POKITTER Relaks レビュー|初めて買うなら手を出しやすいコスパ良しのAndroid TV10搭載プロジェクター
プロジェクターってピンキリですよね。
- 5万円台でちゃんと使えるプロジェクターほしいな
- はじめて買うけど失敗したくないな
このような人には本記事で紹介するPOKITTER Relaksを選択肢の1つとして推奨できます。
POKITTER Relaksの製品概要
早速POKITTER Relaksの「特徴」「スペック」を紹介していきます。
特徴
- 解像度1920×1080
- 明るさは400 ANSIルーメン
- 5,000以上の高品質アプリに対応
- 最大150インチでの視聴が可能(投影サイズは自由に変更)
- 自動台形補正機能を搭載
- デュアル10Wで迫力サウンド
- スマホ画面をScreenへ投影できる
実際に使ってみるとPOKITTER Relaksは、これで50,000円台?って感じるほど。
POKITTER Relaksがすごいのか、時代がそんな時代になったのか、いずれにせよコスパに優れたプロジェクターであることは疑う余地なしです。
スペック
サイズ | 21 x 14 x 17cm |
---|---|
重量 | 約1.5kg |
解像度 | 1920×1080 |
コントラスト比 | 3000:1 |
投影可能サイズ | 40-150インチ |
光源 | LED |
明るさ | 400ANSIルーメン |
OS | Android TV10.0 |
Wi-Fi | 2.4G / 5GHz 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth5.1 |
オートフォーカス | 〇 |
台形補正 | 自動台形補正 |
ファンノイズ | 25db以下 |
スピーカー | 2 x 10W Hi-Fi |
端子 | HDMI 1.4 USB 2.0 AUX |
保証期間 | 1年 |
価格 | 約55,800円 |
POKITTER Relaks レビュー
ここからPOKITTER Relaksのレビューをしていきます。
付属品
ACアダプターはリモコンくらいの小ぶりなサイズ感で、狭い場所にも設置しやすいタイプ。
リモコンはシンプルなボタンのみで、Fire TV Stickのリモコンみたいなデザイン。背面に単4電池を2つ入れて使います。
Netflix公式ライセンス認証を受けてますよ!
- プロジェクター本体
- 電源ケーブル
- 電源ACアダプター
- リモコン
- 取扱説明書
- 保証書
外観デザイン
シルバーアルミ筐体で、見た感じザ・プロジェクターで、ガジェット感は強いため、室内に馴染みやすいかというとインテリアを選ぶかと。
中央には自動調整してくれるオートフォーカスセンサーを搭載しています。
側面はアルミ筐体のみ。硬質ですが鋭利な部分もなく安全に使えます。
上部には各種ボタンが設置されていてるため、リモコンが手元になくても基本操作がここからできます。
底面は4点ゴム足があり、すべりにくく固定して使用できます。
中央に1/4インチ穴を備えているため、プロジェクター用スタンドやその他代替スタンドが使用可能。※耐荷重は2.5kg以上のスタンドが対応
背面には各種ポートを搭載。次項にてチェックします。
各種ポート
左から
- DC電源入力
- USB-A
- HDMI
- 赤外線受信
- AUX
です。
HDMIは1.4、USBは2.0対応です。
PCで動画管理している人はUSBをつなぐだけで動画が見れます。フォーマットの対応OSは以下のとおり。
- FAT32
→Mac OS X/macOS、Windows、Linux、DOSを含むほぼ全てのオペレーティングシステムと互換 - NTFS
→Windowsのみ
サイズおもさ
サイズは、約21×14×17cmで、長辺がペットボトル(500ml)と同じサイズ感。
おもさは、約1.5Kgです。
持ち運びやすい小ぶりタイプでコロンとしていて、出しっぱなしではなく収納もしやすいサイズ感。
画質は最大1920×1080
FHD対応〜のプロジェクターってだけで、エントリーモデルのプロジェクターと比較して、目に見えてわかるレベルできれいな画質と発色を実感できます。コントラストはくっきりしてるので陰影もしっかりついてる。
人のシワや精密機器の小さいパーツまで確認できるほどの画質があるので、「はじめてプロジェクターを買う人」や「ライトユーザー」は感動するレベル
このレベルがたった5万円で買えるようになったんだな〜すごいな。
明るさ400 ANSIルーメン
そもそもANSIルーメンとは、プロジェクターやディスプレイの明るさを表す単位です。細かく言うとルーメン表記との違いなどもありますがここでは割愛します。
本機は明るさ400ANSIルーメンになってます。
この数値は、プロジェクターとしては突出しているわけではないですが、暗所で見る分には問題ありません。以下を参考にしてください。
400 ANSIルーメンを環境別に明るさチェック
夜や暗い室内だと、コントラストもくっきりしていて色域も広いため、ライトにYouTubeをたのしんだり本格的な映画鑑賞ができます。
5万台って考えると冗談抜きで発色いいですね。
遮光カーテンあり(ほぼ透過しない)だと暗い部分と明るい部分との違いはわかるものの、全体的に見に行い印象を受けます。
軽く映像を流す程度ならありですが、じっくり楽しむにはやや力及ばずといったところ。
日中のカーテンなしは正直見れたレベルではないです。
ただ、5万円のプロジェクターと考えると妥当っちゃ妥当ですね。これ以上求めるならハイエンドモデルを購入すべきだと思います。
夜や暗い室内 | はっきりとキレイに見える |
日中カーテンあり室内 | 見づらい |
日中カーテンなし室内 | 厳しい |
日中は光の入り方で変わりますが、太陽光がそこそこ入るのなら遮光カーテンがあっても、カーテンなしレベルで映像を楽しむには困難な状況になると思います。
日中でも文句なしの画質や明るさを求めるなら、「雨戸」を締めたりして室内を暗くする必要あり。
最大150インチまでサイズ調整可能
本機は簡単に投影サイズを自由に変更できます。
サイズは40〜150インチで、投影距離に依存するので必ずしも自分好みのサイズにできるかは環境によりけりです。
投影距離とサイズの関係性は以下を参考にどうぞ。
スクリーン サイズ | 幅 (cm) | 高さ (cm) | 距離 (cm) |
---|---|---|---|
40 インチ | 88.6 | 49.8 | 108.4 |
60 インチ | 132.8 | 74.7 | 162.1 |
80 インチ | 177.1 | 99.6 | 216.1 |
100 インチ | 221.4 | 124.5 | 270.1 |
120 インチ | 266.7 | 149.4 | 324.1 |
150 インチ | 332.1 | 186.8 | 405.1 |
自分が設置したい場所から投影する壁やスクリーンまでの距離と幅と高さをチェックしていた方がいいですよ。
自動補正機能
POKITTER Relaksは、プロジェクターで楽しむには必須の機能になった「自動台形補正機能」やフォーカス機能といった自動生機能が備わっています。
どちらも難なく使えて操作性も問題ありませんでした。
自動台形補正機能
設定から台形補正設定で、「電源入れたときに自動修正するかどうか」「プロジェクターの位置が変わる度に自動修正するかどうか」などを設定できます。
台形補正の挙動はこんな感じ
動画の中では2度ほどむりやり斜めに設置してみましたが、すぐにまっすぐに修正されているのがわかります。この感度も高くてストレスなし。
画面に投影する角度が斜めからだったり、映像出力中にプロジェクターを移動しても動的にしっかり水平方向に対応してくれますよ。
自動補正後に微調整するときは4点補正から調整できます。
フォーカス機能
上述のとおりフォーカス機能で調整できますが、このクラスのプロジェクターはフォーカスがブレたり、ズレたりしないのでほぼ使わないと思います。
1週間くらい使ってて一度もズレたりしなかったからこの機能
無線ミラーリング
Android TVの利点でもあるChromecastが標準搭載されているためスマホの動画をワンタッチで大画面に投影できます。
iPhoneのAirPlayにも対応してます
音質
本機はデュアル10Wで迫力サウンドとのことですが、正直感動するレベルではなく、臨場感を楽しむにはやや物足りない印象。
音量上げると割れる感じあるので、そこまで期待しないほうが良いです。
本格的なムービーシアター環境を目指したい人は、安くてもいいのでサウンドバーなどを準備することをおすすめします。
ワイヤレスイヤホンやヘッドホンも対応
設定からワイヤレスイヤホン・ヘッドホンへ接続切り替えもできるので、手持ちの環境で音質を改善したい場合や夜の騒音問題もこれで解消です。
手持ちのワイヤレスイヤホンでいくつかためしたけどペアリングと接続安定性に問題なし。最近のイチオシはEdifier WH950NBです。
リモコンの操作性
室内ライトと一緒になったプロジェクター「ポップ イン アラジン」を操作したことがあるのですが、あれはレスポンス悪く、こうなるとプロジェクターって使わなくなりそうだなぇ。って感じた経験があるボクからするとリモコンの操作性は超大事。
レスポンスも最新Fire TV Stickのリモコンくらいの感度で使いやすいです。
POKITTER Relaksの気になった点
POKITTER Relaksを数日使ってみて気になった点は以下のとおり。
気になった点
- 明るい場所での視聴が難しい
- 音量によってはファンの動作音が気になる
明るい場所での視聴が難しい
本記事で400ANSIルーメンがどれくらいの投影能力かチェックしたときにも明るい場所での投影は難しとかきましたがやっぱりこれが本機のデメリット。
明るいとどの角度・距離から見ても厳しいです。彩度が高く濃い部分しか視認できません。
音量によってはファンの動作音が気になる
ファンノイズが25db以下とのことでしたが、それよりうるさく感じたので測ってみるとだいたい40〜45デシベル。
そこそこ音がでるので、静かな空間で静かな映像や音楽を楽しむにはあまり向いてません。
通常の音量1/3~1/2くらいになると気にならなくなるので、普通に楽しむ分にはそこまで気にならないのでそこはご安心を。
ちなみに40デシベルがどれくらいかというと、一般的にはささやき声や図書館内の音と言われてます。
ミニマリストがよく言うテレビいらないプロジェクターで十分ってほんと?
これはテレビの映り以上を求めるか、それ以下でいいのか。を基準に考えると良いですよ。
多くのプロジェクターは4Kテレビより全然輝度も低いし、コントラストもパッとせず、発色もそこまで良くなく色味もぼんやりしてるものが多いです。これは間違いない。
- 普段からテレビつけっぱなしにしない
- 夜や部屋を暗くして映像をる
- モノを減らしたい
このような人はテレビ<プロジェクターだと思うので、検討する価値あり。
ボクはハイエンドクラスのプロジェクターとスクリーンを所持していますが、それでもプロジェクターのみって考えられないので、上記の感覚は間違いないと言えます。
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POKITTER Relaksと一緒にあると便利なモノ
それはズバリ、スタンドや三脚です。
このようなManfrotto三脚とPOKITTER Relaksをくっつけるだけで角度調整や高さ調整が非常に楽になります。
どこでも使いやすくなるので、本機に限らずスタンド穴がついている人は別途用意して損なしです。
iPhone(スマホ)の撮影用三脚としても使えるので、マルチに活躍できる1台。
まとめ:値段の割に高性能プロジェクターで期待して良し
- 5万円クラスで考えたら品質良し
- 軽量で持ち運びやすい
- 操作がしやすく設定もわかりやすい
- サイズ40〜150インチの可変式
- 明るい場所での視聴が難しい
- 音量によってはファンの動作音が気になる
ハイエンドモデルと比較すると「明るい時間帯の物足りなさ」は正直ありましたが、それ以外は5万円台という価格で考えると十分以上に満足できる仕上がりです。
プロジェクターを購入したいけど、10万円以上出せない人や5万円台でハズレを引きたくない人はPOKITTER Relaksおすすめですよ!ぜひチェックしてみてください!