Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)レビュー|人気の40W 2ポートタイプが正当進化してiPhone・iPad・MacBooK Airで使いやすくなった
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本記事はAnker 523 Charger (Nano 3, 47W)レビュー記事です。
Anker充電器から、新たに最大47W出力のUSB-C2ポート構成のGaNⅡ搭載の急速充電器が登場しました。
MacBook Airを急速充電できるパワーを持ちつつ、iPhoneやiPadを同時急速充電できる小回りも効く充電器です。
これまで、似たような充電器として、同社の521 Charger (Nano Pro) がその役割を担ってきましたが、大幅に進化。
わかりやすい進化は下記のとおり。
- 最大出力40W→47W
- プラグ折りたためない→プラグ折りたたみ式
これだけ?と思うかもですが、もちろんデザインも刷新されてて、以前のギラツキ充電器からマットで高級質感タイプになっているので、多くの方から支持される予感。
気になる人は本記事を参考にしてくださいね!ではいきましょう!
- なかなかない47W×2ポート×折りたたみプラグ
- iPhone(スマホ)・iPad(タブレット)2台持ちは最適解といえるレベルの充電器
- 2ポート時の出力構成が片側30W下回る
- 若干重たい
- 発熱が気になった
- iPhone(スマホ)・iPad(タブレット)のうち2台同時急速充電したい
- 1ポートであればMacBook Airもフルスピードで充電できる充電器が良い
- Anker初40W2ポートの折りたたみプラグ式充電器が欲しい
Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)の特徴・スペック
レビューへ行く前にAnker 523 Charger (Nano 3, 47W)の「特徴」「スペック」を紹介するので、こういう充電器か!って把握してください。
自分が欲しい充電器とちょっと違うかも!って感じたら、Ankerおすすめ充電器を見ると欲しい充電器が見つかるかもしれません。
特徴
- USB-Cポート×2で最大出力45Wの需要が高いクラスの充電器
- 45WあればMacBook Air・iPad Proをフルスピードで急速充電できる
- 2ポート使用時は27W+20Wの合計47Wで充電できる
- Anker初の2ポート×40Wクラス充電器の折りたたみプラグ式
本機は従来型の40W2ポート型のAnker 521 Charger (Nano Pro) の正当進化モデルで、かなり使いやすくなっていて感動です。
単純に、「出力が増加」「プラグが折りたたみ式」になったことにより、より多くの方に愛される充電器へと昇華しました。
スペック
製品名 | Anker 523 Charger (Nano 3, 47W) |
サイズ | 約53 x 35 x 35mm |
重量 | 約87g |
ポート数 | 2ポート USB-C×1 USB-A×1 |
単ポート 出力 | 5.0V=3.0A 9.0V=3.0A 11.0V=4.0A 15.0V=3.0A 20.0V=2.25A (最大 45W) |
2ポート 出力 | 27W + 20W (最大 47W) |
入力 | 100-240V ~ 1.4A 50-60Hz |
急速充電規格 | USB PD対応 PowerIQ 3.0 (Gen2) 対応 |
保護システム | ActiveShield™️ 2.0 |
プラグ | 折りたたみ式 |
カラー | ホワイト ブラック ブルー |
Anker公式にPPS対応と記載されていませんが、PowerIQ 3.0 (Gen2) 対応しているので基本的にはAndroidも急速充電できます。※知人のGalaxyで急速充電できました。
入力が100-240V対応で、日本・海外どちらのコンセントでも使用できます。
Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)レビュー
Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)のレビューを書いていきます。
パッケージ付属品
いつものAnkeパッケージ。Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)の付属品は次のとおり。
- Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)
- 取扱説明書
- 24ヶ月保証 + 6ヶ月 (Anker会員登録後)
- カスタマーサポート
外観デザイン
表面は樹脂系の素材でできていて、手馴染み良いマット加工。ポート周りがAnker 511 Charger(Nano 3, 30W)と同じで、パッと見た感じガラス素材のように見える高級感のある樹脂を使用。
インターフェイスはUSB-C×2ポートで、どちらも単ポートで最大45W出力です。2ポート時は上ポート27W.↓ポート20Wの合計47W構成。
プラグ面には出力構成、確認証規格の表示があります。いつもながら、みえない位置に設置してくれているデザイン重視の設計。
プラグは便利な折りたたみ式
プラグはAnker初の40W2ポートシリーズで、折りたたみプラグを採用。
これは従来型のAnker 521 Charger (Nano Pro) で切望していた機能なので、持ち運び時に他デバイスの傷もきにならなくなるし、よりコンパクトに持ち運べるのはかなり嬉しいです。
- Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)本体
- 取扱説明書
- 24ヶ月保証 + 6ヶ月 (Anker会員登録後)
- カスタマーサポート
サイズ重量
サイズは、最長で53mmで残り2辺が35mmと40W2ポートにみえないサイズ感。昔でいう30W1ポート充電器みたいな感覚で使えます。
重量も100gを切っているので、充電器としては軽い部類。
ただ、この重量であれば倍の重みにはなるがハイスペックのAnker 736 charger(Nano Ⅱ 100W)が人によってはおすすめ。
- サイズ:約53 x 35 x 35mm (プラグ部を含まない。含めると53mm→68mm )
- 重量:約87g(実測82g)
コンセント差した時
細型タイプなので、延長タップに差し込んでも横と干渉しにくいです。
Anker 511 Charger(Nano 3, 30W)と並べて差し込んでも5mm程度の隙間が空いているのがわかります。
Apple30Wの充電器ってタップのコンセントに一緒に差し込むことができない充電器が多い中、本機だとギリギリですが一緒に差し込めるので、スリム設計と言えますね。
※Apple30W充電器のサイズ:約 50 × 50 × 30mm
Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)の充電性能・発熱
単ポート・2ポートどちらでも使いやすく、PDにも対応しているPowerIQ 3.0 (Gen2)対応タイプの「Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)」の充電性能・発熱をチェックします。
本機は充電ケーブルが付属していないので準備する必要があります。
おすすめは画像右のAnker絡まらないシリコンケーブルです。これは本当にノンストレスで持ち運びできるし、いつもケーブルをまっすぐ使えるのでおすすめ。他のケーブルが使えなくなるくらい最高なケーブル。
関連 Anker PowerLineⅢ Flow『USB-C&ライトニングケーブル』『USB-C&USB-C』レビュー|高耐久で柔らかく絡まらない
単ポート:最大出力45W(iPad Pro・MacBook Airクラスまで急速充電)
Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)の単ポート時の出力
出力 | 5.0V=3.0A 9.0V=3.0A 11.0V=4.0A 15.0V=3.0A 20.0V=2.25A (最大 45W) |
USB-C PD対応で拡張機能のPPSにも対応しているパワフルな充電器で、高出力約43Wほどで充電できました
平均して40W前後で持続的に充電できます。
この性能は、特にMacBook Ai充電器・iPad充電器(iPad Pro含む)でおすすめできる充電性能なので、ノートPCやタブレット用を探している人は十分検討する価値あり。
充電結果は当然爆速だった。↓
- iPhone 14 Pro
→30分で約50%充電 - iPad Pro 12.9 第6世代
→30分で約40%充電 - MacBook Air
→30分で約40%充電
2ポート:27W+20Wで合計出力47W(iPhone×2・iPad×2で急速充電)
Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)の単ポート時の出力
出力 | 27W + 20W (最大 47W) |
- iPhone×iPhone
- iPhone×iPad
- iPad×iPad
上記の組み合わせで試しましたが、どれも正常に作動し27W+20Wでタブレット・スマホで充電しやすい出力を維持しながら急速充電できました。
2ポート利用時に欲を言えば、片側が30W〜40W、もう片側が可変式で5W〜で出力を合わせるような構成だったらもっと使いやすいなぁと。
そうすると、MacBook Airと他デバイスを同時に急速充電しやすいスペックになるので、そこが若干残念な感じですかね。
とはいえ、これまでの40W2ポート充電器と比較して考えると片側27W以上あるし、プラグ折り畳めるしめちゃくちゃ使いやすいです。
同時に充電するときは上部が27W・下部が20WなのでiPadとiPhoneを充電するなら
- 上:iPad
- 下:iPhone
で充電しよう!
充電性能からわかるAnker 523 Charger (Nano 3, 47W)におすすめのAppleデバイス
Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)におすすめのAppleデバイス
- Apple Watch関連
- AirPods関連
- iPhone関連
- iPad関連
- MacBook Air
本機Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)はAppleデバイス持ちの方だと、上記のデバイス持ちの方におすすめできる充電器でした。
あとでメリット・デメリットに書きますが、2ポート充電時の出力を考えると「iPad充電器」「iPhone充電器(iPhone×2台用など)」を探している方が1番使いやすいかもしれません。
発熱状況
保護システムActiveShield™️ 2.0を備えているAnker 523 Charger (Nano 3, 47W)の発熱状況をチェックしました。
2ポート使って、1時間フルで充電した場合、100℃で…ん?!100℃?!いや、そうなんですよ、Anker充電器でここまで発熱するのは初。
ちょっと気になりすぎるので、製品上の問題なのか、個体差あるのか問い合わせて聞きます。
表面にそこまで温度は上がってなくて、体感50℃くらい?それでも普通の充電器より熱いので、発熱してほしくない!って方にはおすすめできないかも。
Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)のメリット・デメリット
実際に使ってわかった万能40W出力の2ポート急速充電器Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)のメリット・デメリットをまとめました。
メリット
- なかなかない47W×2ポート×折りたたみプラグ
- iPhone(スマホ)・iPad(タブレット)2台持ちは最適解といえるレベルの充電器
順に見ていきます。
なかなかない47W×2ポート×折りたたみプラグ
Ankerの40Wクラス×2ポート急速充電器は、Anker 521 Charger (Nano Pro)が主力だったので、ライバルのCIO充電器のSMARTCOBY DUO 45Wに負けてました。
しかし、本機を投入することにより、スペック・サイズ的にもAnker充電器もしくはCIO充電器の中から、好みの方を選べるようになったのは大きいですね。
iPhone(スマホ)・iPad(タブレット)2台持ちは最適解といえるレベルの充電器
やっぱりiPhone(スマホ)×2、iPad(タブレット)×2を同時に急速充電できるってのが、本機の使いやすさに直結してるので、このメリットは避けて通れません。
これまで、2台同時に充電したいけど、なんか自分が使ってる充電器の充電速度遅いんだよな…って方は、本機を持てば解決できます。
デメリット
- 2ポート時の出力構成が片側30W下回る
- 若干重たい
- 発熱が気になった
順に見ていきます。
2ポート時の出力構成が片側30W下回る
2ポート利用時に最大47Wは強くてありがたいのですが、27W+20Wの固定になっているので、大型デバイスを含めて同時充電するには不向きな充電器です。
よって、MacBook Air/Proを充電するなら、1ポート利用時がおすすめです。※(Pro13インチの場合は8割くらいのスピード)
若干重たい
サイズは小ぶりで、約53 x 35 x 35mmですが、重量が100g近い87gあります。これは3ポート充電器や65W2ポート高速充電器などに近い重量なんですよね、
45W前後の出力だから小型で軽量だ!みたいなバイアスがかかってると重たく感じるので要注意。
発熱が気になった
さすがに発熱しすぎても70℃くらいかな?と思っていたので、内部温度が100℃まであがったのはびっくりです。
表面にそこまで熱が伝わっていないので、もって火傷するみたいなことはないですけど、さすがに気になる。※現在問い合わせ中です。
Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)はこんな人におすすめ
Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)をおすすめできる人をまとめました。
- iPhone(スマホ)・iPad(タブレット)のうち2台同時急速充電したい
- 1ポートであればMacBook Airもフルスピードで充電できる充電器が良い
- Anker初40W2ポートの折りたたみプラグ式充電器が欲しい
このとおり、使い方によっては柔軟な立ち回りができる充電器ですが、基本はスマホ・タブレット向けだと考えておくと買って後悔することはないでしょう。
他に似てるおすすめAnker充電器はコレ!
Anker充電器って多くて本機Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)とは違う充電器でおすすめってどれだ?ってなりますよね。
そこで、目的別にAnker充電器をわかりやすくまとめました。比較して自分の用途・目的に合わせて購入検討してください。
目的 | おすすめ Anker充電器 |
---|---|
iPhone単体で充電する | 511 Charger(Nano 3, 30W) >>レビュー |
もう少し安い40W・2ポート充電器が欲しい | 521 Charger (Nano Pro) USB-PD 40W >>レビュー |
ポート・出力がもう少し欲しい | 736 charger(Nano Ⅱ 100W) >>レビュー |
以下の記事からAnker充電器をまとめてチェックもできます↓
Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)レビュー【まとめ】
Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)レビューでした。
- なかなかない47W×2ポート×折りたたみプラグ
- iPhone(スマホ)・iPad(タブレット)2台持ちは最適解といえるレベルの充電器
- 2ポート時の出力構成が片側30W下回る
- 若干重たい
- 発熱が気になった
Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)はレビューのとおり、購入層をピンポイントで狙ってきた充電器だったので、おすすめの人に該当する方はぜひ一度チェックしてください。
性能や使い勝手は良いのですが、個人的には発熱がかなり気になるので☆3とします。(問い合わせの回答次第で評価変更の可能性あり)
ではまた!
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