Anker Soundcore Life Q30レビュー丨高性能!本当に1万円以下? ANC=ノイキャン搭載のバランスブレイカー
※当記事内で紹介しているリンクは一部Amazonアソシエイトリンクがあります
新型と比較レビューはこちら↓
新型含めておすすめ用途は以下のとおり
- 癖がなく優等生ヘッドホンを楽しみたい
SoundCore Space Q45 - つけ心地重視で価格と品質のバランス良いものが良い
SoundCore Life Q35 - コスパを追求したい
SoundCore Life Q30
この記事で分かること
- Soundcore Liberty Q20の次代モデルのQ30を知ることができる
- 約8,000円でワイヤレス・ANC(アクティブノイズキャンセリング)のヘッドホンのこと
イヤホンとヘッドホンに揃っていえることがあります。それは「沼」
一度ハマってしまうと中々抜け出せないと言われているこの「沼」を初心者だからこそ回避する方法があります。
沼から回避する方法
Anker Soundcore Life Q30もしくはAnker Soundcore Liberty Air 2 Proのどちらかを手に入れること。
理由は、価格以上の性能の良さを楽しむことができ、初心者であればほとんどの人が満足できる仕上がりだから。
ANC&ハイレゾ対応のワイヤレスヘッドホンが約8,000円で手に入れることができるなんて、もはやバグに近いからね。
※『SoundCore Life Q30』は『SoundCore Life Q20』の正当進化の後継機。
結論から言うと、このクオリティのワイヤレスヘッドホンをたった8,000円で購入できるのは、なんかの間違いではないか?!という感想しかでなかった。
- 価格:ブラック8,990(税込)
- 発売日:2021年1月13日
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)
- 専用アプリでカスタマイズ
- 最大40時間(ANC on)/60時間(ANC off)の再生時間
- 長時間装着できる心地よいフィット感のイヤーパッド
- ハイレゾ再生対応
- マルチポイント対応
- NFCペアリング対応
上記の特徴以外にも機能がてんこ盛りだヨ!
Anker Soundcore Life Q30 の主な製品仕様
Anker Soundcore Life Q30の突出している点はなんと言っても、1万円を切る8,000円代でアクティブノイズキャンセリング付き&ハイレゾ対応のワイヤレスヘッドホンというところ
「Life Q30」 の製品仕様/スペックは確認したい方だけ下記をクリックして開いてくださいね。
Anker Soundcore Life Q30の製品仕様/スペック
商品名 | Soundcore Life Q30 |
メーカー | Anker |
役割 | ワイヤレスヘッドホン |
重さ(約) | 260g |
充電端子 | USB Type-C |
ノイズキャンセリング | アクティブノイズキャンセリングANC ※3パターンあり |
通信方式 | Bluetooth5.0 |
対応コーデック | SBC / AAC |
通常時 再生可能時間 | 最大60時間 |
ノイキャン使用時 再生可能時間 | 最大40時間 |
充電時間 | 約2時間 |
Soundcoreアプリ | 対応 |
周波数応答 | 20-Hz-20KHz(Bluetooth接続時) 16Hz-40KHz(AUXケーブル接続時) |
性能が普通に良くて、8,000円以下やから笑うしかないね。ビックマックセットが300円で買えることができるイメージやわ!
Anker Soundcore Life Q30の開封レビュー
早速開封をしていきます。
Q30の外箱/内容物
外箱
モノがモノだけにサイズが結構大きいです。
内容物
実はボクここであれ?!?!ってなったんよね。
【注意】Q30のハードトラベルケースの罠?
「あれ?!」ってなった理由は、このトラベルケースがボクが購入した時にはダウングレードしていました。初期生産分のみ、かっこいいケースだったんですよね。無念すぎる。
ヘッドホンの収納場所が独立していて、スッポリはまる形です。さらに左の蓋の部分にはコードなどを収納するポケットあり。
これが唯一といって良い残念ポイント。ケースかっこいいな〜おもって購入したボクからするとめちゃくちゃショックやったわ
某口コミでもハードトラベルケースの変更を知らずに購入した人たちから☆1が連発しています。
Anker製品を長く愛用していますが、ここまで☆1がついているのも珍しい。
これは事前の告知もなかったし、以前はAmazon製品ページにもケースが変更した記載がなかった(今はあります)ので、Anker社側に否があると思います。☆1がついてもしょうがないですね。
では気を取り直して内容物確認続行します。
内容物はSoundCore Life Q30本体含め、下記の通り7点です。
- SoundCore Life Q30本体
- 3.5mm AUXケーブル
- 充電用USB−C & USB-Aケーブル
- ハードトラベルケース
- クイックスタートガイド
- 安全マニュアル
- カスタマーサポート
Anker製品のスタンダードの保証期間18ヶ月はもちろんついてるヨ!Amazonで購入しても18ヶ月保証ついてくるからネ!
Q30のヘッドホン&トラベルケース本体外観/デザイン
素材がプラスチック製なので、安っぽくなるかとおもいきや、dマークの細ゴールドの深みやヘッドパット外側のヘアライン加工などの、細かなディティールのこだわりが見られ安っぽく感じません。
- 高さ:19.5cm
- 横幅:18cm
- 奥行き:7.9cm
上記サイズはあくまで、ボクが測ったサイズなので若干誤差があるかもしれません。
Q30の本体外側
艶消しマット調が全体を引き締めてくれています。dのゴールドに嫌らしさがなく、むしろ上品な雰囲気を醸し出しています。
指でなぞっても、指紋は残りにくいです。指紋に比べると油汚れが残りますので、油脂系には弱そう。
Q30の本体内側
耳がスッポリ入るオーバーイヤータイプです。サイズは内径は4.6cm。
よほどのダンボじゃなければ包み込んでくれるサイズ感。
Anker公式、Amazon販売ページにも「形状記憶イヤーカップ」と表記されていましたが、ボクんちのおばあちゃんくらい記憶せずに忘れんぼ。
ほぼ形状記憶せずにデフォルトの位置に戻ってきます。
ずっと使い続けると記憶するのかな?
イヤーカップのさわり心地は柔らかい部類。蒸しパンのような感じ。素材はおそらく合皮ですが、質感・触感は悪くありません。
イヤーカップはそこそこの厚みがあります。
15°の範囲内でイヤーカップ外内に調整できることから、頭のサイズに合わせてフィットするため、長時間装着しても痛みを感じにくい設計。
イヤーカップ自体は右・左ともに内側左右に90°折り曲げることが可能。
Q30の本体イヤーカップの操作ボタン
ボタンは本体下部の方についています。片耳ずつ画像をわけますね。
それぞれのボタンの配置をまとめると下記の通り
イヤーカップ外側のUSB−C端子とステレオジャックは本体付属品ののケーブルが使用できます。
Q30の本体横・上
イヤーカップのゴールドと同様、落ち着いた色味で刻字されているため上品な仕上がり。素材もイヤーカップと同様にプラ系ブラックマット調です。
ヘッドパットはイヤーカップに使われているパットと同じ素材。フカフカしています。
ボクは普段ヘッドホンより、ワイヤレスイヤホン派なのですがこのフカフカ感があれば、頭も耳も痛くなりにくそうです。
ヘアバンドの外側もブラック色ですが、ヘアライン加工が施されているため少し他の箇所と毛色が異なります。シンプルにかっこいい。
Apple Watchのバンドでもヘアライン加工のブラックステンレスバンドを使用してるけど、ブラック×ヘアラインはほんま高級感が漂う。
サイドのプラスチック部分を下に引っ張ればサイズ調節が可能。最大サイズと最小サイズの感じは下画像の通り。
ボクはサイズをいじって使用していないけど、頭が大きい人でもほとんどの人は大丈夫そうな余裕があるね!
Q30の重量/サイズ感
重量
合計で約400グラムですので、500mlのペットボトルより軽いので持ち運びしやすいサイズ・重量感。
本体サイズまとめ
- 重さ:265.6グラム※ヘッドホンのみ
154.7グラム※ハードトラベルケース - 高さ:19.5cm
- 横幅:18cm
- 奥行き:7.9cm
サイズ感
ボクがいつも持ち歩いているAnker社よりでているワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty Air 2 Pro」とQ30&「Incaseのガジェットポーチ」とQ30のハードトラベルケースの2つでサイズ感をみてみてください。
イヤホンとヘッドホンなので、もちろんサイズが大きく異なる。
ちょうどガジェットポーチサイズくらい。
Anker Soundcore Life Q30のペアリング方法STEP5
iPhone12Proでペアリングしてみますね。ちなみにSoundcore Life Q30はNFCペアリングに対応しています。
ペアリングがよくわからない!という方に向けての解説になりますので、「ペアリングのやり方知ってる!」ってかたはこちらをクリックするとジャンプします。
ヘッドホンの電源ボタンONを長押しする。
iPhoneのBluetooth設定画面でONにする。
Bluetooth接続可能端末に「Soundcore Life Q30」が出たらタップする。
ペアリング完了です。
iPhoneやMac BookiPhoneがBluetoothONになっていれば、今後はSoundcore Life Q30の電源を入れるだけで自動接続してくれます。
上記の流れはiPhone12Proのペアリングの流れですが、その他のiPhoneの方も同様の方法。Androidスマホの方も基本的な作業は同じです。
Anker Soundcore Life Q30の音質
Soudcore Life Q30は重低音モデルではありませんので、低音が好きなボクはあまり期待していませんでしたが、結構ズシズシ来る感じ。
音質は全体はドンシャリ系です。ただ、耳障りなドンシャリ系って感じではなく、各音域のバランスが取れているため、ドンシャリ系でも耳が疲れないのが長時間使うボクとしては最高です。
分離感も解像度も高くて良い。ボーカルもしっかり聞こえてるため、全体的に上手まとまったオーバーイヤー型ワイヤレスヘッドホン。
ノイキャンとイヤーパッドの質が良いため、イヤホンでは得ることができない空間を楽しむことが可能。正直、8,000円の品質ではない。20,000円出しても購入できる音質レベルです。
Anker Soundcore Life Q30の特徴・ポイント
Anker Soundcore Life Q30の最大の特徴は『コスト<<<<パフォーマンス』という業界のバランスブレイカー的な存在になっていること
ほんまもんのコスパモンスターやね!
これ1つにてんこ盛り機能です。しかもやっぱり価格設定がバグなみに安い8,000円代はどう考えてもおかしい。
Soundcore Life Q30の特徴/ポイント
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)
- 専用アプリでカスタマイズが豊富
- 最大40時間(ANC on)/60時間(ANC off)の再生時間
- 長時間装着できる心地よいフィット感のイヤーパッド
- ハイレゾ再生対応
- マルチポイント対応
- NFCペアリング対応
1. アクティブノイズキャンセリング(ANC)
上画像の穴がマイクの役目になっており、拾った音の波の形の真逆の形(逆位相)の波の音をぶつけて、雑音を消す仕組みがアクティブノイズキャンセリング。
Soundcoreアプリ内からサクッと『ノイキャン/外音取り込み/標準』を決めることが可能。ノイキャン時は下記の3種を選択可能
ANCノイズキャンセリングモード3種
- 交通機関
- 屋内
- 屋外
正直、「交通機関・屋内・屋外」から選択する機能いるのかな?と、使ってみて率直な感想。
理由は交通機関が一番ノイキャン効くので、それ以外の選択肢をチョイスする理由があまり無い気がするんですよね。これからのアップデートに期待。
ANC(アクティブノイズキャンセリング)の効き具合をワイヤレスイヤホン(ANC搭載)で比較してみます。
アクティブノイズキャンセリングの効き具合比較
- AirPods Pro → 90点
- Soundcore Liberty Air 2 Pro → 60点
- Soundcore Life Q30 → 75点
AirPods Proのノイキャンはやはり強いですが、Life Q30のほうが耳への圧迫感が少ないのでここは一長一短でしょうか。
Soundcore Life Q30は、人の話し声や調理をしている音のような少し尖っている音は結構耳にはいってきます。逆に車の音や空調の音のような安定していて振動系の音は綺麗にカットしてくれるノイキャン度合い。
まだまだ改善の余地はあるけど、8,000円代と考えると及第点というか感動レベル間違いないよ!
2. 専用アプリでカスタマイズが豊富
Soundcoreアプリでできることは主に下記の5つ
- ノイズキャンセリング設定
- イコライザー設定
- 睡眠モード設定
- ファームウェア更新
- クイックスタートガイドの閲覧
ノイズキャンセリングは前述に説明しているのでここでは説明は省きますね。
イコライザー
イコライザーは「22種類のプリセット」もしくは「カスタム」して好みの音質にカスタマイズすることが可能。
睡眠モード
睡眠モードでは環境音の調整を行い好みの環境を作り出すことが可能。この機能は「Soundcore Wakey」と同じ。
ファームウェア
ファームウェアを更新することができます。
クイックスタートガイド
クイックスタートガイドでいつでも確認。
上記の機能の中から、Soundcore Life Q30は主にイコライザーとノイキャンの2つを使用することが多いと思います。
3. 最大40時間(ANC on)/60時間(ANC off)の再生時間
連続使用時間
使用モード | 使用時間 |
---|---|
通常モード | 最大60時間 |
ノイズキャンセリングモード | 最大40時間 |
Soundcore Life Q30の充電時間は2時間なので、2時間充電するだけで40時間〜60時間使用できるのは非常にありがたい。
さすがモバイルバッテリーからスタートアップした企業の製品やわ
4. 長時間装着できる心地よいフィット感のイヤーパッド
実際にこのブログを書きながら、今日もLife Q30を装着しています。ちょうどよいフカフカ感でもっと高いヘッドホンレベルの心地良さがあります。
最大8時間ほど一度も取らずに装着しつづけましたが、全く痛くありませんでした。
過去にロジクールの8,000円代のゲーミングヘッドホンを購入したときは耳がちぎれそうなくらい痛かったんですけどね。
5. ハイレゾ再生対応
ハイレゾ再生対応もやけど、何より本体がワイヤレスと有線どちらも選択できるのはやっぱり良いね!
より臨場感を感じることができ、解像度が上がった印象。とはいえ素人耳にはその程度しかわかりませんでした。
6. マルチポイント対応
個人的にノイキャンと同じくらいありがたいのがこのマルチポイント対応。
1万円以下のワイヤレスイヤホンやヘッドホンではまずみかけない機能ですからね。これがあればデバイス間移動がアホほど楽になります。
7. NFCペアリング対応
NFCとは
デバイス同士をワンタッチで接続ができる機能。
ショートカットでペアリングができる機能と思えばだいたいOKです。通信速度はそこまで早くなく10cm程度の距離しか届きません。
詳しく書くとよくわからなくなると思うので、気になる方は下記の外部リンクの記事を確認してくださいね。
それにしても機能がこんなにてんこ盛りで8,000円台でAnkerさん赤字じゃないか心配だヨ。
Q30は任天堂Switchとの相性も抜群
ボクは夜に気分転換に30分だけSwitchをすることがあるのですが、ゲームの音質を高めて臨場感を味わいながらプレイするSwitchは格別で至福の一時。
音漏れもほぼないので、妻にも怒られずにSwitchを楽しんでいます。
Anker Soundcore Life Q30がおすすめできる人
ここまでをまとめてQ30をおすすめできる人とできない人をお伝えしておきます。
ワイヤレスヘッドホンでアクティブノイズキャンセリングつきでコスパが良すぎるとはいえ、約8,000円はしますのでご自身が後悔しないように、上記のオススメできる人かできない人かしっかり確認をしてくださいね。
Anker Soundcore Life Q30のレビューまとめ
本記事をお読み頂きありがとうございました。最後に「総評と特徴まとめ」の確認です。
総評高級ヘッドホンを所持していないなら8,000円出して購入する価値大アリ!
- 価格:ブラック8,990(税込)
- 発売日:2021年1月13日
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)
- 専用アプリでカスタマイズ
- 最大40時間(ANC on)/60時間(ANC off)の再生時間
- 長時間装着できる心地よいフィット感のイヤーパッド
- ハイレゾ再生対応
- マルチポイント対応
- NFCペアリング対応
何度もしつこいですが、アクティブノイズキャンセリング(ANC)やロングバッテリー搭載やその他諸々の機能が1つにギュッと詰まったフルワイヤレスヘッドホン(有線可)が8,000円台で購入できるなんて最高です。
もはやチートに近い、まさにバランスブレイカー!
長時間使用してもイヤーパッドの痛みの無さで、快適感も抜群。ノイキャンがやや弱く没入感が低下すること、ハードトラベルケースの初期型からの変更以外は大満足です。
ヘッドホンの入門編として購入しても間違いないヘッドホンなので、お試しあれ。
新型はこちらから
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