Anker Power Bank (10000mAh, 30W)レビュー|高級ラインと同じLEDディスプレイを搭載した新型iPhone用モバイルバッテリー
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9月19日(木)20:00〜9月24日(水)01:59
本記事はAnker Power Bank (10000mAh, 30W)レビュー記事です。
先に結論言うと、ビルドクオリティは高いし、高出力でMacBook Airカバーできるのはいざってときに便利。でも、ちょっと中途半端な立ち位置のモバイルバッテリーに感じた。
LEDディスプレイはすごく魅力的だけど、多くの方は本機よりハイブリッドモデルのAnker 521 Power Bank (PowerCore Fusion 45W)がおすすめ!
- 最大30WでMacBook Airまでカバーできるスマホ用モバイルバッテリー
- ビルドクオリティが高い高級感あり
- 便利な残量%表示と残時間をLEDディスプレイで表示
- 実際は3ポート同時に充電できるほどの容量がない
- 10000mAhモバイルバッテリーとしては高価
- パススルー充電非対応
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)ってどんなモバイルバッテリーか
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)がどんなモバイルバッテリーなのか「特徴」「スペック」を順にまとめます。
特徴
- iPhone 14を約2回、iPadを約1回充電できる10000mAh容量
- USB-C2+USB-A1の合計3ポート搭載
- 最大出力30WでMacBookも充電できiPhoneなら30分で50%前後充電できる
- GanPrimeシリーズ以外ではAnker初のLEDディスプレイ搭載モデルで一目で各状況がわかる
- 同クラス帯の中では世界最小サイズ(2023年4月時点Anker社調べ)
本機は、iPhoneやAndroidスマホ向けで、USB PDの急速充電対応モデル。旧iPhoneの5W充電器と比較した場合、最大3倍の速度でiPhoneを満充電可能。
スペックは非凡なものを持っていて、容量10000mAhと出力30WでiPhone用モバイルバッテリーの中でもとりわけマルチに活躍できる特徴を持ちます。
また、Anker社のGaNPrimeシリーズでMacBook用モバイルバッテリーとしても人気のAnker 737 Power Bank (PowerCore 24000) と酷似している高性能LEDディスプレイを採用しました。
このLEDディスプレイがあると モバイルバッテリーの残量が1%単位でわかり、あとどれくらいの時間か把握できる!従来のモバイルバッテリーの中でも飛び抜けて使いやすい機能だね。
スペック
商品名 | Anker Power Bank (10000mAh, 30W) |
サイズ | 約99×52×26mm |
おもさ | 約220g |
出力 | 【USB-C】 5V⎓3A / 9V⎓3A / 10V⎓2.25A / 12V⎓2.5A / 15V⎓2A / 20V⎓1.5A 最大30W 【USB-A】 5V⎓3A / 9V⎓2A / 10V⎓2.25A / 12V⎓1.5A 最大 22.5W 【3台同時利用時】 最大24W |
入力 | 【USB-Cのみ】 5V⎓3A / 9V⎓2A / 12V=1.5A 最大18W |
容量 | 10000mAh |
急速充電規格 | Power IQ2.0 Power IQ3.0 ※各スマホベンダー独自規格の 対応はこちらから確認 |
USB-Cが2ポート・USB-Aが1ポート合計3ポートがすべて出力に対応しているため、同時小型デバイスを3台同時充電できます。
性能的にAnker PowerCore 10000 PD Redux 25Wの後継にあたる感じですね。
対応機種
- スマートフォン
– iPhone 14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pro Max / iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max / iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max / 11 / 11 Pro / 11 Pro Max / SE (第2世代) / XS / XS Max / XR / X / 8 / 8 Plus 他
– Galaxy S23 シリーズ / S22 シリーズ / S21 シリーズ 他
– Pixel 7 シリーズ / 6 シリーズ / 5シリーズ 他 - タブレット端末
– iPad (第10世代) / iPad Pro (12.9インチ) (第6世代) / iPad Pro (12.9インチ) (第5世代) / iPad Pro (11インチ) (第4世代) / iPad Air (第5世代) /iPad Air (第4世代) / iPad mini (第6世代) / iPad mini (第5世代) 他
その他対応機器
– Apple Watch / Anker Soundcore Liberty 4 / MacBook Air (M2、2022) 他
※2023年6月時点
上記に掲載されていないiPad 無印(第7世代)も変な挙動なく問題なく使用できました。上記の旧式モデルは基本使えると思って大丈夫ではないでしょうか。
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)開封レビュー
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)の開封レビュー
パッケージ付属品
いつものAnkerパッケージ。Anker製品も最近フリマサイトなどで、売られているものを見ると箱ありのほうが高く売れているので、いずれ売却予定なら捨てずに保管していて損はしない。
60cmのUSB-C & USB-C ケーブルがついているので、Android端末の人やApple製品でもiPadやMacBook Air用に使いたいなら即使用できる。
- Anker Power Bank (10000mAh, 30W)
- USB-C & USB-C ケーブル (0.6m)
- 取扱説明書、18ヶ月保証 + 6ヶ月 (Anker会員登録後)
- カスタマーサポート
※ライトニングポートのiPhoneを使用している人は別途ライトニングケーブルが必要↓
Ankerのライトニングケーブルは、通常のAnkerケーブルと絡まらないAnkerケーブルがあるが、少々高くなるが、ストレスフリーの絡まらないケーブルをおすすめしたい。
通常のケーブル↓
絡まらないケーブル↓
外観デザイン
本体ボディは半透明でおしゃれ高級志向のデザインを採用している。これは同社の537 Power Bankと同素材ですね。
背面はPSEマークなどの各種認証マークあり。
若干厚めで、薄型ではない。その分、握り込んだ時に持ちやすさは感じる。
ポートはUSB-C×2・USB-A×1の合計3ポートです。どちらも出力対応で、入力はUSB-Cのみ(18W)
ディスプレイギミックが便利
通常時は何も写っていないボディだが…
充電デバイスを接続したり、側面の電源ボタンをおすと、LEDディスプレイが表示される。これがカッコいいんだ、そして便利。
サイズ重量
サイズは約99×52×26mm。
このサイズは、3ポート搭載モデルの10000mAhのモバイルバッテリーとしては、世界最小モデルのAnker Power Bank (10000mAh, 30W)
2ポート以下ならCIO SMARTCOBY ProやCIO SMARTCOBY DUOのほうが小さい。
重量は約220g(実測211g)で、同クラス帯iPhone用モバイルバッテリーと比較しても、特別軽いモデルではないが持ち運びに不便な重さでもなく快適に持ち運べます。
- サイズ:約99×52×26mm
- 重量:約220g(実測211g)
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)のポート・充電性能レビュー
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)のポート・充電性能を簡単にチェックしていきます。
- 急速充電器規格はUSB PD3.0とPPSに対応
- USB-C2ポート+USB-A1ポートの合計3ポート
- 最大出力30W
- 2ポート・3ポート使用時は合計24W
- 便利なパススルー充電は非対応
- 発熱は長時間充電でも40℃くらい
急速充電規格はUSB PD3.0とPPSに対応
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)にUSB電流・電圧チェッカーを使用して急速充電規格のUSB PDと急速充電リストについて確認してみた。
充電器の電流(A)と電圧(V)の組み合わせリストのこと。
PDOに表示される組み合わせで、接続するデバイスごとに最適なものを選び充電できる。よって、小型デバイスに接続しても故障せず安全に充電できます。
GalaxyやGoogle PixelといったPPS対応のAndroid端末を所持してる人はかなりの恩恵を受けるね!
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)が対応している急速充電規格
- USB PD3.0
- Quick Charge 4+
- Samsung(Adaptive Fast Charging)
- Huaweri(First Charge Protocol)(Smart Charge Protocol)
Apple2.4とPD3.0に対応しているので、よくある急速充電器といったところ。本機はMediaTek(Pump Express)には非対応。
公式ページには明確に記載がなかったが、PPS対応で3.3=11V/2.75Aで急速充電可能。
画像のとおり、スマホベンダー(各社)開発の様々な独自規格に対応で、幅広く製品を急速充電できる。
USB-C2ポート+USB-A1ポートの合計3ポート
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)は、10000mAh容量のモバイルバッテリーには珍しい3ポート搭載ですべて出力に対応したモデル。
容量10000mAhで3台同時充電を現実的に考えると、以下のような充電になるんじゃないでしょうか。
iPhone・AirPods・Apple Watchのような小型タイプの充電だとすべて同時に満充電。みたいな感じ。
1ポート最大出力30W
出力30Wあるので、MacBook Airを急速充電できるパワーを誇る。
ただし、容量的にラップトップ向きではないので、緊急時に30%〜充電したい!みたいな状況で想定しておいたほうが良いです。
やっぱり、iPadやiPhoneと言ったスマホ向けのモバイルバッテリーですね。特にiPhone(スマホ)の充電機器として相性が1番良いでしょう。
USB-Aポートの22.5W出力はHuawei機器のみ対応している
iPhone 14 Proの満充電は約1時間40分
iPhone 14 Proの充電時間
充電時間30分
充電量約60%
充電時間52分
充電量80%超え、低速のトリクル充電に切り替わった
充電時間1時間41分
100%充電完了
2ポート・3ポート使用時は合計24W
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)は2台・3台同時に充電できますが、どちらも合計24W内で出力は調整されます。
2ポート使用:合計24W
出力 | |
---|---|
iPhone 14 Pro | 約10W |
iPad Pro | 約11W |
合計21W |
2台充電時はiPhone側に10W、iPad Pro側に11出力は理論値に近い21Wになりました。
デバイス・モバイルバッテリー側どちらも、発熱は問題なく、充電状況もスペック通りといったところ。
本機は、ほとんどの人がこの2ポート使用もしくは1ポート使用がメインになると思います。
3ポート使用時:合計24W
出力 | |
---|---|
iPhone 14 Pro | 9W |
iPhone SE3 | 4W |
iPad Pro | 11W |
合計24W |
出力はキレイに24Wを分け与える結果に。充電効率の高さはさすがAnker。進化したPower IQ4.0は伊達じゃない。
でももちろん便利なんだけど、やっぱり3ポート同時充電をするには容量がちょっと厳しい。全部が中途半端な状態でしか充電できない。
容量10000mAhだと限られたデバイスしか同時に満充電できないと思う
ってなことで、
容量10000mAhで3台同時充電を現実的に考えると、iPhone・AirPods・Apple Watchのような小型タイプデバイスを同時に満充電するような使い方が理想的。これなら大丈夫。
便利なパススルー充電は非対応
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)は、本体に入力、本体から出力を同時に行うパススルー充電に非対応。
近年のiPhone用モバイルバッテリーはパススルー搭載モデルがほとんどだったので、これは結構残念。
モバイルバッテリーで、iPhoneを充電しながら帰宅する
↓
そのままモバイルバッテリーをiPhone用充電器に挿して充電継続しながら、デバイスの充電を満充電
↓
手動切替不要でそのままモバイルバッテリー本体を満充電
この楽ちんモードで充電ができないので、パススルー充電多用してる人や使おうと考えてた人はおすすめできません。
モバイルバッテリー本体の満充電時間は約1時間45分
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)への入力は最大18W。
出力30Wと比較すると見劣るが、10000mAh容量のモバイルバッテリーは10~20Wの入力が多いので決して悪い数字ではない。
1時間45分もあれば0%→100%で充電できるので、デイリーユースとしても使いやすいと言える。
発熱は長時間充電でも40℃くらい
iPhoneを0%→100%にする過程の50%ほどのとき、つまり1番出力があがりiPhoneを急速充電してるタイミングを見計らって温度計測しました。※充電開始から約30分経過
結果は、サーモグラフィで内部温度の1番熱い箇所が44℃、表面温度は約34℃で安全に使用可能。ActiveShield™️が機能している結果です。
ActiveShield™️ 2.0のおかげで発熱しても抑えられる
本機は、Anker従来の多重保護システムとプラスで、温度上昇の監視回数を2倍にした「ActiveShield™ 2.0」を採用。
充電器本体の熱が規定の温度に達した場合、速やかに電流 / 電圧の負荷度合いを調節して、過度に温度上昇しないような安全システムも備わっています。
何を充電するのがベストか:やっぱりiPhoneやAndroidスマホがメインだと思う
1ポートで最大30Wで充電できるからMacBook Airを急速充電できるパワーがある。
しかし、容量的にラップトップ向きではないので、緊急時に30%〜充電したい!みたいな状況で想定しておいたほうが良いです。
やっぱり、iPhone(スマホ)をメインにしたモバイルバッテリーですね。
iPadなどのタブレットにも対応できますが、特にiPhone(スマホ)の充電機器として相性が1番良いでしょう。ただ、そう考えるとやや割高感が否めない。
そう考えると3ポートあっても容量が10,000mAhなら同時に充電する場面が少ないんだよね。
他のスマホ用10000mAh容量モバイルバッテリーとの比較
製品 | 最大出力 ポート数 容量 | サイズ(約) 重量 | 価格(約) |
---|---|---|---|
Anker Power Bank (10000mAh, 30W) ※本機 | 30W 3ポート 10000mAh | 80×43×32mm 187g | 6,000円 |
CIO SMARTCOBY DUO | 20W 2ポート 10000mAh | 99×55×25mm 180g | 3,900円 |
CIO SMARTCOBY Pro | 30W 2ポート 10000mAh | 77×56×26mm 183g | 4,800円 |
Anker 521 Power Bank (PowerCore Fusion 45W) | 40W 2ポート 10000mAh | 71×60×31mm 200g | 9,000円 |
人気おすすめiPhone用のモバイルバッテリーを参考に、スマホ用のおすすめモバイルバッテリーを4つに絞ってみたよ!
似ているモバイルバッテリー4機で比較してみると、サイズ感もそれぞれの構成は結構違うことがわかります。
あなたはどのモバイルバッテリーがおすすめ?
本機Anker Power Bank (10000mAh, 30W)は、10000mAh容量で唯一の3ポート仕様。かつ、この中では1番質感が高く高級感もあり、出力も30Wと高いです。最新型で便利なLEDディスプレイが欲しいならこれ。
CIO SMARTCOBY DUOはコスパ最強のiPhone用モバイルバッテリーとしても人気を博しているモデル。iPhoneやAndroidスマホしか充電しないなら、コスパ重視ならこれがいいです。
本機と出力や容量といった構成が酷似していて、ポート数が3→2とやや劣るもののサイズが非常にコンパクトなのがウリで持ち運び特化のCIO SMARTCOBY Pro
Anker 521 Power Bankは、コンセントつきのハイブリッドモデル。充電器とモバイルバッテリーをひとまとめにしたい方の強い味方。コンパクト設計ながら、充電器時は特に活きるシュルよく45Wが魅力的。
CIOとAnkerってどっちがおすすめなの?
Ankerに比べるとCIOって初期不良が多い!って聞くことあるけど、モバイルバッテリーや充電器に関して言うと、ボクはAnkerのほうがハズレを引いたことあるから、結局モノ?によるのかなぁ
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)レビュー【まとめ】
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)のレビューでした。
- 最大30WでMacBook Airまでカバーできるスマホ用モバイルバッテリー
- ビルドクオリティが高い高級感あり
- 便利な残量%表示と残時間をLEDディスプレイで表示
- 実際は3ポート同時に充電できるほどの容量がない
- 10000mAhモバイルバッテリーとしては高価
- パススルー充電非対応
おすすめの人
- iPhoneやAndroidスマホ、さらにはiPadをメインで充電する
- いざって時にMacBook Airクラスを充電したい
- 3台同時充電することがある
- LEDディスプレイで視認性を上げてモバイルバッテリーの状況をより把握したい
- モバイルバッテリーにも高級質感を求めてる
本機は、10,000mAh用のモバイルバッテリーとしては、最強クラスに近いスペックを誇ります。
ただ、3ポートで30Wも出力があるのに容量が10000mAhしかないという特徴が足かせとなり、中途半端な立ち位置になっています。
用途が明確で、基本的に2台までしか充電しない。でも保険的に3台同時に充電できたりMacBook Airを充電する力が欲しい。
このような考えがあれば、買って損はしないので気になる人はぜひチェックしてくださいね!ではまた!
iPhone用おすすめモバイルバッテリーはこちらからチェック↓
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9月19日(木)20:00〜9月24日(水)01:59