Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)レビュー|単ポート100W・4ポート同時使用時は150Wの超高出力USB急速充電器
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本記事はMacBookアクセサリーでも必須のアイテムといえる急速充電器「Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)」のレビュー記事です。
- 単ポート100Wで充電できる
- 最大4ポート合計150Wの高出力
- PowerIq 4.0×GaNPrimeで電力自動配分機能が優秀
- 発熱もしにくく安全
- 価格が高い
- 2台同時充電時はUSB-C1ポートの出力が弱い
価格が約2,000円ほどやすく単ポート出力は同等クラスの100Wで充電できておすすめ充電器はAnker 737 Charger (GaNPrime 120W)です↓
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Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)はどんな充電器か【特徴・スペック】
早速、Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)はどんな充電器か「特徴」「スペック」を順に紹介します。
特徴
- Anker充電器の高級ライン「GaNPrimeシリーズ」
- USB-A×1+USB-C×3使いやすい合計4ポート
- 超高出力の最大出力150W
- Apple純正充電器の140Wの充電器と比較して約40%小型化
- PPS対応でGoogle Pixel・Galaxy・Xperiaなど一部のAndroidスマホを爆速充電
複数ポートと相性抜群の「GaNPrimeシリーズ」らしく150Wの高出力を実現しているので、デバイスの充電問題を根本的に解決する糸口にもなります。
ちなみにGaNPrimeシリーズってなんだ?って方向けに簡単に説明。
GaNPrimeシリーズとは
- GaN搭載充電器の進化型Anker独自技術「GaNPrime™」を採用しより高出力+小型化
- 複数ポートへの充電の最適配分規格「PowerIQ4.0」
- 複数デバイスを同時に高出力で急速充電
- 従来の多重保護システムに加え、ActiveShield™️ 2.0により温度監視頻度が上がり、さらなる安全性を実現
Anker充電器のフラッグシップモデルシリーズがこの「GaNPrimeシリーズ」高級ラインらしいスペックと使いやすさを両立しているシリーズ。
Anker公式が表明している「“同じ”急速充電という、新常識」をまさに体現したかのような高出力充電器が大半を締めています。
GaNPrimeシリーズの充電機器のほとんどが100Wを超える高出力充電器だよ。ボクが特におすすめしたいのは本機とAnker 727 Charging Stationだね!
スペック
製品名 | Anker 747 Charger (GaNPrime 150W) |
サイズ | 約68 x 61 x 31mm (※プラグ部を除く) |
重量 | 約232g |
入力 | 100-240V ~ 2.3A 50-60Hz |
出力 | 【単ポート利用時時】 USB-C:5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=5A 最大100W USB-A:4.5V=5A / 5V=4.5A / 5V=3A / 9V=2A / 12V=1.5A 最大22.5W 【2ポート利用時】 USB-C (2ポート同時) 合計最大150W USB-C1 + USB-A 合計最大24W USB-C2 / C3 + USB-A 100W + 22.5Wの合計最大125W 【3ポート利用時】 USB-C1 + USB-C2 + USB-C3 合計最大150W USB-C2 / C3 + (USB-A + USB-C1) 100W + 24Wの合計最大124W USB-C2 + USB-C3 + USB-A 合計最大150W 【4ポート利用時】 合計最大150W |
対応機種
- スマートフォン
– iPhone 13 / 13 Mini / 13 Pro / 13 Pro Max / iPhone 12 / Pro / mini / Pro Max / SE (第3世代) / 11 / 11 Pro / 11 Pro Max / XS / XS Max / XR / X / 8 Plus / 8 / 7 Plus / 7 / 6 Plus 他
– Galaxy S22 / S22+ / S22 Ultra / S21 / S21+ / S21 Ultra / Galaxy S10 / S10+ / S10e / S9 / S9+ / S8 / S8+, Note 20 / 20 Ultra / 10 / 9 / 8, Pixel 3a / 3XL / 3 / 2 XL / 2 他
– Google Pixel 6 他
– Xperia XZ3 / Xperia 1 他 - タブレット端末
– iPad mini 6 / 5 / 4 / iPad Pro / iPad (第9世代) 他 - ノートPC
– MacBook Air (M1、2020) / Air (Retinaディスプレイ、13インチ、2020) / Pro (13インチ、M1、2020) / Pro (14インチ、2021) / Pro (16インチ、2021) 他
HP EliteBook x360 / Spectre x2 12インチ / Spectre x360 2019 / Spectre Folio / Pavilion 15-eg / Pavilion 14-dv 他
– Google Pixelbook 他
– Microsoft Surface Book 2 他
– その他USB Power Delivery対応のノートPCに幅広く対応しています - その他対応機器
– Apple Watch 他
– Nintendo Switch / Anker magnetic wireless chargerシリーズ (USB-Cケーブル対応製品のみ) 他
2022年発売時点の対応機種で、各種新型も規格が変わってなければ基本問題なく使用できると思います。
※iPhone 14シリーズなども問題なく使用できました
Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)開封レビュー
Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)の開封レビューを書いていくので、「付属品」「デザイン」「サイズ重量」を参考にしてください。
パッケージ付属品
Ankerの高級ライン「GaNPrimeシリーズ」のパッケージ。売却予定の人は捨てずに持っておくだけで、売却価格が1,000円は変わるので持っていた方がいい。
ボクはApple製品同様にコレクションとして保管してる。
取り扱い説明書は日本語対応
- Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)
- 取扱説明書
- 24ヶ月保証 + 6ヶ月 (Anker会員登録後)
- カスタマーサポート
※ケーブルは別途準備が必要
本機は、急速充電対応のケーブルが付属していないため、使用ポートに応じて必要なケーブルを準備しましょう。
通常のAnkerケーブルと絡まらないAnkerケーブルがあるが、少々高くても問題なければ、ストレスフリーかつ高出力対応の絡まらないケーブルをおすすめしたい。
通常のケーブル(60Wまで対応)↓
絡まらないケーブル(100Wまで対応)↓
外観デザイン
近年のAnker充電器に使用されている、マットなブラックよりのグレーカラー。GaNPrimeマークが入っているので充電器ながら高級感があり所有欲満たしてくれるビジュアルが良い。
ポートはUSB-A×1+USB-C×3の合計4ポート。4ポート充電器ではよく見かける鉄板の構成。
でもこの子は出力が150Wスペックが飛び抜けているので、デザインやポート数では語れない魅力がある。
入力は、100-240V ~ 2.3A 50-60Hz
インターフェイスと逆側にはPSEマークなどの各種認証マークあり。
充電出力も単ポート〜複数ポート使用時まで細かく表示してくれているので、迷ったり不調を感じたらまずはここを見ながら本体の状態を確認すると良いですね。
プラグは持ち運び時に便利な収納式。可動部もAnker充電器らしく貧弱な感じもしないので、長期で使用してもガバガバにならないと思う。
サイズ/重量
横幅はクレカより短く、厚みはiPhone 14 Proの3倍強で、サイズは約68 x 61 x 31mm (プラグ部を除く)
100W以上のサードパーティ製の充電器としては標準的な大きさで、Apple純正充電器140Wの充電器と比較して約40%の小型化に成功している。(画像は96Wタイプ)
ただサイズ感だけで比較するのはナンセンスと言えるほど、Anker 747 Charger の充電性能は突出しているので、サイズ重視で考えているなら他の選択肢がいいかも。
重量は実測231gで、コンビニおにぎり2個分。
充電器としては軽量とは言い難いが、150Wの高出力充電器かつ4ポート搭載している充電器としては、めちゃくちゃ軽いと思う。
- サイズ:約68 x 61 x 31mm (※プラグ部を除く)
- 重量:約232g(実測231g)
壁挿しでも安定できるサイズと重量
Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)充電能力・性能
下記のとおりAnker 747 Charger (GaNPrime 150W)【充電能力・性能】を順に紹介します。
急速充電規格【USB-C PD3.0・PPS充電】対応
Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)をUSB電流・電圧チェッカーを使用して急速充電規格のUSB PDと急速充電リストについて確認してみた。
GalaxyやGoogle PixelといったPPS対応のAndroid端末を所持してる人はかなりの恩恵を受けるね!
Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)が対応している急速充電規格
- USB PD3.0
- Quick Charge 4+
- Samsung(Adaptive Fast Charging)
- Huaweri(First Charge Protocol)(Smart Charge Protocol)
- MediaTek(Pump Express)
PDは3.0対応で、カタログ記載のPPSにも対応。
PDは20V×5A=100Wが最大出力になっていて、出力表記が公式にはなかったPPSは3.3=11V/5Aで急速充電できる。
スマホベンダー(各社)独自の急速充電規格にも適応しているので、様々な製品を急速充電できるようになっている。
記事前半部にも書きましたが、GaNPrimeシリーズにはAnkerは独自の※PowerIQ4.0が使用されている。※一部モデルは非搭載
これまで複数ポート使用時に上限が決まっていた電力配分の自動化がされるようになりました。
これが急速充電規格のUSB PDとすこぶる相性が良くて、現時点では充電効率を最大化できます。
Quick Chargeに対応しているPowerIQ 4.0(3.0も)に関してはUSB-IF が定める USB-PD の規格に準拠していない充電器、つまり規格違反。この点が引っかかる方は、各デバイスの純正充電器などを使用することを推奨します。
とはいえ、充電器をつくっている会社はほぼこの規格を守ってないんだよね。安全上の問題はないから、ボクは便利なAnker充電器が好きでずっと使ってる!
リプルノイズも正常
脈流(リプル)は大きく波打たず、0.05Vなのがわかります。
安価な中国製でNG充電器はこのように平滑化できていません。
これは接続するデバイスの故障の原因になりかねないのでやっぱり安すぎる充電器は注意が必要。
USB-C3ポート+USB-A1ポート合計4ポートで最大150W
Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)を使用する際、大前提として知っててほしいことがあります↓
一部のGaNPrineシリーズで採用されているPower IQ4.0は、同時充電しても各ポートの出力が大幅に低下せずに、接続デバイスの状況に応じて最適化された電力を自動配分できる特徴がある。
※本機はPowerIQ4.0採用モデル
これまでの急速充電器って、最大100W!って謳っていても、同時に充電すると100Wを各ポートに振り分ける充電器ばかりだった。
GaNPrineシリーズはこの常識を覆したのだ。よって、本機のように1ポート時は100W・4台同時充電器時150W充電というこれまでにない逆転現象が起きている。
利用者視点でいうと、4ポート150W同時急速充電って本当に便利で以下の4つ
- ラップトップ
- タブレット
- スマホ
- モバイルバッテリー
これら4台を同時に充電して備えれるので、一度使うと他の充電器が使えなくなるくらいAnker 747 Chargerのスペックは魅力的。
デバイスを多く所持している人ほど、中途半端な充電器ではなく本機Anker 747 Chargerを1つ買って長期間使用してほしい。
単ポート最大100W
Anker 747 ChargerはUSB-C側を単ポートで使用すると最大100W出力で充電可能だ。これはMacBook Pro 16インチでも急速充電できることを意味する。
実際にM2 Pro MacBook Proを単体で充電してみても、推奨必要ワット数の67〜96Wで急速充電可能で、実際に計測すると2時間もかからず満充電できた。
どんな組み合わせでも同時に急速充電できる
最大4ポートで最大出力150WのGanPrimeシリーズ充電器のAnker 747 Charger (GaNPrime 150W)だからこそ、「どんな組み合わせでも同時急速充電」ができる。
ボクはApple製品ばかり持っている人間なので、ここではApple製品をつかって同時充電時の出力をチェックします。
MacBook Air+MacBook Pro
デバイス | 出力実測値(約) |
---|---|
M1 MacBook Air | 72W |
M2 Pro MacBook Pro | 45W |
MacBook Air/Proも同時にほぼフルパワーで急速充電できるほど、出力性能が高く安定感もあります。
これがMacBook Pro×2台でも同時に高出力で急速充電できるんだから、さすがGaNPrimeシリーズの急速充電器。
ただここまでパフォーマンスが高いのは最大出力150WのAnker 747 Chargerだからと言える。
高出力デバイスを複数所持している人は充電環境を改善して、普段の充電時間の時短にもつながるし、管理も楽になるからいい事づくしだね!
注意点
2ポート利用時の出力構成は下記のとおり
- USB-C (2ポート同時) :合計最大150W
- USB-C1 + USB-A:合計最大24W
- USB-C2 / C3 + USB-A:合計最大125W(100W + 22.5W)
USB-C1 + USB-Aの構成だと合計最大24W(5V=4.8A)になってしまうので、USB-A+USB-Cの2ポートで高出力を実現したいときはUSB-C2もしくはUSB-C3を使用すると良い
iPad+iPad mini+iPad Air+iPad Pro
デバイス | 出力実測値(約) |
---|---|
iPad 第7世代 | 5W |
iPad mini 第6世代 | 10W |
iPad Air 第4世代 | 9W |
iPad Pro 12.9インチ 第6世代 | 30W |
iPadを同時に合計4台充電したのですが、タブレットを同時に4台急速充電できる充電器は市場にほぼありません。
ですが、Anker 747 Chargerがあればこれがほぼできちゃう。ここでは詳しくは書きませんが、USB-Aポートだけは、Appleの充電規格と相性悪いですからちょっと我慢する部分ありますが。
なんちゃってで作った4ポート充電器とは異なり、本当に充電器4台分の性能・充電能力を見せつけてくれます。
Apple純正のiPad充電器を複数同時に使用している感覚なのに、それと比べると軽くて小さいからめちゃ便利。
iPhone+iPad+MacBook Pro
デバイス | 出力実測値(約) |
---|---|
iPhone 14 Pro | 16W |
iPad Pro 12.9インチ 第6世代 | 29W |
M2 Pro MacBook Pro | 70W |
Appleデバイスで持っている人も多いであろう「iPhone+iPad+MacBook」の組み合わせ。
これら3ポート同時充電も特別気になることもなく、性能どおりの働きを見せてくれる。この3種の神器を同時に急速充電できるのは本当に便利。
書いてて思ったけど、Anker独自技術の安全機能とトリクル充電で安全かつデバイスを長持ちさせるAppleのリチウムイオンバッテリーは絶対相性いいと思うんだ。
Anker充電器は、初代PowerIQが搭載された急速充電器から使用しているけど、約10年異常発熱を起こしたりデバイスエラーを起こしたことがないから本当に安心して使える。
発熱はそこまで熱くならない
充電開始から30分ほど経ったところでサーボグラフィで確認すると内部温度は約49℃。熱暴走などはしていません。
表面温度も約40℃で、持っても「あつくて持てない!」みたいなことはない。
何度かいろんなパターンで使ってみてわかったことは、発熱が高く温度が高い時間帯もあるが、だいたい4点同時にフルパワーで動いているときくらい。
それでもバッテリーが充電されていき、各ポートが低速充電モードに切り替わると、連動して充電器の発熱も控えめになるので、安全に使用できると言えますね。
単ポートで30分使用時は約44℃
30分以上使用しても、45℃を超えることはほぼなかった。
他の100Wクラスの充電器との比較
充電器 | 最大出力 ポート数 | サイズ(約) 重量 | 価格(約) |
---|---|---|---|
Anker 747 Charger(本機) | 150W 4ポート | 68×61×31mm 232g | 15,000円 |
Anker 737 Charger | 120W 3ポート | 80×43×32mm 187g | 13,000円 |
Anker 736 Charger | 100W 3ポート | 67×57×32mm 206g | 9,000円 |
MATECH Sonichargre 100W Pro | 100W 4ポート (旧モデルは3ポート) | 61×32×61mm 196g | 8,000円 |
充電機能と使いやすさは間違いなく本機Anker 747 Chargerがベスト。
ただ充電性能がそこまでいらない!壁挿しを使わない!って人はAnker 737 Chargerが第2候補として考えていい。
サイズやコスパ重視で考えるなら、Anker 736 ChargerやMATECH Sonicharge 100W Proがベストアンサーだと思う。
Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)レビュー【まとめ】
Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)レビューでした。
- 単ポート100Wで充電できる
- 最大4ポート合計150Wの高出力
- PowerIq 4.0×GaNPrimeで電力自動配分機能が優秀
- 発熱もしにくく安全
- 価格が高い
- 2台同時充電時はUSB-C1ポートの出力が弱い
「単ポート100W」「4ポート同時充電150W」で爆速充電したい人はぜひ一度チェックしてくださいね!