用性に特化している小型ポータブルスピーカーということがわかります。
驚くべきポイントは、10Wフルレンジドライバーが2基の20Wということ。これはかなり良かったです。
人気のAnker製の中でも絶大な人気を誇るSoundCore 3。ボクもずっと使っていてるけどこちらはドライバー16W。
数値どおり比較すると音質の良さがハッキリと分かれていて、EarFun UBOOM Slimは音の粒一つずつ重みがあり低域から高域までよりクリアなサウンドを楽しめるようになっています。
スペック
サイズ(約) | 18 x 6.5 x 6.5 cm |
重さ(約) | 560g |
オーディオ出力 | 20W (10W × 2) |
充電端子 | USB-C |
防水規格 | IPX7 ※一時的 (30分) に一定水深 (1m) の条件に 水没しても内部に浸水しないと定義されています |
通信方式 | Bluetooth5.2 |
バッテリー容量 | 4000mAh |
再生可能時間 | 最大18時間 |
EarFun UBOOM Slimの開封レビュー
EarFun UBOOM Slimの開封レビューをしていきます。
パッケージ付属品
コーポレートカラーの黄色と白色を基調としたパッケージ。
背面には、ガジェットに疎い人でもわかりやすく内蔵マイクでのハンズフリー通話できることや、IPX7の防水対応、18時間再生可能など実用的なメリット部分が表示されています。
EarFun製品は全体的にミドルレンジからエントリーモデルのような安価な製品が多いですが、いつも梱包が雑じゃないくて、丁寧に精密機器を取り扱ってくれているのが好印象をうけます。
- EarFun UBOOM Slim本体
- USB-C to USB-Aケーブル(充電用)
- カラビナ
- 取り扱い説明書(日本語対応)
セットアップや操作部分を日本語でも確認できるので初心者にもセッティングできるようになってます。
シンプルブラックの外観デザイン
UBOOM Slimはシンプルな黒ベースのデザイン。デザイン部分で秀でた「なにか」を感じることはなかったですが、逆に不要な加飾もありませんでした。
シンプルにまとまったデザインで万人受けしそうなビジュアル・フォルムにまとまっています。
ロゴは立体的
EarFunのロゴが正面部分に立体的に造作されていますが、ボディと同色の黒で目立ちにくいのもあってか、同社のUBOOM Lより全体的にまとまってます。
個人的にはUBOOM Lより本機のUBOOM Slimのほうが好み。
両サイドはパッシブラジエーター
両サイドにはパッシブラジエーターが備わっていて、この子のおかげで低域がより増強されています。
側面ボディは硬質のプラ系素材ですが、ボディ全体がメッシュ時に覆われていてパッと見た印象でプラスチッキーな印象は受けません。
基本は横置きも縦置きタイプ
ポータブルワイヤレススピーカーは、横置きのものが多いですが、本機は縦置きも可能。
縦置きの場合は、音が詰まった感じになってしまうので、メインで使用せずに岩場などの狭いスペースで設置する場合に限定して使用すると良いですね。
物理ボタンがボディに搭載されている
本機は多くのコンパクトワイヤレススピーカー同様にアプリ非対応モデル。すべてボディのボタンで操作する必要があります。
ボタンの役割
ボタンは向かって右から
- 電源ON/OFF(ペアリングする時は長押し)
- 音量+/送り
- 再生/一時停止
- 音量−/戻し
- Multi Function
本機のボタンは音量部分のみ音量と送りもしくは戻しの2つの役割を担っています。
※Multi Functionボタンは、本機を2台揃えてステレオペアで音を鳴らす時に使うボタン。
物理タイプのボタンは触感がわかるタイプ
ボタン操作時にプチプチッと推してる感覚がわかる物理ボタン。レスポンスも悪くなく、連打できるタイプで使用感は良いです。
このタイプのボタンの良いところはちゃんと押せてるかどうかすぐにわかるところ。逆に気になるところは、寝室など静かな空間で使用するとボタンを押す音が響いちゃうところ。
充電ポートはUSB Type-C(充電時間約5時間)
本機はバッテリー搭載型で容量は4000mAh。バッテリーが切れるとUSB Type-C経由で充電が可能で、満充電までは約5時間かかります。
となりにはAUX端子(3.5mm)もあるので、有線ケーブルで接続してイヤホン・ヘッドホンから鳴らすことも可能。
端子部分のカバーは防水部分で重要な役割を果たす意味もあってか、厚手のラバー素材です。
サイズおもさ
大きさの比較対象として大体650mlのペットボトルと置いてみましたが、あまりかわらないサイズ感だとわかると思います。
おもさも560gで、まんま500mlペットボトルを持ち運ぶような感覚で持てるので、外出時も億劫になりにくいサイズとおもさ。
- サイズ:18 x 6.5 x 6.5 cm
- おもさ:560g(実測528g※カラビナあり)
EarFun UBOOM Slimを使ってみた
コンパクトながら迫力あるサウンドを楽しめるEarFun UBOOM Slimを使ってみたので、簡単にまとめます。
ドンシャリ系でパワフルな音質
いろんなジャンルを試しで聞いてましたが、ドンシャリ寄りのサウンドでした。
高域は若干キンキンなりますが、聞いててしんどくなる。みたいなところまではいかない。
それこそ、これまでメインで使用していたAnker SoundCore 3よりも低域〜高域までクリアかつ音に重みがあるように感じましたね。
10Wのスピーカーを2基搭載しているためか、ボリュームを上げすぎずとも音量・厚みともにポータブルスピーカーとしては十分満足。
音量を上げても、音が歪みにくいし割れにくいですね。低音もよりズンズンと響き渡るので両側面のパッシブラジエーターもいい仕事してます。
これらのことから周囲の音が大きいアウトドアシーンでも、本格的に楽しめるパワーを持っていると言えます。ラフな環境の相性の良さを考えるとコスパは確実に良いですね。
ただし、この手のスピーカーに多い中域の解像度がややもの足りず、環境音がなっている場面での会話(ドラマみたいな感じ)が聞き取りづらい時あり。
とはいえ、PCスピーカーを所持していない人は、普段PCスピーカーとして使っても、お手軽に本格サウンドを楽しめるでしょう。
2台あればステレオペアでの再生ができより臨場感と迫力あるサウンドが楽しめるみたい
IPX7防水でアウトドアや浴場でも使いやすい
EarFun UBOOM Slimは、IPX7防水タイプ。これがどれくらいかと言うと長時間水の中に沈まなければ使えるレベルです。
なので、入浴時に使用したりプールサイドなどでも使用できます。※防塵タイプではないので砂浜とかには不向きで故障の原因になります
拭き取りいるの?ってくらい水弾きがいいので、拭き取りもすぐ終わる。だから、毎晩入浴で使用もしやすいし外出先で濡れてもすぐに収納できるのは超便利だと思う。
でも取っ手部分のナイロン素材丸出しのところだけ乾くまで時間がかかるので要注意。
カラビナつきでバッグに装着可
手首に通すようなストラップタイプはあっても、カラビナタイプがなかなかなかったので、これは嬉しい人は嬉しいかも!
ボクは登山はしませんが、ちょこちょこキャンプとかはいくんですけど、自分以外にも簡単になにかに引っ掛けれるのでかなり活用できそう。
このぶら下げ能力はアウトドアシーンなら、かなりのメリットを享受できるはず。
接続安定距離が長く安定している
本機はBluetooth5.2規格。公称値では半径15m(障害物なし)まで通信距離があると表記されています。
で、実際に使ってみるとRCタイプのマンション室内での使用で障害物ありでも全部屋途切れること無く使えました。おそらくClass 2でスタンダードなバランスタイプを採用していると思う。
あまりに接続距離が酷いワイヤレススピーカーを室内で使用中、接続デバイス(iPhone)を持ってトイレにいくだけで切れたりするんですよね。
これらと比較すると本機は良質な通信を実現できます。
連続使用時間は18時間のロングバッテリー
連続使用時間が18時間のロングバッテリーモデルですが、本音は公称値で24時間以上ほしかった。※環境で変動しますがだいたい14時間〜は持ちます。
10W+10Wフルレンジドライバーの20Wで音鳴りの良さを確保できたけど、バッテリーは若干消耗しやすいんですかね。
充電はできる限り少ない方がラクなので、ちょっと贅沢を言ってみた次第です。
容量4000mAhはiPhoneクラスのモバイルバッテリーあればOK
本機は入力10Wなので、充電するときはiPhoneクラスの充電器20Wもあればフルスピードで充電できます。
外出時にも充電するかもしれないって人はiPhoneクラスのモバイルバッテリーで問題なし。10000mAhクラスならiPhoneと本機を1回ずつ充電できますよ。
EarFun UBOOM Slimはこんな人におすすめ
EarFun UBOOM Slimを約2週間ほど使用してみてわかったおすすめできる人は以下のとおり。
- 手軽に持ち運べるワイヤレススピーカーがほしい
- ドンシャリ系が好み
- 繊細な音を聞き分けるより迫力あるサウンドを楽しみたい
- 価格が安いけどビルドクオリティが高いスピーカーを求めてる
5,000円を切る価格で、Anker SoundCore 3より音質がいいのはハッキリ言って買いでしょう。
20W出力あり、このサイズにしては出した価格以上にパワフルサウンドを楽しめます。
ボクは入浴時、えらこぶってKindle Paperwhiteで読書することが多いんですけど、映画とか動画を見たい時はスピーカーを持って入ります。
乾きやすいこの子はお風呂でもかなり使いやすいのでこれからスタメン決定です。同じような用途の人は買って損はしませんよ。
EarFun UBOOM Slim レビュー【まとめ】
EarFun UBOOM Slim レビューでした。
- 10W×2基でパワーは十分で迫力あり
- ドンシャリ系で小型スピーカーとしては音がズッシリのってくる
- 2台あればステレオペアで再生
- IPX7防水で水濡れ平気で乾きやすい
- さらにロングバッテリーだったらよかった
- 音量操作は物理ボタンのみ
インドア・アウトドアどちらとも得意なコンパクトワイヤレススピーカーでした。
小さいボディから迫力あるサウンドは、やっぱりいいですね!野球で例えると小さい打者がホームランをバンバン打つようなロマンを感じる。
室内や浴場でポッドキャストや音楽を聞くのもいいですが、これからの季節アウトドアシーズンでも活躍するシーンが多いので興味がある人はぜひ1度チェックを!