CIO SMARTCOBY Pro SLIM レビュー|あの名機がパワーアップして帰ってきた
強烈なモバイルバッテリーがまたCIOから登場しました!
ファンが待ちにまったSMARTCOBY Proの後継機「SMARTCOBY Pro SLIM」です。
本機1つあれば
- MacBook Airクラスまで充電
- 容量10,000mAhでiPhoneを約2回充電
- ビックリするほど薄くてどこに持ち運ぶのも億劫にならない
と、まぁ10,000mAh容量のモバイルバッテリーの常識を覆すポテンシャルを誇るモバイルバッテリーです。
ボクは先駆けてレンタルさせていただきましたが、まさにCIOのフラッグシップモデルにふさわしい出来だったので本記事でレビュー紹介します。
- 出入力305超え
- 3ポート搭載
- パススルー搭載
- 1円玉より小さい16mmの世界最薄クラスの厚み
- 再ネゴシエーション時に瞬断されない
- 本体の充電時間が早い(約1時間30分)
- 握り込む点では旧型のほうが◯
※当記事内で紹介しているリンクは一部Amazonアソシエイトリンクがあります
CIO SMARTCOBY Pro SLIMの概要
ボクも長年お世話になったSMARTCOBY Proの新型モデルCIO SMARTCOBY Pro SLIMの「特徴」「スペック」をチェックしていきます。
特徴
- MacBook Airを充電できる出力35W
- 世界最薄級の厚み16mm
- USB-C×2・USB-A×1の合計3ポート
- 容量10000mAhでiPhone 15シリーズを約2回充電
- CIO同じみの傷に強いシボ加工
- ドットLEDで残量表示しやすい
10000mAhの大容量ながら、SLIMという名にふさわしい厚み16mmの世界に突入。
実際に手にとってみると過去のイメージで言うと5000mAhくらいのボディサイズだなぁって感覚を覚えます。
しかも3ポート構成なんですよね。これ普通にバク売れしそうなモデルの予感。
と、思ってMAKUAKEの製品ページを見たら早くも支援2,000万円到達してました笑 すごい。
スペック
従来モデルのSMARTCOBY Proと比較したスペック表は以下のとおり。
SMARTCOBY Pro SLIM | SMARTCOBY Pro | |
---|---|---|
バッテリー容量 | 10,000mAh | 10,000mAh |
ポート数 | 3ポート USB-C×2 USB-A×1 | 2ポート USB-C×1 USB-A×1 |
入力(最大) | 35W | 20W |
出力(最大) | 35W | 30W |
製品サイズ(約) | 97.6×69×16.2 mm | 77×56×26 mm |
おもさ(約) | 180g | 183g |
カラー | ブラック/ホワイト | ブラック |
従来モデルのSMARTCOBY Proより全体的にパワーアップ
ジャンルは違えど最近手抜き気味のLEXUSにも学んでほしいくらい完全なる正当進化を遂げたCIOのSMARTCOBY Proの後継「SMARTCOBY Pro SLIM」
従来モデルのSMARTCOBY Proを使用してた時に
- あと1ポートあればいいのに
- 出力もう少しあればいいのに
- もう少し薄ければいいのに
これらをすべて解消してくれたのが本機SMARTCOBY Pro SLIMです。
いやぁめちゃくちゃ強い。
SMARTCOBY Proは元々ファンが多くボクも常にガジェットポーチの中身として持ち運んでいたモバイルバッテリーだったけど、これは新旧どちらのファンも唸るスペックで完成度が非常に高いモバイルバッテリーだ。
CIO SMARTCOBY Pro SLIM レビュー
ここから、CIO SMARTCOBY Pro SLIMを実際に使ったレビューを書いていきます。
急速充電規格USB-C PD3.0対応(PPS / QC4.0)対応
SMARTCOBY PRO SLIMの急速充電規格を電圧チェッカーで確認しました。
公称どおり、PD3.0オプションPPSとQC4.0にも対応していて、本機の出力・入力表(プロトコル)は以下のとおり。
単ポート入力 (USB-C1 / USB-C2) | 5V=3A/9V=3A/12V=2.92A 15V=2.33A/20V=1.75A MAX35W |
出力 (USB-C1 / USB-C2) | 5V=3A/9V=3A/12V=2.92A 15V=2.33A/20V=1.75A PPS 3.3-11V=3A MAX35W |
出力 (USB-A) | 4.5V=5A/5V=3A/9V=2.5A 12V=1.5A MAX22.5W |
複数ポート 使用時のW数 | 【2ポート】 USB-C1+C2=合計30W USB-C1+A=合計30W USB-C2+A=合計30W 【3ポート】 USB-C1+C2+A=合計30W |
本機は、パワールールだけでなくパワープロファイル時の12Vなどを使っています。おかげで柔軟性に富んだ構成に。
12V出力はいまだに多くの充電器で採用されていて、厳格なルールはあれで言うと「ん?」となる人もいるでしょうが、ユーザーの使い勝手を重視してるんでしょうね。
最大出入力35W
出力は35WとMacBook AirユーザーやiPad Proユーザーからしたらあと10Wほしい!ってところですが、ボディからすると十分すぎるほどの出力。
特筆すべきは、入力でしょうか。
旧型のSMARTCOBY Proは20Wに対して、本機は一気に15W上げてきて35W の急速充電が可能。
これにより、本体への蓄電時間は2時間以上→1時間30分になりました。これはまごうことなき爆速充電仕様。
入力数値が高いと、急いでる時にめちゃくちゃ助かるケースが多いですよね!
2ポート/3ポートの使用時は合計最大30W
2ポート使用時
充電デバイス:iPhone 14 Pro+iPad Pro 12.9インチ
理論値 | 実測値 |
---|---|
合計30W | 合計20W |
※iPad Proのバッテリー残量80%超えの状態で充電
USB-C1とUSB-C2で充電しましたが、デバイスの充電量に応じて認識して振り分けているような挙動あり。
これにより効率的に充電が可能ということ。
普通に賢いモバイルバッテリーです。
3ポート使用時
充電デバイス:iPhone 14 Pro+iPhone SE3+iPad Pro 12.9インチ
理論値 | 実測値 |
---|---|
合計30W | 合計27W |
バランス良く約9W〜10W×3ポートで充電できてました。
3ポートになると、MacBook Airの充電は厳しいですが、iPadなら組み合わせ次第で充電できる構成です。
再ネゴシエーションの瞬断が起きない
充電ポートの構成が代わる度に、元々繋がっていたデバイスの充電が途切れることなく、充電継続できます。これめっちゃいい。
本来はこんな感じで一旦給電が途切れる
本来はポート構成が代わる度に、iPhoneで言うと「充電済み」の画面に何度も切り替わります。
これはPDOがポートで固定されていないのに、どういう原理か不明ですが(自分が勉強不足で)多ポート充電機器に多い「充電の度にiPhoneがブァン」って鳴らないの最高。
モバイルバッテリーだと瞬断して困るデバイスを充電することは少ないかもだけどFire TV Stickやプロジェクターなんかをカバーすることになったら電源が切れないのでトラブル・エラーを回避できるよ!
パススルー対応
本機はモバイルバッテリーにデバイスを接続したまま、モバイルバッテリーへ給電するとモバイルバッテリーを介してデバイスを充電し満充電後にモバイルバッテリー本体も満充電してくれます。
どっちも充電したい時にこのパスルルー機能は便利
iPhone 15を約2回充電できる容量10,000mAh
本機の容量は10,000mAh。これは新型iPhone 15をおそらく2回ほど充電できる容量。
毎日持ち運ぶ人は2回充電できるだけで、充電忘れがあっても「あ!あと一回充電できるじゃん!」と首の皮一枚つながるので、iPhoneヘビーユーザーほどこの10,000mAhをおすすめしたい。
1円玉より薄い16mmの厚みしかないスリムデザイン
脅威の1円玉以下の厚みがきたー!冗談抜きで薄い。
CIO社が打ち出す比較対象物が卵→1円玉になった記念が本機。我が家に眠ってた1円玉が活躍しちゃいました。
ラウンドエッジで安全かつ持ちやすい
一見角ばっているようなデザインですが、ラウンドエッジに仕上がっているため、角がソフトな丸みを帯びていて持ちやすいです。
でも全体のデザインは丸っこいソフトな感じより、角ばったハードな印象があるのでシャキッとしたキレのあるデザインに仕上がってます。
旧型より接合面がシンプル
画像を見てわかるとおり、接合部分が少なくなりより目立ちにくくなっているのでシームレスなデザインでシンプルに仕上がっています。
ミニマルデザイン好きな自分としてはこういう細かい点見ちゃうから嬉しいポイント!
ポケットに入れてもかさばらないくらい持ち運びやすい
iPhoneとモバイルバッテリーってポケットに収納しにくいモノが多いですが、本機1円玉より薄い16mmなのでスキニーパンツみたいなピチピチパンツを履いてなければ余裕を持ってiPhoneと共にポケットに収納できます。
重ねて持ち運びも可能
薄型軽量のおかげで、iPhoneと一緒にもってもMagSafeモバイルバッテリーをくっつけている時のような感覚で持ち運べるのは嬉しいですね。
シボ加工のおかげでポーチに入れずともラフに持ち運べるのもGood
CIO 充電器で人気のNovaPortシリーズ同様にシボ加工が施されています。同社のシボは特に傷がはいりにくいため、ガジェットポーチに入れずともガシガシ裸運用ができちゃいます。
もちろんガジェットポーチに入れてもいけるし、薄型なのでNative Union Stow Organizer Liteのようなスリムタイプとも相性良し。
残量は見やすいドットLED
従来モデルから踏襲された0〜100%表記のLEDライトを搭載。
厳密に言うと、旧型のSMARTCOBY ProはLEDディスプレイ、本機の新型SMARTCOBY Pro SLIMはドットLEDに仕上がっています。
LEDは気になったのですが改善されるとのこと
残念ポイント
— こびぃ|ガジェットブロガー🍎🦊𝕏 (@kobii_blogger) September 12, 2023
点字LEDの光量がやや低く、LEDディスプレイが明るい場所だと視認性が低いこと。(撮影用ライトをあてると飛ぶ、よくある室内ライトは問題なし)
従来のSMARTCOBY Pro(画像3.4枚目)は明るい場所でも残量把握しやすかった。… pic.twitter.com/UVJeYT9GpN
Xでもポストしたのですが、LEDライトがホワイトボディの時にかなり見にくく感じました。ですが、心配ないみたいです。
というのもCIOのYou Tubeでもおなじみの亀井さんと代表の中橋さん曰く、現在改良を重ねて製品化のタイミングでは視認性を改善してくれるとおっしゃってたので安心して大丈夫です。
JBRCに加入
ここ最近モバイルバッテリーの処分ができる・できない問題がありますが、CIOはJBRCに加入しているため問題ありません。
つまり、モバイルバッテリーが不要になれば「全国の家電量販店」もしくは「CIO本社」にて回収してもらえるということ。
CIOモバイルバッテリーはすべて回収対象です!
CIO SMARTCOBY Pro SLIMの気になった点
もともとドットLEDが見にくい!って感じたことが気になった点でしたが、一般消費者の手元に行き届く頃には改善されるとのことで気になる点が今のところほぼなし。
絞り出して挙げるなら以下の内容。
気になった点
- 握り込む点では旧型のほうが◯
これがデメリットかというとデメリットではないのですが、モバイルバッテリーを握り込むのが好き?な人は旧型のほうが握り心地が良いってことだけ伝えておきます。
握りやすいメリットは、外出時に落下させにくいなどの良さがありますね。
CIO SMARTCOBY Pro SLIM レビュー【まとめ】
CIO SMARTCOBY Pro SLIMのレビューでした。
- 出入力305超え
- 3ポート搭載
- パススルー搭載
- 1円玉より小さい16mmの世界最薄クラスの厚み
- 再ネゴシエーション時に瞬断されない
- 本体の充電時間が早い(約1時間30分)
- 握り込む点では旧型のほうが◯
こんな人におすすめ
- SMARTCOBY Proを愛用していた
- とにかく薄いタイプの10,000mAhモバイルバッテリーが欲しい
- 持ちやすい・持ちはやすいモバイルバッテリーが欲しい
極薄型ながらMacBook Airクラスも充電できるほど強力な出力を誇りますが、容量的にメインで構えるのは厳しいです。
iPadモバイルバッテリー、iPhoneモバイルバッテリーといったタブレットからスマホをメインで充電する人向けのモバイルバッテリーですね。
モバイルバッテリーの管理を特に楽にしたい人は「薄型」「パススルー」「高出入力」を兼ね備えている本機を検討して良いと思いますよ!
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