RAVPower RP-PC133 1年レビュー|USB-C&USB-A 65W 2ポートの最適解。 PD対応で爆速
※当記事内で紹介しているリンクは一部Amazonアソシエイトリンクがあります
こんにちは!コビガジェライフライフのこびぃです。
この記事で分かること
- MacBook ProやAirのおすすめ充電器がわかる
- ノートPCとタブブレット、スマホを同時に急速充電できる充電器のこと
- RAVPower充電器『RP-PC133』のこと
MacBookもiPhoneも同時に急速充電したいな〜って思ったことありませんか。
そんな希望を叶えてくれる『RAVPower RP-PC133』はMacBook Air/ProをはじめとするノートPCとタブレットもしくはiPhoneを同時に急速充電できる充電器。
外出時にMacBookの純正充電器とiPhone用の充電器やモバイルバッテリーを持ち出すと荷物がかさばるのですが、そんな問題を解消してくれます。
約一年くらい使用したのですがMacBook、iPad、iPhonの充電周りを気にせず本当にラクに過ごすことができました。
スマートな電力配分を得意としているRAVPowerから出ている65W2ポート充電器は、MacBookPro純正充電器から52%軽量化されて、かなりコンパクト。
次世代素材のGaN(窒化ガリウム)を採用しているから小型とパワフルさを実現!GaNいいよね〜
それでは本記事『RAVPower RP-PC133 1年レビュー|USB-C&USB-A 65W 2ポートの最適解。 PD対応で爆速』についてレビュー記事を書いていきます。
RAVPower RP-PC133 65W 2ポートの特徴
- 新素材GaN(窒化ガリウム)採用
- 最大65W出力
- USB-CとUSB-Aの2ポートを備える
- PD Pioneer Technology対応
- MacBook純正充電器より52%小型化に精巧
- VGP2021受賞
- Amazon参考価格 4,799円
RAVPower『RP-PC133』はVGP2021にてスマートフォン関連アクセサリー充電関連の部門賞を受賞しています。
VGPとは
1987年にスタートした国内最大級を誇るオーディオビジュアル機器の総合アワード
出典元:RAVPOWER
次世代テクノロジーと小型化と安全性を融合した充電器として評価された結果です。
はじめてRP-PC133を持った時は65W2ポートでこのサイズ感はびっくりしたよ。
現在はAUKEYから『Omnia Duo PA-B4』が販売されて、さらに一回り小型化かつ、USB-C×2でより次の世代向けの充電器。
お!じゃあ『AUKEY Omnia Duo PA-B4』がええやん!ってなるとこですが、1,000円程高いのとUSB-Aを使いたい人もいるので上手に棲み分けすることができていますね。
USB-CとUSB-Aが同時に急速充電できる充電器は需要がまだまだあるので、これからも最前線で活躍することができる2ポート充電器になっています。
保証期間は購入日から18ヶ月ついているけど、製品登録するとさらに無料で12ヶ月間保証が追加されるで〜
RAVPower RP-PC133 65W 2ポートの開封レビュー
使用して1年程たちますが、RAVPower RP-PC133 65W 2ポートをさぞ今開封したかのようにレビューしていきます。
外箱/内容物
RAVPowerのいつもの箱に入っています。背面にCEマークなど表記。
内容物
『取扱説明書』と『サンキューカード』が同封。保証が購入日より18ヶ月間あるのもありがたいのですが、製品登録するとさらに12ヶ月追加され、保証期間が合計30ヶ月になるので、登録しておきましょう。
内容物はRAVPower RP-PC133 65W 2ポート本体含め、下記の通り3点です。
- RAVPower RP-PC133 65W 2ポート
- 取り扱い説明書
- サンキューカード(SNSやカスタマーサポートの案内)
本体外観/デザイン
前面
防傷加工が無いのか、弱いのか、引っかき傷のような傷に弱い印象。ガジェットポーチないに入れていても擦り傷は結構つきます。
約1年使用していますが、ロゴにハゲはなし。
艶を消していない白色充電器と言えば、MacBookの純正充電器とおんなじやね!
背面
数字の65が刻字されています。パッとみて65W出力がわかる仕様なんですけど、個人的にはシンプルな方が好きやし、表記なくてもわかるのでは?と思ってしまうので正直不要でした。
ポート部分
上段がiSmartテクノロジーで接続したスマホやタブレットを自動で判別して最大18Wの出力。
下段は、1ポート利用時は最大65W出力でMacBook Proを約2時間程で満充電することが可能です。
2ポート利用時はiSmartの接続機器に応じて、45Wか60Wのどちらかの出力に調整されます。
一番上のマークはLEDインジケーターで電源・ケーブルと接続すると青色に光り、充電エラーにもすぐに気づくことができる仕様。
プラグ部分
プラグの硬さも問題なく、1年使用してもゆるゆるガバガバになっていません。プラグの耐久性が低い製品もあるので、さすがはRAVPowerといったところ。
プラグって盲点になりがちだけど、結構重要だネ。
プラグは硬すぎても収納時大変だし、柔らかすぎると差し込む場所によっては倒れ込んでしまい使い物にならないので、ほどよい硬さを長期間キープしてくれるのが良いですね。
充電規格が表記されており、PSEマークもあるので安心。
重量/サイズ
厚み3cm台はとても良いサイズ感で、コンセントに挿すときも横向きコンセントだと干渉しにくい設計になっていることが多いです。
本体サイズまとめ
- 重さ:119.1グラム※公式サイトでは120.0g
- 横幅:5.5cm
- 奥行き:5.5cm
- 厚み:3.15cm
他の充電器と比較
60~65Wの他の比較対象となりやすい以下の充電器とサイズ感などを比較してみます。
- Apple:MacBookPro用 61W
- RAVPower: PD Pioneer 65W RP-PC133
- AUKEY:Omnia Duo 65W PA-B4
RAVPowerとAUKEY,Ankerは本当に似たような性能の充電器が多いですね、このままAnkerも含め三社で常に高めて言ってほしいもんです。それにしても、Apple純正充電器の大きさが際立つ感じ。
この3機種の中でちょうど真ん中のサイズ感ですが、一番小さな65W2ポートの『AUKEY Omnia Duo PA-B4』より気持ちやや大きいくらいのサイズで正直そこまで違いはなし。
mm単位のサイズ感はそこまで気にならないネ。しかしMacBook純正のApple充電器はほんまに大きいネ
RAVPower RP-PC133 65W 2ポートを使用して給電してみる
実際に『RAVPower RP-PC133』で給電してみます。もう一度各ポートの出力(ワット数)の確認。
1ポート使用時と2ポート使用時での上段の出力が変わることがわかっているので、下記の3パターンを計測してみる。
- 上段最大18Wを使用して1ポートで充電時の出力数
- 下段最大65Wを使用して1ポートで充電時の出力数
- 上段下段を同時に使用最大63W(上:18W 下:45W)2ポートで充電時の下段出力数
※上段18Wはタブレットを充電中
1. 上段最大18Wを使用して1ポートで充電の出力数
使用機器:iPhone12pro / iPhoneSE2
実測値:19.9V×2.88A=57.3W
上段は1ポート使用時、2ポート使用時どちらでも最大出力は18Wです。実際に計測しているときは 15W前後をつねにウロウロしている感じで安定していました。
30分充電した場合
機種 | 30分経過 充電量 |
---|---|
iPad Air4(2020) | 0%→45% |
100%まで計測はしていませんが、このペースだと1時間30分くらいで満充電になります。
※充電量80%以降はトリクル充電(バッテリー負荷を下げる低速充電)になるため
2. 下段最大65Wを使用して1ポートで充電の出力数
使用機器:iPad Air 4(2020)
実測値:11.9V×1.43A=17.0W
下段は1ポート使用時の最大出力は65Wです。実際に計測しているときは、60W前後をつねにウロウロしている感じで安定していました。
30分充電した場合
機種 | 30分経過 充電量 |
---|---|
MacBook Pro 13-inch(2018) | 0%→45% |
100%まで計測はしていませんが、このペースだと1時間30分くらいで満充電になります。
※充電量80%以降はトリクル充電(バッテリー負荷を下げる低速充電)になるため
3. 上段下段を同時に使用最大63W(上:45W 下:18W)2ポートで充電時の上段出力数
使用機器
上段:iPad Air4(2020)
下段:MacBook Pro 13-inch(2018)
実測値:20.0V×2.23A=44.6W
2ポート同時使用の場合は上段が1ポート時とくらべると65W → 45Wまで出力が落ちるのですが、実測値もそれに近い約44Wでした。測定中は継続して40W前後をウロウロする感じ。
30分充電した場合
機種 | 30分経過 充電量 |
---|---|
MacBook Pro 13-inch(2018) | 0%→45% |
100%まで計測はしていませんが、このペースだと1時間30分くらいで満充電になります。
※充電量80%以降はトリクル充電(バッテリー負荷を下げる低速充電)になるため
【給電時の注意点】急速充電対応のケーブルが必要
何故かというと、急速充電(PD)に対応しているケーブルが必要です。
簡単に言うと、次世代USBタイプでUSBの性能を最大限に引き出す規格のことで、急速充電やデータ転送の実現が可能な装置
意外とケーブルが急速充電に対応していないことってしらない人が多いよね。
例えば、下記画像のようなAmazonブランドのライトニングケーブルなどは最大10Wまでしか出力できないようになっています。
*コードは断線しないようにケーブルプロテクターをつけています。
上記のケーブルではなく、急速充電に対応しているケーブルを新たに準備しなければなりません。
急速充電のためにどんなケーブルがよいか
急速充電を行うためのケーブルに必須条件
- MFi認証
- PD対応
MFi認証とは『Apple社から認証済み製品』のことなので、いわばAppleお墨付きの高品質ケーブルです。
100円均一などに販売されているケーブルはほぼ100%Mfi認証されていない劣悪ケーブルに該当します。MFi認証を受けていないケーブルから実際に発火したり、スマホ本体が故障するといった事例も報告されているため購入はNGです。
【安物買いの銭失い】とは、昔の人はうまいこと言ったもんやね。iPhone本体が故障するとか代償が大きすぎるよ…
Mfi認証かつ急速充電(PD)対応の高品質ケーブルでおすすめできるケーブルは、ボクもメインで使用しているAnker製品はかなりコスパが良く、性能も良いためかなりおすすめ。
下記のケーブルがAnkerのパワーラインといってケーブルが高耐久でコスパ抜群ですよ!※約2年半くらい使用しても全く断線の気配なし
USB-A向けとUSB-C向けのケーブルは以下の通り
USB-C ケーブル
MacBook Air/Pro用 USB-C to USB-C
iPhone用 USB-C to Lightning
USB-C & ライトニングは上記の他に「Ankerから絡まらないライトニングケーブル」が発売され今イチオシのアイテム
USB-A ケーブル
MacBook Air/Pro用 USB-A to USB-C
iPhone用 USB-A to Lightning
>> iPhoneを急速充電するために知っておくべきことまとめ
RAVPower RP-PC133 65W 2ポートを使用して感じた良かった点 気になった点
実際に【AUKEY Omnia Duo PA-B4 65W 2ポート】を使用してみて感じた『メリット・良かった点』『デメリット・気になった点』を挙げていきますね。
RAVPower RP-PC133 65W2ポートの『メリット・良かった点』
- 最大出力65W&2ポートなのにコスパ抜群
- 縦長シルエットなので横の充電器などと干渉しにくい
RP-PC133 のメリットはなんといっても、MacBook純正充電器より約50%コンパクトでありながら出力が純正より高くさらに2ポートあるということ。
はっきりいって一昔前の充電器事情から考えると、チート級充電器。
縦長と言うか、横幅が約3センチなので、コネクタ部分で干渉することがないのも良い点。
RAVPower RP-PC133 65W2ポートの『デメリット・気になった点』
- 2ポート利用時の出力配分が惜しい
1ポート時は最大65Wで2ポート利用時は63W(45W&18W)になります。まぁ贅沢なことを言うと2ポート時に60Wまで下がっていいから、接続機器に応じて「45W&18W」もしくは「30W×2」に調整してくれると最高ですね。
いうても18WあればiPadの充電は速度MAXは無理でも、問題なくできるからネ!
違う視点からいうと、MacBook Proを充電したい場合は45W出力の方が助かるので、ないものねだりですね。単純にAUKEYからも出ている90Wや100Wに近い2ポート充電器を買おう!って話になります。
もっと高出力が欲しい場合
「RAVPowerrからRP-PC128」が2ポートで最大90WというMacBook Pro15.16インチまで急速充電できる高出力充電器があります。
一回り小さいRP-PC112とどっちが良いか比較
本機RAVPower「RP-PC133(2ポート)」と比べると一回り小さいサイズの充電器があります。
RAVPower「RP-PC112(1ポート)」はRP-PC133より一回りも小さく、みかんサイズでかなり小型です。
画像を見てわかるかと思いますが、ポート数やサイズが異なります。詳細は下記の通り。
RP-PC133 |
RP-PC112 |
---|---|
サイズ | |
横幅5.5cm |
横幅4.9cm |
重量 | |
120g |
105g |
ポート数 | |
USB-C×1 |
USB-C×1 |
出力 | |
65W |
61W |
価格 | |
約4,500円 |
約3,000円 |
純粋にMacBook Pro13インチのみを安く充電したい!と考えるなら、本機の「RP-PC133」ではなく、「RP-PC112」がおすすめ充電器と言えます。
RAVPower RP-PC133 65W 2ポートのレビューまとめ
- 新素材GaN(窒化ガリウム)採用
- 最大65W出力
- USB-CとUSB-Aの2ポートを備える
- PD Pioneer Technology対応
- MacBook純正充電器より52%小型化に成功
- VGP2021受賞
- Amazon参考価格 4,799円
本記事は『RAVPower RP-PC133』について記しました。最後に以下に総評を記します。
総評=USB-AとCの2ポート利用可で65W出力の小型サイズは、重宝間違いなし
USB-AとUSB-C(PD対応)を同時に使用したい方には、これを待ってた!という製品に仕上がっています。
「RP-PC133」はMacBookのおすすめ充電器にも選ばれるほどの実力の持ち主。
良いものを安く購入したいならRAVPower RP-PC133 65W 2ポートを購入して問題ないですよ。