ゼンハイザーHD 599 SE長期レビュー|オープンエアー型ヘッドホンを手に入れたらこれ以外受け付けない身体になりそう
オープンエアー型ヘッドホンの入門者に最適ではないか?!というAmazonで大人気のゼンハイザーHD 599 SEのレビューを書いていきます。
初めてオープンエアー型のヘッドホンを使用していますが、蒸れない+音が広がるが心地よくて、ほんと2022年買ってよかったアイテムの1つ。
この記事でわかること
- ゼンハイザーHD 599 SEの長期レビュー・使用感
- オーディオ初心者でもとっつきやすいオープンエアー型ヘッドホンについて
ちなみに、長期で使用した現在ですが
自宅や事務所では、AirPods Proなどのワイヤレスイヤホンより、本機のほうが圧倒的に使用する頻度が高いです。
ほぼ毎日ストレスフリーで使用中で価格以上の満足感。
- 長時間でも蒸れないイヤーパッド
- 低音から高音までキレイに鳴るサウンド
- 素人でも音の広がりを感じる
- 痛くないヘッドバンド
- 全体的に使用素材がチープ
- これがナチュラルサウンド?
ゼンハイザーHD 599 SEの基本情報
ゼンハイザーは、ドイツのオーディオメーカーで、オーディオ好きに人気のブランドです。
そんなブランドのオープンエアー型(開放型)ヘッドホンのゼンハイザーHD 599 SEのスペックや特徴、HD599との違いを確認していきます。
スペック
商品名 | ゼンハイザー HD 599 SE |
型式 | ダイナミック 開放型 |
インピーダンス | 50Ω |
周波数特性 | 12〜38,500Hz |
感度 | 106dB |
サイズ | 22.2×16.8×9 cm |
重量 | 255g |
ケーブル | ステレオ標準プラグケーブル(3.0m) ステレオミニケーブル(1.2m) |
販売価格 | 約26,400円 |
インピーダンス50Ωは、この手のヘッドホンでは高すぎない数値で価格とのバランスが絶妙なんですよね。本機のヘッドホンが人気の理由の1つです。
回路の出力端子が持っている抵抗値のことを言います。
- 低い=大音量で激しい音楽を流す時にはガツンとした迫力がある
- 高い=微細なノイズがカットされる
どちらも一長一短ではあるけども、高い場合のデメリットより、低い場合のデメリットのほうが少ないから、インピーダンスは低い方が良いと言われやすいね!
HD 599とHD 599 SEの違い
ゼンハイザーHD 599シリーズには、無印の599と599 SEがあります。これら2つの主な違いは以下のとおり。
- ゼンハイザーHD 599
→オリジナルのアイボリーとブラウンカラー - ゼンハイザーHD 599 SE
→Amazon専売でブラックカラーでちょっと価格が高い
ゼンハイザーHD 599
ゼンハイザーHD 599 SE
基本はカラーのみの違いですので、好みで選べば良いかと。
ボクはブラックやグレー、ホワイトといった無彩色が好物なので、ちょっと高くても迷わずゼンハイザーHD 599 SEを選択。
ちなみにゼンハイザーHD 599 SEはAmazonの年間セールやタイムセールで安くなるときがあるので、セールが近いなら待ってから購入してもいいかも。
特徴
- 過剰低音にならず中高音域の鳴りがキレイ
- 万人受けする音響・音質
- 音楽・映画・動画鑑賞がメインの人にはコスパが良い開放型ヘッドホン
オープンエアー型の特徴とは
オープンエアー型(開放型)は、音が出るユニット部分が穴が空いているタイプです。
カバーで覆われていないため、音抜けが良く音がこもらないのが特徴的。側面部分が網目状になっているで見た目でもわかりやすいです。
オープンエアー型のヘッドホン
の
メリット・デメリット
オープンエアー型のゼンハイザーHD 599 SEを使用するなら、自宅や自室で使用するのが一般的だね!間違っても満員電車とかで使用したらいけないよ!
ゼンハイザーHD 599 SE レビュー
ゼンハイザーHD 599 SEのレビューを書いていきます。
パッケージ付属品
パッケージがカチッとしているダンボールタイプ。
中身が飛び出ないようにテープあり。
2年保証のマークと、個体番号=シリアルナンバーがあります。
本体価格が2万円以上するガジェットなので、この辺りは期待しちゃいますよね。ついててよかった。
内側は決して高級とはいえない状態で梱包されています。そこそこの価格なので、この当たりはもっと所有欲満たすパッケージでも良かった気がする。
本体は傷がつかないように、固定+クリア包装されています。
付属品の中に変換プラグ等も入っています。
3.5mmの変換アダプターもあるし、3.5mmステレオミニプラグがあるので、MacBookなどに直接つないで使用する人でも開封してすぐに本機を使用できます。
- ゼンハイザーHD 599 SE本体
- 6.3mmステレオ標準プラグ
- 3.5mmステレオミニプラグ
- 3.5mm変換アダプター
プラグはすべてストレートタイプ
外観デザイン
ゼンハイザーHD 599 SEはAmazon限定モデルで、ボディのメインカラーはブラックカラーでところどころ金属部分はシルバー加飾されています。
全体デザイン
なんかかなりいい雰囲気出ていますが、実物は高級感はそこまでないです。実物は、全体的に樹脂感がすごいんですよね。
写真でいい感じの雰囲気が出ているのは、Satechi 2in1 ヘッドホンスタンドの恩恵を受けているからですね。
ヘッドホン持ちの人にはおすすめしたいヘッドホンスタンドです。
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イヤーパッドは楕円形のファブリック素材
イヤーパッド部分は楕円形でファブリック・ベロアタイプの素材。耳の大きな人でも包み込むような素材と形状が印象的。
パッド部分はふかふかで気持ち良いです。ふかふかソファがそのまま耳に当たる感じで、長時間着用しても全く痛くない。
装着したときに感じたのですが、やけにフィット感が高いんですよね。
フィット感が高い理由は、内側の突起している部分のおかげ。もちろんボクの耳との相性もあると思いますが。
ヘッドバンドの延長部分が樹脂丸出しのチープ感がすごい
ヘッドバンド部分はそこまでチープじゃないのですが、サイズ調節のための延長部分が樹脂感がすごく、価格の割に一切高級感がないのが残念。
伸縮はスムーズで、実際に使用するには影響はないですが、2万円以上するヘッドホンだから、なんかもっとヌルッとスルッとスマートに伸縮できたらよかったなぁってのが率直な感想。
頭頂部のクッションはすごく良い
パッドはソフトレザータイプで、肉厚クッションで仕立てられています。
厚みがあるため、ヘッドホンを掛けている部分がたわんでいないことも画像でわかると思います。
安物ヘッドホンって、装着してすぐに頭のテッペンが痛くなりますが、何時間装着しても全く痛みなし。
ただ、合皮タイプなので長期間使用すると、加水分解などの原因で破れほつれはでてきそう。
ケーブル差し込み部分【リケーブルタイプ】
本機はリケーブルタイプで、ケーブルを簡単に抜き差しできます。
これにより、断線時のリペアも簡単にできるし、自分好みの音質を求めてケーブル変換も簡単にできるのが利点。
ケーブル差し込み上部には3つの小さな点あり。これ光るわけでもないので、多分LとRを外側から認識できるようにだと思います。
なくても形状でわかりそうですけど、点字部分が盛り上がっているため、真っ暗の場所とかだと触感で向きがわかるので便利っちゃ便利ですね。
ちなみに3つの点がある側がL側(左耳側)です。
サイズ重量
本体は全体が樹脂系のプラ素材が多く使用されていて、外観を犠牲にしながら、軽量化に成功しています。
おかげで着用時も耳がラクで、ストレスになりにくいので、デザイン重視とどっちがいいんだかって話ですが、サイズ・重量に至っては間違いなくメリットですね。
重さ:約250g
ゼンハイザーHD 599 SE装着してみた【音質や良かった点】
ゼンハイザーHD 599 SEを装着してみて長期間使用してわかった良かった点や音質・音響をまとめました。
- 側部の締め付けが若干ゆるく感じる
- 頭頂部は素材どおりいい感じだった
- 長時間着用しても全く蒸れない
- 音質・音響
を順に紹介します。
側部の締め付けが若干ゆるく感じる
頭のサイズがあるので、一概にゆるい!って言えませんが、ボクの頭ではゆるかったのは装着部分で気になった点。
長時間使用しても全く痛くならないのはありがたいですが。
頭のサイズはちょうどMサイズくらい。フリーサイズのキャップでいうと、サイズ調節部分のちょうど半分いかないくらいの頭のサイズです。
頭がでかい人はもしかすると締め付けがちょうど良いくらいかもしれませんが、同時に締め付けで頭が痛くなる可能性もあり。
頭頂部は素材どおりいい感じだった
ゼンハイザーHD 599 SEの頭頂部分は、厚めのクッションに合皮があしらわれていて、これがいい感じで長時間使用をラクにする役割を果たしてくれます。
ヘッドバンドの延長部分はチープでしたが、ここはデザイン素材的にもさすがゼンハイザーといえる部分。
現在使用して半年くらいですが、レザーにひび割れもなく、クッションもヘタっていないので普通に年単位で使用できる感じです。
長時間着用しても全く蒸れない
開放型のヘッドホンは、本体側面に通気性があるため蒸れません。
本機も例に漏れず、しっかりと網目状の通気孔があるため、何時間つけても蒸れることがなく快適に着用できます。
いやほんと、耳が蒸れにくい!って最高ですよ。
快適な耳環境が音質・音響をより良くしてくれる相乗効果すら感じます。
音質・音響
オーディオマニアでもないボクが使用して、まずはじめに言えることは「音の広がりがすごい!音を聞くのが楽しい!」ってこと。
こだわりがないオーディオ初心者の人とかが、本機を手に取ると高確率で感動します。間違いない。
近年の音楽はバックミュージックがにぎやかで、色んな楽器が使われていますよね。
良くないオーディオ機器を使用するとくっついてしまって聞き取れないんですけど、本機は分離して音の粒感を感じ取ることができます。
※ただオーディオマニアは音の分離に関しては満足できないかも自分のようにこだわり強くないと問題なし
低音から高音の沈み込みや深みから伸びるまで表現されていて、解像度もそのへんのオーディオ機器より全然あります。
有線をほぼ使用したことがない僕クラスの人間は何もかも感動!
Apple人間なので MacBook、iPhone、iPadなどで試しましたが、音がしっかり鳴る。
しっかり鳴るって抽象的だけど、本当に鳴るんですよね。ベースやドラム、ギターはもちろんシンセサイザーも。パワーのある金管楽器類までほんと聞こえる。
これも色々調べるとインピーダンス50Ωのおかげで、良い音が簡単に鳴らせるからとのこと。
いやぁ買ってよかった。普通に映画の迫力とか2倍増しじゃないか?!ってくらい臨場感を得ることができるよ!
もちろん接続する機器や再生ソフト、更には好みによって他人の音質・音響評価なんてあてにならんのですが、これだけは言える。
「初心者がそこそこ良い音を求めたコスパが優秀なヘッドホンを探しているならゼンハイザーHD 599 SEで良い!」です。
音が漏れまくりだからそこは気をつけて!
本機はオープンエアー型(開放型)なので、ヘッドホンからガンガン音が漏れます。↑この音声はヘッドホンから漏れています。ボクのインスタリールの音声ですね。
まぁもう分かると思いますが、耳につけてもほぼ同じレベルで音漏れするので、外出先でカフェや電車内では絶対に使用できません。
ゼンハイザーHD 599 SEの気になった点
大前提として、オープンエアー型(開放型)なので、音漏れがデメリットという内容は避けます。
ゼンハイザーHD 599 SEの気になった点(デメリット)は2つ
- 価格の割にビジュアルがチープ
- これがナチュラルサウンドなのか?
価格の割にビジュアルがチープ
全体的にデザインや材質から高級感を感じることがないため、このポイントは残念。
デスクなどにこだわりがある人は、自室の魅せるレイアウトなどに取り込みにくいと感じました。
これがナチュラルサウンドなのか?
本機は公式サイト内で「空間的な広がりのある脅威のナチュラルサウンド〜」みたいな触れ込みがありますが、ナチュラルなサウンドではない感じがありました。
そこまで悪い意味ではないのですよ。
ただナチュラルさというより、調整されキレイに音がなっているサウンドだなぁという印象を持ったので 、気になった点として挙げました。
ゼンハイザーHD 599 SEはこんな人におすすめ
ゼンハイザーHD 599 SEをおすすめの人とおすすめできない人を紹介します。
オープンエアー型のおかげで音質・音響が良いため、集合住宅に住んでいてサウンドスピーカー等で爆音で音が楽しめない…
こんな方の解決できるのが本機なので、自宅や自室できれいな音を音量を上げて楽しみたい方には本当におすすめできるヘッドホン。
逆に音漏れが気になるシチュエーションでの使用を考えている人には一切おすすめできません。
ゼンハイザーHD 599 SE レビュー【まとめ】テレワーク中は毎日これを使用するようになった
ゼンハイザーHD 599 SE レビューを書きました。
- 長時間でも蒸れないイヤーパッド
- 低音から高音までキレイに鳴るサウンド
- 素人でも音の広がりを感じる
- 痛くないヘッドバンド
- 全体的に使用素材がチープ
- これがナチュラルサウンド?
はっきり言って、ゼンハイザーHD 599 SEは自分の中でも最高の製品の1つです!
開放型ってこんなに耳がラクなんだ。耳がラクって身体がラクにつながるんだ!ってことをゼンハイザーHD 599 SEで知るきっかけに。
テレワークの仕事がメインで趣味のブログを書くボクは、自宅を満喫するために欠かせないアイテムとなりました。
自分はAmazonプライムデーで買いましたが、Amazonのタイムセールでも安くなることがあるかもなので、気になったらチェックしてみてください!ではまた!
※当記事内で紹介しているリンクは一部Amazonアソシエイトリンクがあります