EDIFIER W320TN レビュー|AirPods 第3世代超え?!1万円台でANCちマルチポイント搭載したインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン

Edifier W320TN レビュー

この記事はEDIFIER W320TN レビュ記事です。

アクティブノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホンといえば、密閉性が高いカナル型を連想しますが、インナーイヤー型でも存在しているのはご存知でしょうか。

初耳の人からすると、「え?インナーイヤー型でノイキャンって効くの?!」って感じますよね。ボクも初めて聞いた時そうでした。

今回紹介するEDIFIER W320TNはANCがしっかり効くんですよ。この点や低域も解像度がクリアな音質も含めてレビューしていきます。

EDIFIER W320TN
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • ノイキャンがかなり効くインナーイヤー型
  • 1万円台で考えると全体のクオリティが高すぎる
  • 音質に癖がなくバランス良く鳴る
  • 機能性と実用性に優れていて仕事用としても使いやすい
  • 音漏れしにくい
  • マルチポイント対応
デメリット
  • AACコーデック非対応
  • LDAC時はマルチポイントが使えない
  • ワイヤレス充電非対応
Edifier
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目次

EDIFIER W320TN レビュー

早速EDIFIER W320TN レビューをしていきます。

スペック

製品名W320TN
対応コーデックSBC, LDAC
接続方式Bluetooth 5.3
防水規格IP54
おもさイヤホン約9g
ケース約50g
ドライバー13mmドライバー
バッテリー【イヤホン】
最大5.5時間
(ANC時3.5時間)

【ケース込み】
最大27.5時間
(ANC時17.5時間)
充電方法有線のみ
USB-C
ANC
外音取り込み
マルチポイント
装着検出機能
専用アプリ
価格11,990円

付属品

EDIFIER W320TNのパッケージ
EDIFIER W320TNの付属品

本体はEDIFIERイヤホンの中でも質感高いパッケージ、付属品は以下のとおり。

付属品
  • EDIFIER W320TN本体
  • USB-C to USB-Aケーブル
  • 取り扱い説明書
  • アフターサービス案内

>>ここからウェブ上で取説確認できます

外観デザイン

EDIFIER W320TNのケース表豚
AirPodsのようなケースデザイン
EDIFIER W320TNのケース裏蓋
背面ヒンジ部分にロゴあり
下部にはペアリングボタン
EDIFIER W320TNの蓋開けた状態

ケースは光沢あるタイプで、ホワイトよりアイボリーよりのクリーム色

EDIFIER W320TNの側面本体
本体外側
EDIFIER W320TNの内側本体
本体内側

本体はシンプルなスティック型で、AirPods 第2世代のような形状をしていて、過去にAirPodsがダサいと言われる要因の1つとなったうどんタイプの形状。今や見慣れて、ダサいって言う人は見かけなくなりましたね。

本機と同じインナーイヤー型のAirPods 第3世代と見た目比較↓

EDIFIER W320TNとAirPods Pro 第2世代のケース比較
左:W320TN
右:AirPods 3

AirPodsは専用ケースをつけていますが、ほぼ同じようなサイズ感。

EDIFIER W320TNとAirPods Pro 第2世代外観
左:W320TN
右:AirPods 3
EDIFIER W320TNとAirPods Pro 第2世代の内側
左:W320TN
右:AirPods 3

スティック部分が、EDIFIER W320Tのほうが若干長いサイズ感になっています。

横幅のサイズはほぼ等しいですが、スティックが長いだけで全体大きくみえますね。

EDIFIER W320TNの内側アップ

このスティック型は持ち手が長くなるため、脱着時に落下しにくいことがメリット。

ノズル部分で操作

さらに本機はボタン操作がAirPods 第3世代と同じつまんで操作できるピンチ操作方式になっているので、めちゃくちゃ使いやすい。

本体の長い形状を存分にいかした操作性を実現しています。

こびぃ

タップ操作じゃないので、誤操作しにくいのがこの操作方法の最大のメリットだね!AirPodsになれてるのでボクはこのタイプ一番好み!

ちなみに本体の操作方法は以下のとおり。

操作LR
再生/停止1ピンチ1ピンチ
曲送り1ピンチ1ピンチ
曲戻し1ピンチ1ピンチ
ANC/外音取り込み/OFF2秒長押し
音声アシスタント2秒長押し
受話着信中に1ピンチ
通信拒否着信中に2秒長押し
通話終了通話中に1ピンチ

再生/停止・曲送り・曲戻し以外は専用アプリ側で操作方法を変更できます。

初期のピンチ感度が8になっているので、ピンチしてからワンクッションおくような形で操作することになります。

ボタンの感度標準
初期の感度は8
ぼたんの感度上げる
感度MAX15にすると即反応

感度の悪さが気になる方はアプリ側からピンチ感度をMAX15くらいにするとOKです!ラグなくすぐ実行してくれます。

おもさ

ケースと本体で50g
イヤホンとケース50g
2つで9g
両耳で9g
1つ4.5g
片耳約4.5g

重さは、ケースとイヤホンで50g。イヤホン片耳4.5g、両耳で9gとイヤホン本体のおもさはAirPods 第3世代とほぼ同じくらいのおもさ。

サイズも握り込めるくらいなので、ポケットやガジェットポーチの小ポケットにサッと忍ばせれます。

EDIFIER W320TNを使ってみた【特徴】

EDIFIER W320TNを実際に1週間ほど使ってみて感じた体験レビューをします。

音質:音の厚みと深みがやや物足りないが全域バランス良く鳴る

EDIFIER W320TN のMusic画面
ロック系よりPOP系のほうが相性良い

対応コーデック:SBC, LDAC

EDIFIER W320TNは、全体バランスが良くシャリシャリ感もなく尖っている感じがないため、長時間でも聞き疲れしにくい癖が少ない音質でした。

各音域も分離され、解像度高く男性ボーカルも女性ボーカルもクリアに聞けます。1万円ほどの価格帯では十分すぎる音質。ただもう少し、迫力があればより嬉しかった。

全体的にEDIFIERらしい万人受けする音質で、多くの方が満足できると感じました。

AACは非対応ながら、Appleデバイスで音楽を聞いても、解像度も悪くなく音の分離もされていると感じるため、普通に楽しめます。

装着感良く耳穴があっていれば音漏れほぼしない

ボクはEdifier W320TNとかなり相性が良く、違和感なくピッタリ装着できます。

まさにシンデレラフィットでこの状態だとiPhoneの音量6割ほど(かなりうるさい音量)までなら音漏れがわかりません

インナーイヤー型は装着感良いかわりに、満員電車やバスに乗る際は音漏れが気になるところですが、本機は音漏れが全く気になりません。

公共乗り物で通勤・通学する人は最高ではないでしょうか。

ANC(アクティブノイズキャンセリング)インナーイヤー型ならかなり優秀

EDIFIER W320TN EDIFIER W320TN のノイキャン
カナル型なのに空調の音がほぼ消える

ボクはインナーイヤー型のノイキャン搭載モデルの経験がとりわけ豊富なわけではなくn数も少ないことを前提で書きます。

手持ちのインナーイヤー型でノイキャン搭載モデルののSOUNDPEATS Air 4のレビューでも書きましたが、ノイキャンがおまけ程度だったんですよね。

ところが本機EDIFIER W320TNは、ノイキャンの得意な「低〜中域の一定の音」ならかなり消えます。(体感7割)

音楽をかけている時なんかだと、全く聞こえないっていってもいいくらいの効果。

こびぃ

それこそ、室内のサーキュレーターやクーラーの音も消えるから、そのへんのしょっぱいノイキャン搭載しているカナル型イヤホンより雑音が消えるよ!これにはまじで驚いた!

ただし、耳へのフィット感が少しでもズレるとノイキャン効果は半減以下。インナーイヤーで激しすぎる運動時の使用はあまりおすすめできない。

インナーイヤーの開放的な良さで耳穴を爽快にしつつ、遮音性を高めるってこれまで多くの方が求めたと思うけど、本機がまさにこれを実現してくれてる。完全にAirPods 第3世代より好み

耳に合って密閉感があればあるほどANCの効きを感じると思う

EDIFIER W320TN の耳中

ここまで本機についてめっちゃいい内容を書いてますが、あくまも耳との相性ありきなのは大前提の話です。

これはイヤーピースを交換できるカナル型より、インナーイヤー型のほうが特に重要なので、人が良い!っていっててもボクに合わないのもあったのでここに書いておきます。

ちなみにボクの場合ですが、装着感がかなり良いためズレにくくフィットして装着すると、簡単にずれ落ちません。

こびぃ

軽くランしても落ちないからありがたい!階段などの段差も駆け足で登ってもズレ落ちなかったよ。

マルチポイント対応で切り替えはスムーズ

EDIFIER W320TN のBluetooth
安定感と速度感ある切り替えができる

EDIFIER W320TNはマルチポイント対応モデル。これは嬉しいですね。

搭載したはいいけど肝心の接続・切り替えの安定感について。

ボクはAppleデバイスで身を固めてるので、iPhoneやiPad、MacBookで試しましたがこれがまぁ良かった。

普通にAirPodsを使う感覚で切り替えできるので、マルチポイントの挙動は文句なし!

音声通話も優秀で使いやすい!大事な電話やオンライン会議などもOK

ズームとかに対応しやすい

音声通話はマイクの性能もよく相手に声が届きやすい、風が吹いても気持ちこもったくらい?みたいな感覚で、全然気にならない。

雑音の処理が優秀でビジネス用イヤホンとしてもおすすめです。

こびぃ

マイク性能が良く騒音が入りにくいと重要な話をする電話やオンライン会議などでも使いやすいね!

ゲームモードはOFFでもほぼ遅延ないくらい優秀

低遅延モード(ゲームモード)がありますが、音ゲーとかじゃない限りOFFでも気にならないくらい音ズレしません。

OFF時で1メモリくらい。

ON時だと1メモリ以内でほぼ中央にしか見えないくらい。(0.25秒以内)

こびぃ

ボクは音ゲーしないから言い切れないけど、プロレベルの人や音ゲー命!みたいな人じゃなければ全然問題ないし満足できるよ

充電はQiワイヤレス非対応で有線のみ

EDIFIER W320TNの充電時

EDIFIER W320TNは全体的にビルドクオリティが高く、1万円台のインナーイヤー型イヤホンとしては弱点が少なすぎましたが、これは結構残念ポイント。

本機は有線充電でしか充電できないので要注意です。

アプリで好みにカスタマイズ可能

Edifier Connect

Edifier Connect

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EDIFIER W320TNは専用アプリに対応しています。できることは以下のとおり。

アプリ側でできる制御

  • 音楽の再生/停止
  • ANCオン/オフ・外音取り込み
  • サウンドエフェクト
  • ゲームモード
  • 装着検出
  • 制御設定(本体の操作方法)
  • つまみ感度
  • プロンプトボリューム

など

メイン操作画面
メイン画面
サウンドエフェクト
サウンドエフェクト
操作方法
各種設定

このようにアプリ側からかなりの操作ができるようになってます。

ただ、使う人も多いサウンドエフェクト(イコライザー設定)はプリセット4種類のみしかないため、ちょっと物足りないと感じる人もいるかもしれません。

こびぃ

操作は直感的でUIも良いので数分操作したらすぐに操作方法が分かると思うよ!

EDIFIER W320TNの良かった点・気になった点

EDIFIER W320TNの良かった点・気になった点

インナーイヤー型で販売価格的にも完成度が非常に高いEDIFIER W320TNの良かった点・気になった点をまとめました。

良かった点

メリット
  • ノイキャンがかなり効くインナーイヤー型
  • 1万円台で考えると全体のクオリティが高すぎる
  • 音質に癖がなくバランス良く鳴る
  • 機能性と実用性に優れていて仕事用としても使いやすい
  • 音漏れしにくい
  • マルチポイント対応

「インナーイヤーで爽快、機能性、音質良し、音漏れしにくい」だけでも上々ですが、さらにノイズキャンセリング搭載で1万円台という破格とも言える完全ワイヤレスイヤホンに思えます。

Apple製品好きじゃなければ、AirPods 3より断然EDIFIER W320TNを推したい!それくらい良いですね。

インナーイヤー型イヤホンで久しぶりに感動しました。

気になった点

デメリット
  • AACコーデック非対応
  • LDAC時はマルチポイントが使えない
  • ワイヤレス充電非対応

AACコーデック非対応はデメリットですが、iPhone再生時でも気にならないくらい本機のポテンシャルが高いです。

あと、せっかくのマルチポイント機能がLDACモードだと使えなくなっているので、この点はもったいない印象。特に音質のこだわり強い人は気になるポイント可と思います。

普段しないワイヤレス充電しない人は非対応でも気にならないけど、ワイヤレス充電ばかりしてる人は結構不便に感じるので注意です。ボクはQiワイヤレスの民なのでこれが一番残念。

EDIFIER W320TNと旧型 W220Tの違いを比較

EDIFIER W320TNには旧型のW220Tがあるので、違いの比較表を用意しました。

製品名W320TNW220T
対応コーデックSBC, LDACSBC, aptX, aptX-Adaptive
接続方式Bluetooth 5.3Bluetooth 5.3
防水規格IP54IP54
おもさイヤホン約9g
ケース約50g
イヤホン約9g
ケース約40g
ドライバー13mmドライバー13mmドライバー
バッテリー【イヤホン】
最大5.5時間
(ANC時3.5時間)

【ケース込み】
最大27.5時間
(ANC時17.5時間)
【イヤホン】
最大6時間

【ケース込み】
最大24時間
充電方法有線のみ
USB-C
有線のみ
USB-C
ANC×
外音取り込み×
マルチポイント×
装着検出機能×
専用アプリ×
価格11,990円7,990円

スペック表を見てわかるとおり、前モデルから機能性をより充実させたモデルが本機「W320TN」です。

ただ、スペック上すべてが進化したというわけではありません。

対応コーデックが減ったことやイヤホン単体のバッテリー駆動時間が0.5時間短くなったこと。あと、価格が4,000円ほど異なりますね。

上述の点が重要でなければ、前モデルのW220Tより、W320TNがより充実したイヤホンライフを送れるようになってます。

こびぃ

マルチポイントやANC、さらには装着検出機能・アプリ対応など非常に重要だと思うので、どっちか迷ったならW320TNを選んでおけば間違いないよ!

EDIFIER W320TN レビュー【まとめ】

EDIFIER W320TNのレビュー記事でした。

EDIFIER W320TN
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • ノイキャンがかなり効くインナーイヤー型
  • 1万円台で考えると全体のクオリティが高すぎる
  • 音質に癖がなくバランス良く鳴る
  • 機能性と実用性に優れていて仕事用としても使いやすい
  • 音漏れしにくい
  • マルチポイント対応
デメリット
  • AACコーデック非対応
  • LDAC時はマルチポイントが使えない
  • ワイヤレス充電非対応

EDIFIER W320TNおすすめの人

  • 1万円強の音質・機能性のバランスが良い完全ワイヤレスイヤホンが欲しい
  • AirPods 第3世代に代わるイヤホンを求めてる
  • インナーイヤー型タイプかつANCやマルチポイントが欲しい
  • 爽快なつけ心地でも音漏れを防ぎたい

今後本機がスタンダードになってくるのはライバル社もかなり厳しいはず。インナーイヤー型×ANC界はきっと今以上に戦国時代に突入していくでしょう。

冗談抜きでインナーイヤー型×ANC搭載イヤホンとしては、感動レベルのイヤホンでした。自分は良くAirPods 3を使っていたのですがしばらく選手交代が決定。

サブ機・メイン機どちらでも恥じない性能を有しているので、気になる方はぜひ1度チェックしてくださいね!ではまた。

Edifier
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Edifier W320TN レビュー

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