Ulanzi U-MIC AM 18 レビュー|2つの送信機付きで1万円ながら高音質なワイヤレスマイク
来ましたよ!強烈なワイヤレスマイクが超低価格で。ボククラスのマイク初心者さん大興奮まったなし。この記事ではUlanzi U-MIC AM 18 レビューを紹介します。
当サイトではこれまでレビューで紹介していないのですが、Ulanzi製品は汎用性が高いし、良心的な価格で品質も高いのでボクはUlanzi大好きマンです。
特にクイックリリースが生活必需品レベルになってて家に5つくらいあります。
Ulanziにはこれまでずっとお世話になっているし、良いものばかりなのにいつもレビューする余裕なかったのが申し訳ない。
ですが、今回はご提供頂けたのではじめてレビューしていきます。
結論からいうと、ワイヤレスマイクのライトユーザーは文句なしでおすすめしたい。Ulanzi U-MIC AM 18は価格がこれでいいの?ってくらい良い意味で品質と釣り合ってなかったです。
ではレビューしていきます。
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Ulanzi U-MIC AM 18の特徴
本機Ulanzi U-MIC AM 18の特徴をまとめました。
- 充実した付属品
→受信機をはじめマイク2個やその他すぐに使用できるセットが同梱 - 2.4Gワイヤレス対応
→最大100メートルの録音有効距離 - ローカル録音対応
→送信機側に8GBストレージを有し最大14時間録音できる - ロングバッテリー
→マイク本体14時間、受信機6時間、充電ケース込みで最大20時間使用が可能 - サイズは大きいがその分持ちやすい
→首元に引っ掛けなくとも手に持って録音しやすい - びっくりするほど安い
→これまで諦めていたワイヤレスマイクを高品質ながら1万円台で購入できる
これを機にワイヤレスマイクにハマりそうなほど良かった。
実際にインスタリール(コビガジェアカウントではない)とかを作っていて、音声が必要な時にアフレコとかだったらダイナミックマイクを固定して使えるのですが、動きながら何かを話したりレビューするのであれば、Ulanzi U-MIC AM 18のようなワイヤレスマイクはかなり重宝します。
あとで紹介するけど、肝心の音質が1万円台と思えないほどの解像度でビビりました!
Ulanzi U-MIC AM 18の開封レビュー
ではここからUlanzi U-MIC AM 18の開封レビューをしていきます。
付属品
パッケージが分厚く梱包もしっかりしていたので、配送時に荒く取り扱われたとしても無傷で届きそうで安心できます。
本体の他に収納ポーチやスペーサーなどもあり、付属品がかなり充実している印象。
- 送信機×2
- 受信機
- 充電ケース
- ケーブル×4 USB-C to USB-C / USB-C to USB-A / Lightning to 3.5mm / 3.5mm to 3.5mm
- ウインドマフ×2
- スペーサー3種
- 収納ポート
- 取扱説明書
自分のようにマイクマニアじゃなくとも、開封してすぐに満足して使用できるセットになってるのは嬉しいですね
外観デザイン
以下を順に見ていきます。
- 充電ケース
- 送信機×2(トランスミッター)
- 受信機(レシーバー)
- ウインドマフ×2
充電ケース
がっしりしたサイズで詳細は、97×58.5×57.9mm。腕時計が入ってるケース?くらいの存在感有り。
充電ケースで送信機/受信機を一度充電できます。
フタを開けると、送信機2つと受信機1つはいってます。
受信機を録音するスマホやカメラにケーブルで接続して、送信機で話するとそのまま録音データが本機で収録したデータになります。
誰でもサクッと難しい設定なしで使えるのが嬉しいですね
受信機側には、ディスプレイが搭載されていて、本体のバッテリー残量や各種設定ができます。
送信機も受信機もこのケースに収納するだけで充電できるので、初心者はワイヤレスイヤホンのような使い勝手と思ってもらえたら大丈夫。
送信機×2(トランスミッター)
送信時は2つはいっていて、どっちも性能は同じ。2人同時収録もできるし、ステレオ・モノラル録音を使い分けることができます。
サイズは、35.6×15.5×45,8mm。
周波数範囲は2.4GHzで、14時間使用可能で充電時間は約90分。ローカル録音(本体への録音)は約5時間できるのが使ってて安心できるポイント。
上部にはウインドマフを装着するレシーバーホールと横にdB+、底に充電磁器を有しています。
左側面は、ローカルのオン/オフとミュートなどの設定ができるボタンとUSB-Cポート。
右側面は、電源ボタンとdB+-の調整ボタン。
背面には洋服の口元付近に装着するためのクリップあり。締め付けもほどよく走ったりしてもポンッと飛んでいったりせずしっかりグリップしてくれます。
受信機(レシーバー)
受信機のサイズは、65.5×17.5×41.4mmで、持った感じは大きめのジッポライターを持った感覚に近いですね。
周波数範囲は2.4GHzで、6時間使用可能。本体への充電時間は約90分です。
本体上部はディスプレイになってて、各種設定や充電状況の把握ができます。
底面は送信機と同じく、充電磁器のみ。
左側面は、モニターインターフェイスとスマホやカメラとの通信インターフェイスで3.55mmポート。
右側面は、スマホの電源オンオフと充電とデータ転送を兼ねたインターフェイス。
背面にあるクリップで、スマホホルダーやカメラのコールドシューに挟んで使用します。
安定感が無いときは付属の3種類のスペーサーで調整が可能です。
ウインドマフ×2
マイク防風(ウインドスクリーン)用のウインドマフが2つ備わっていて、どちらも送信機に使用します。
ウインドマフのうら側に装着するパーツあり。
送信機上部の中央に位置するレシーバーホールに上から被せて約90°ひねるだけで簡単に装着可能です。室内でも録音時はつけてたほうが良いですね。
おもさ
充電ケースと送信機/受信機すべて込みで約211g。それぞれの内訳は以下のとおり。
おもさ一覧
- 充電ケース:128.5g
- 送信機:23g×2
- 受信機:34.5g
Ulanzi U-MIC AM 18を使ってみた
Ulanzi U-MIC AM 18を実際に使ってみた体験記の前に、はじめに設定しておくべきことを書きます。
受信機側のディスプレイを上から下にスワイプすると設定画面に切り替わるので、そのまま右へスワイプします。
すると日付変更を選択できるので、現在の日時に日付設定しておきましょう。
ローカルデータとのリンクもしているので、あとで日付から探すことも簡単になりますよ
基本的な使い方
Ulanzi U-MIC AM 18は、iPhone・AndroidやカメラとPCを接続するためのケーブルが4種類同梱されているので、他に買い足す必要なしですぐに使えます。
ボクが愛してやまない、自宅に3つあるUlanzi ST-28へiPhoneをMagSafeでくっつけて受信機をサクッと装着。
このようにiPhoneやカメラとケーブル一本で接続して、1分もかからずにセットして「質の高い音」を録音できます。
万が一の時用にローカル録音が便利
ボクはインスタリールを作るときのアフレコ時に良くやってしまうのですが、「あぁあ録音できてなかった!」ってなることがしばしば。
本機は「ローカル録音」にも対応しているので、録音ミス時にバックアップ的な要素も兼ねて救ってくれます。これマジでいいなと思いました。
ローカル録音データは、USB-CケーブルでPC、ボクの場合はMacと接続すると取り出せます。
録音データは、ライブやレコーディング時にも良く使われる非圧縮形式の音声ファイル「WAVEファイル」になっているので、劣化しておらず良い音質で再生できます。
音質
基本的な録音データは「モノラル」「ステレオ」「セーフ」モードの3種類。
ここでは多くの方が使うであろうステレオ音質を以下の3通りで確認していきます。
- iPhone 15 Pro
- SONY α7Ⅳ
- ローカル
っとその前にiPhone 15 Proのマイクで直接録音した音声がこちら↓
iPhoneの直接録音の音がめっちゃ悪いかと言うとそうではないんですけどね!ただ周辺の雑音が本当に入りやすいし、すぐに音の距離感がバグるので本格的な録音するには条件が悪いですよね。
iPhone 15 Pro録音
SONY α7Ⅳ
ローカルデータ
ボクには違いがよくわからん(笑)それくらいローカルとワイヤレスの差がないと思う。気になった点は、音質というよりリップノイズがわずかですがはのりやすいのかな?と思いました。
iPhoneだとLightningポートも対応
iPhone 14 Pro、iPhone 13 Proなど手持ちのLightningポートのiPhoneで試しましたけど、音質も変わらず録音できていました。ケーブルは付属のLightning to 3.5mmでいけます。
ノイズ除去
- テスト機材:STREAM1800 – cado 最小:21dBA(風量:弱)/最大:52dBA(風量:急速)
- テスト環境:距離は約20cm
- 風量弱:0秒~5秒
- 風量中:5秒〜10秒
- 風量大:10秒〜13秒
間で風量切り替え時の「ピー音」が入ってます
風量大の時だとかなり大きな風量かつ近距離ですので、音量を大にしたときは相当騒音としてはいってきました。
ノイズ除去は強烈ではないが使えるレベルではある
外での録音環境は、「車通り+風速2m/s」で平均で55~60dBくらいの騒音環境でした。
音声のとおり、ノイズ除去は強い印象はなくそこそこ入ります。
Ulanzi U-MIC AM 18の良かった点・気になった点
手元に来て、約1週間ほど事ある毎にUlanzi U-MIC AM 18を使って、動画を取りながら音声を入れてみて感じた「良かった点」「気になった点」をまとめます。
良かった点
- 価格<品質でマイク録音が楽しくなる
- ローカル録音がやっぱり便利
- デザインがガジェットガジェットしてて良い
- 録音有効距離が最大100メートルありしかも安定してる
一番はコスパの面です。高品質なワイヤレスマイクって、3万円以上は平気でかかるイメージがあったのですが本機はたった1万円ちょっと。
いや、これバグじゃないの?ってレベルで安いと思います。Ulanziの製品自体が全体的に価格が抑えられ、それでいて高品質なので納得できますが、性能に対して申し訳ないくらい安い。
あと、録音あるあるのデータ途切れた!撮れてなかった!みたいなことを防げるローカル録音で、ビクビクすることがなくなる。このローカル録音と録音有効距離が100mあるのが相性も良いですね。
で、デメリットでもあるのですが大きいがゆえにガジェットみが強いですね。逆に精密さみたいなのは感じにくいですが。
気になった点
- ディスプレイが日本語非対応
- ややデカい
- 風切音はそこまで強くない
取扱説明書が日本語対応してて、ディスプレイは非対応っていう残念な結果に。英語も中国語もパッパラパーのボクは感覚で操作してます。数日経てば勝手に覚えますけどね。
あと、サイズがそこそこデカいので充電ケースごとポケットに忍ばせて持ち運ぶ。みたいなことはできません。ウエストポーチくらいのバッグなら大丈夫。
ノイズ除去は強くないので、劣悪な環境の中だと録音データにノイズは結構入ると思います。とはいえ、室内とか比較的静かな場所であれば全く問題なし。
デメリットを補ってあまりあるメリットの良さ、特に安いのに高品質ってのが最高にうれしいですね!もっとリールつくるぞぉお!ってなります。
Ulanzi U-MIC AM 18 レビュー【まとめ】
Ulanzi U-MIC AM 18 レビューでした。
個人的には満足度が非常に高く、新しいモデルが出るまで愛用し続けたいと思います。
本機は以下のような人におすすめでした。
- 手軽で安く高品質ステレオ録音したい
- 2人で録音したい
- 移動しながらでも音量/音質がブレない録音がしたい
- 初めてワイヤレスマイクを買う(すぐに使えるだけの付属品あり)
これからワイヤレスマイクを購入する人は、ぜひチェックしてくださいね!ではまた!