Anker Soundcore Life Q35 ブラックレビュー「Q30と違いを比較」LDAC対応へ進化その他も変更点あり
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新型含めておすすめ用途は以下のとおり
- 癖がなく優等生ヘッドホンを楽しみたい
SoundCore Space Q45 - つけ心地重視で価格と品質のバランス良いものが良い
SoundCore Life Q35 - コスパを追求したい
SoundCore Life Q30
この記事で分かること
- Anker Soundcore Life Q35 (ブラック)の使用感/比較レビュー
- コストを抑えつつ、音楽やリラクゼーションを楽しめるワイヤレスヘッドホン
Soundcore Life Q35が発売されてから約半年経ちましたが、ずっと購入を見送っていました。理由はブラックorホワイト系がなかったから。
ネイビーはあったんだけどね!
で、今回なぜ購入したかですが、そうブラックが発売されたからです。(わかりやすい性格)
Life Q30を持っていたのにLife 35を購入して結果的にどうだったかというと、
乗り換えは必須ではないが、購入してよかった!より長時間使用する方向けのヘッドホンって感じです。
低音にブーストがかかっているので、パワフルな音源が好みの方でコストを抑えたい方は、Soundcore Life Q35を強くおすすめできます。
また、ボクみたいににLife Q35が発売されたときに「ネイビーかぁ…」とガッカリしていて、購入を見送っていた方の参考になるはずのですので、ぜひ最後までご覧ください。
- ワイヤレスヘッドホンでノイキャンや高級感が欲しい
- 出来る限りコストを抑えて本格的なワイヤレスヘッドホンが欲しい
- 低音が強調されている重たい音源・音質が好み
それでは「Anker Soundcore Life Q35 ブラックレビュー「Q30と違いを比較」LDAC対応へ進化その他も変更点あり」を書いていきます。
Anker Soundcore Life Q35レビュー
では、旧作のAnker Soundcore Life Q30はコスパモンスターでしたが、今作のSoundcore Life Q35はどんな感じか1分でわかる特徴から書いていきます。
1分でわかる特徴
- アクティブノイズキャンセリング対応
- 外音取り込み対応
- NFCペアリング対応
- Anker初の高音質コーデックのLDAC対応
- 有線接続時、無線接続時ともにハイレゾ対応
- 超ロングバッテリー(最大40時間再生)
- Soundcore アプリに対応
Soundcore Life Q35は、Ankerから2021年7月28日に販売開始された※ウルトラノイズキャンセリング(ANC)搭載のヘッドホンです。優先・無線どちらも対応。
Ankerの独自技術のアクティブノイズキャンセリング (ANC)です。機能とアプリによる環境モード選択を組み合わせて、「交通機関・室内・室外」に応じて、最適な強度のノイズキャンセリングの効果を発揮する
スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
メーカー | Anker |
商品名 | Soundcore Life Q35 |
役割 | ヘッドホン(有線・無線) |
重さ | 約270g |
充電端子 | USB Type-C |
充電方法 | USB Type-C |
ノイズキャンセリング | ○ |
対応コーデック | SBC/AAC/LDAC |
通信方式 | Bluetooth 5.0 |
Bluetoothプロファイル | AVRCP、A2DP、HFP、HSP |
再生可能時間 | 最大60時間※通常接続 最大40時間※ノイズキャンセリング 最大38時間※LDAC使用かつノイズキャンセリング |
カラーバリュエーション | ブラック ネイビー ピンク |
充電時間 | 約2.0時間 |
Anker Soundcore Life Q35は、Anker初のLDACハイレゾ対応したヘッドホンです。
Anker Soundcore Life Q35の開封時
開封時のレビューで付属品やデザイン、使用感を見ていきます。
外箱/付属品
従来モデルとほぼかわらないパッケージ。
Anker製品のワイヤレスイヤホンやヘッドホンは、感覚ですが8,000円以上を超えてくるとパッケージもワンランクあがるイメージ。
キャリングケースはオーバルタイプで素材は裏起毛です。優しい手触りが印象的、他のモノと干渉しても傷だつきにくそうな素材です。
付属品はガッツリ入っています。
3.5mmのAUXケーブル(オーディオケーブル)は物理ボタンつきで、再生停止に便利。
充電用ケーブルはUSB-A to USB-Cです。今作は航空機用プラグアダプターも付属しているため、飛行機によく乗る人は嬉しいアイテムつき。
小物の付属品を一括で管理するための黒いポーチもついています。全体的に旧型のLife Q30より充実しています。
- Anker Soundcore Life Q35本体
- USB-A to USB-Cケーブル
- 航空機用プラグアダプター
- 3.5mmのAUXケーブル(オーディオケーブル)
- クイックスタートガイド
- 安全マニュアル類
外観/デザイン
ロゴがプリント加工されていて、Ankerのヘッドホンということがすぐにわかります。Life Q35の印字はなし。
使いやすいファスナーとフック
ファスナーのプルタブもがっしりしていて開閉しやすいです。付属品が良い感じ。
あとで比較しますが、旧作のQ30より質感が上がっていて重厚感と高級感があります。カッコいい。
NFC搭載
右のイヤーカップは「1秒手で触れるとノイキャン⇄トランスペアレンシーモードの切り替え」可能。※NFCペアリング対応のシールが貼っているので剥ぎます。
NFC対応デバイスをLife Q35に接触させるだけでペアリング可。シームレスなペアリングを実現
収納時にLとRをどちらに置くかわかりやすく案内あり。
耳あての可動部分は約90度くらいで、両耳ともに折りたたみ可能。主に収納時に使います。
本体ベースのマットな質感とヘッドバンドの鋭くシャープな金属素材の掛け合わせが、洗練されたデザインを演出しています。カッコいい。
両耳のボタン
ボタンやポートの配置は、画像左側から以下のとおりです。
- 音量上げる
- 音量下げる
- 再生/停止
- オーディオジャック
ボタンやポートの配置は、画像左側から以下のとおりです。
- USB-Cポート(充電用)
- 電源ボタン(3秒長押しで電源ON/OFF)
- ノイズキャンセリングと周囲音取り込みモード切り替えボタン
Life Q30もそうだったけど、電源ボタンの3秒長押しはやや面倒なんだよね。
ボタンやポートをまとめるとこんな感じ
長時間つけても痛くない、蒸れにくく聞き疲れしないヘッドホン
あれ、なんか以前にも増して肉厚というか生地?クッション性?がよくなっている気がします。あとでLife Q30と比較チェックしますが、ハリとコシがあります。
イヤーパッドは耳全体を包み込むやや大きめのサイズ感だから、暑い時期にあるヘッドホン特有の蒸れにくいのはメリット
内部のスクリム(防塵布)にはLとRの文字が入っているため、装着時に間違えることはなさそう。生地と文字が区別しやすいコントラストが高めになっています。
ヘッドバンド部分は伸縮可能
ヘアライン加工がほどこされていてカッコいい。ヘッドバンド部分は356mm~431mmの間で調整可能です。これはかなり調整幅が効く感じ。よほどの面長じゃない限り問題なく装着できます。
ほとんどの人がちょうどのサイズになるようにアジャストできるよ!サイズの汎用性の高さはあるに越したことはない!
可動部分は10度くらい
こちらは旧型のLife Q30と同じく、15°の範囲内でイヤーカップ外内に調整できます。頭のサイズに合わせてフィットするため、長時間装着しても痛みを感じにくいので嬉しい。
音質
音質はAnkerが得意なドンシャリタイプで、低音をガシガシ楽しめます。LDACハイレゾなどを楽しめるので、音をより鮮明に細かく聞き分けるのが得意な本機。
大口径40mmドライバー搭載で、ダイナミックな音色を奏でます。
結構個人で意見が分かれるところかもしれませんが、より低音がブーストしているモデルが本機のLife Q35。
低音が強いとはいえ、中音から高音もノペッとしてなくて、苦手な印象は受けません。
1万円前後の価格で、ノイキャン×この音質は個人的に大満足だよ!Q30からあっさり乗り換えた。
ノイズキャンセリングの効きはどうか
ウルトラノイズキャンセリングの性能は、これまでとあまりかわらない印象でした。
エアコンなどの音には相変わらず強いですが、車の走る音、人間が発する音の打ち消しは弱いイメージ。
ですが、初めて経験する方は感動することは間違いない!って言えるノイキャンの機器具合です。
マルチポイント接続にも対応
本機は、便利な※マルチポイントにも対応しているので、個人用メインスマホと仕事用サブスマホなどを持っている方は非常に便利な機能です。
マルチポイントは、2台の親機を同時に接続できる機能のこと。 たとえば、個人用のスマホと仕事用のスマホどちらに着信があっても1台のヘッドホンで接続して通話が可能です。
もちろんSoundcoreアプリに対応
Ankerのワイヤレスイヤホンん、ヘッドホンの選ばれしモデルのみ使用が許される専用アプリの「Soundcoreアプリ」にも対応しています。
- ファームウェアの更新
- タッチの操作方法
- 装着検出
- クイックスタートガイドの閲覧
- イコライザーの調整やカスタマイズ
- 睡眠モードでヒーリングサウンド
- ノイズキャンセリングモードの切り替えやモード設定
Anker Soundcore Life Q35のペアリング方法がわからない方向け
本ページで書くと長くなってしまうので下記のリンクから↓↓
ペアリング方法は旧型のAnker Soundcore Life Q30のこちらのページを参考にしてください。手順をわかりやすく書いています。
再生時間:最大40時間(ANC on)/60時間(ANC off)
連続使用時間
使用モード | 使用時間 |
---|---|
通常モード | 最大60時間 |
ノイズキャンセリングモード | 最大40時間 |
LDAC使用かつノイズキャンセリングモード | 最大38時間 |
Soundcore Life Q35の充電時間は2時間なので、2時間充電するだけで40時間〜60時間使用できるのは非常にありがたい。
サイズ/重量
重量は約270gとヘッドホンの中では、よくある重量感。耳に当てるクッションが以前より質感がよくなっているため、この重量でも長時間装着していても耳が痛くなりにくいです。
ケースも軽くて上部なつくりだから、持ち運びやすいよ!
Anker Soundcore Life Q35とQ30と違いを比較「何が変わって進化/変化したか」
Anker Soundcore Life Q35とQ30のデザイン・スペック比較
項目 | Soundcore Life Q35 | Soundcore Life Q30 |
---|---|---|
重さ | 約270g | 約260g |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
充電方法 | USB Type-C有線 | USB Type-C有線 |
ノイズキャンセリング | ○ | ○ |
対応コーデック | SBC/AAC/LDAC | SBC/AAC |
通信方式 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 |
Bluetoothプロファイル | AVRCP、A2DP、HFP、HSP | AVRCP、A2DP、HFP、HSP |
再生可能時間 | 最大60時間※通常接続 最大40時間※ノイズキャンセリング 最大38時間※LDAC使用かつノイズキャンセリング | 最大60時間※通常接続 最大40時間※ノイズキャンセリング |
カラーバリュエーション | ブラック ネイビー ピンク | ブラック ネイビー ピンク |
充電時間 | 約2.0時間 | 約2.0時間 |
対応コーデックにハイレゾ高音質のLDACが搭載されたことが一番の進化ポイントです。
カタログスペックには現れない部分のデザインや素材にも進化・変化ポイントがありますので、合わせてまとめてチェックします。
Anker Soundcore Life Q35とQ30の進化・変化ポイント
- 進化・変化ポイント①:イヤパッドの質感向上で耳がよりラクになった
- 進化・変化ポイント②:細かいカラーリングの完成度が高い
- 進化・変化ポイント③:ヘッドバンドの金属部分がより渋くなった
- 進化・変化ポイント④:音質アップ・ワイヤレスでもハイレゾ対応に
- 進化・変化ポイント⑤:睡眠モード搭載
順に見ていきます。
進化・変化ポイント①:イヤパッドの質感向上で耳がよりラクになった
旧型のLife Q30より本機の新型 Life Q35のほうが縫製がしっかりしていて、側面からと内側の境目も丁寧に縫い込まれています。より立体的になったことにより、イヤパッドが耳近辺に当たる圧を分散してくれます。
おわかりいただけるだろうか。クッション性が全然ちがう。
- フワフワが好きな人は画像右の旧型 Life Q30
- ハリとコシが好きな人は画像左の新型 Life Q35
相性もあるだろうけど、個人的にはハリとコシが好きで、疲れにくく感じる Life Q35の方が好み!より長時間聞いても耳が痛くないし疲れないよ。
進化・変化ポイント②:細かいカラーリングの完成度が高い
Soundcoreの「dマーク」が明らかに本体と一体感を増しています。ここだけみると、超高級ヘッドホンのようだ。
旧型の Life Q30は「dマーク」がゴールドでいかにもなオーラが出ていました。これはこれで好きな人がいそうですが、ボクはLife Q30のブラック×ブラックが好み。
本体素材のベースのブラックも色味が異なっていて、Life Q35のほうがやや灰に近くなっているよ!よりオシャレないイメージ。
進化・変化ポイント③:ヘッドバンドの金属部分がより渋くなった
ヘッドバンド部分は共にヘアライン加工ですが、本体と同様に色味が異なります。本機のLife Q35のほうがブラック感が若干弱い感じ。
進化・変化ポイント④:音質アップ・ワイヤレスでもハイレゾ対応に
Soundcore Life Q30、Soundcore Life Q35どちらもハイレゾに対応していますが、旧型のQ30はAUX接続時のみハイレゾ対応でした。
本機の新型Q35はワイヤレスでもハイレゾ対応しているため、音が細かく豊かになり、より高解像度の音楽が楽しめます。
Q35の方がより低音が強調されていて、鼓膜に「ズシズシ、ドンドン」訴えかけてきます。Q30の方が、低音より中域を重視して作られているかもしれませんね。
Life Q35ならワイヤレス精密な音を聞き分けてたのしむことが出来るから、音楽を楽しみたい人は絶対にQ35のほうが良いよ!
AUX接続時の注意点
本体充電がある状態の時のみ
- 本機のLife Q35はノイズキャンセリングと外音取り込み機能が使用可能
- 旧型のLife Q30はノイズキャンセリングと外音取り込み機能どちらも使用不可
どちらのヘッドホンもその他のボタン操作、内臓マイクは使用不可になっています。
進化・変化ポイント⑤:睡眠モード搭載
Life Q35からは「Soundcoreアプリ」に内で睡眠モードへの切り替えが可能になりました。
夜寝付きが悪い時や、夜の電車の中でウトウト、飛行機や新幹線でリラックスしながら眠りにつくために活用できそうです。
睡眠モードではヒーリングサウンドが再生され、鳥のさえずりや風鈴、波の音など全11種類からカスタマイズして好みの音源を作ることができるよ!
Anker Soundcore Life Q35とQ30結局どっちが良くておすすめか
価格の誤差もノイズ程度なので、セールにでもなってない限り本機のSoundcore Life Q35がおすすめです。
念のため旧型のLife Q30のレビュー記事を置いておくので、気になる方は読んでみてくださいね。
Anker Soundcore Life Q35レビュー!Life Q30と比較あり【まとめ】
本記事は「Anker Soundcore Life Q35レビュー「Q30と比較」LDAC対応へ進化その他も変わったポイントあり」について書きました。
もう一度良かった点と気になった点をまとめておきます。
今回紹介したSoundcore Life Q35はヘッドホンをデビューする人や、コストが安く音質・質感が良いヘッドホンを探している方にピッタリのヘッドホンでした。
ハイエンドモデルが3万円〜することを考えると、1万円でこのクオリティなら、ほぼ不満はないです。
なんなら、2万円近くしてもおかしくないのでは?ってのが正直な感想。
コスパを追求したい方、はじめてヘッドホンを所持する方など、気になる方は一度見てくださいね。ではまた!
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