Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1 レビュー|4K×2台対応 M1 Mac用に構成された超万能ハブ
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この記事で分かること
- Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1の使用感/レビュー
- 10ポート搭載したフレキシブルかつ無骨なデザインでかっこいいマルチハブ
SatechiからM1 MacBookユーザーのため!といえるハブが「Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1」という製品名で新たに登場しました。
合計で10ポート搭載で、できないことはなにもないんじゃないか?という多機能すぎるハブ。※MacBook一体型ではなく、ケーブル型のハブ
4K対応のHDMI端子が2ポート搭載されておりMacBookディスプレイと合わせると最大トリプルディスプレイが可能になります。
現環境の作業効率より少しでも上げたいと考えている方は必見です。
Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1 レビュー
では、Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1の特徴から見ていきます。
1分でわかる特徴
- USB-C×2、USB-A×2でデータポート拡張
- USB-C PDは最大100WでMacBook Air/Proを充電(ハブに15W取られる)
- HDMI×2搭載で4Kディスプレイ2枚接続可能(60Hzと30Hz)
- ギガビットイーサネット搭載で有線LAN接続
- ハブでは珍しいオーディオジャックポート搭載
- シンプルにアルミ×無骨なデザインがカッコいい
色んなできるコトをこのハブ一つにギュッとまとめた感じの超万能ハブだね!
できないことって…絞り出すとSatechi ハイブリッド USB-Cハブのような外付けSSD機能がなかったり、タイプCが外部モニター出力に対応していないことくらいでしょうか。
スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
メーカー | SATECHI |
商品名 | USB-C MultiPorts MX |
役割 | マルチハブ10-in-1 |
搭載ポート | USB-C×2(1つ100WPD対応) USB-A×2 HDMI×2(4K@60Hzと30Hz) イーサネット×1 SDカードスロット×1 MicroSDカードスロット×1 オーディオジャック×1 |
サイズ (約) | 横幅:13.0cm 奥行:5.9cm 高さ:2.1cm |
重さ | 約178g |
材質 | アルミ合金 |
外箱/付属品
Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1はM1 Macに最適化された10ポートマルチハブです。外箱はいつものSatechiの感じ。
付属品はエコ仕様?ミニマル仕様で本体と取扱説明書のみ。
外観/デザイン
Satechiらしいシャープなアルミ素材で精巧な作り。アルミのバリもありません。USB-Cハブなのに造形美を感じるこのデザイン性たまらない。
ケーブルはUSB-CでMacBookの本体にフィットします。長さは約14cmなので、高さがでるMacBookスタンドを使用しながらの使用はおすすめできません。
デタッチャブル式(着脱式)のSatechi On-The-GoマルチUSB-Cハブ 9-in-1と比較しても、シルバー感が強い色味です。いつものシンプルなデザインより力強さを感じるデザイン。
サイズ/重量
サイズはiPhone 13 Proよりやや短い感じ。ちょっと前に記事にしたSatechi 3-in-1 マグネット ワイヤレス 充電スタンドとほぼ同じサイズ感。
※この充電スタンドは、ビックリするくらいかっこいいのでSatechi・Apple好きな人はサクッと一度見てほしい>>サクッと見る
本機の重量は公称178gで茶碗一杯分のおもさ。
- 横幅:13.0cm
- 奥行:5.9cm
- 高さ:2.1cm
- 重さ:公称178g
Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1のポート周りの性能
いちばん重要で気になる機能面の確認をしていきますが、ポート一つずつ説明するとかなりの長編になるので、気になる人が多いであろう以下の部分を紹介。
- ポート部分の全箇所確認
- USB-C×2の使用感(MacBookの充電等など)
- HDMIで外部ディスプレイ環境
ポート部分の全箇所確認
Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1は側面のインターフェースですが、4面すべてにポートが搭載されています。わかりやすく以下の画像のとおり。
- USB-C×2(1つ100WPD対応)
- SDカードスロット×1
- MicroSDカードスロット×1
- USB-A×2
- イーサネット×1(1Gbps)
SDカードやMicroSDカードがMacBook本体にない問題は、MacBook Pro M1Pro/M1 Maxで解消されましたがM1 MacBook Airのようなポート周りが軟弱なデバイスは未だにハブには必須の機能。
イーサネットも最大1Gbpsで爆速です。
1Gbpsがどれくらい早いかよくわからない人はクリックして詳細を確認
ネットでやること | 推奨速度 |
---|---|
WEBサイトを見る | 10Mbps |
動画を見る | 50Mbps |
オンラインゲームをする ビデオチャットをする | 100Mbps |
ビデオチャットやオンラインゲームの推奨速度×10倍が1Gbpsなので、爆速だということがわかるかと。
- 4K対応のHDMI×2(60Hz・30Hz)
- オーディオジャック×1(AUX)
4Kで2枚出力できるのはデュアルディスプレイで作業している方はありがたいはず。さらに専用ドライバを起動すればトリプルディスプレイが実現できます。
まとめるとこんな感じ↓
ポート種・数 | 内訳 |
---|---|
USB-C×2 | ・PD対応100w充電 (ハブに15W取られる) ・データポート用 (Apple WatchやAirPodsくらいなら充電可能) |
SDカードスロット×1 | ・SDカードリーダー |
MicroSDカードスロット×1 | ・MicroSDカードリーダー |
USB-A×2 | ・データポート用USB3.0 |
イーサネット(有線LAN)×1 | ・1Gbps |
HDMI×2 | ・4K@60Hz ・4K@30Hz |
オーディオジャック×1 | ・AUX |
気になる点がないっていえばウソですが(後で書きます)、ご覧の通りこの手の多機能系で多い器用貧乏にもならず、ポート周りは普通にハイスペックな多機能ハブです。
USB-C×2の使用感(MacBookの充電等など)
MacBookの充電時にハブに15W取られるので最大85Wで充電可能。よって、MacBook Pro 15インチや16インチも問題なく充電しながら使用したり、クラムシェルモードに対応できます。
USB-C PDじゃない側のUSB-Cは基本データ用ですが、AirPodsやApple Watctの低電力であれば充電もできるので汎用性はあります。
HDMIで外部ディスプレイ環境
HDMI端子が2ポート搭載で外部ディスプレイに2枚同時に映し出すことが可能。 リフレッシュレートは※60Hzと30Hzにわかれるので、用途をゲーミングとかで考えている方は厳しいです。
30Hzやら60Hzやらよくわからないから詳しく見たい方はこちらをクリック
ヘルツ(Hz)はディスプレイのスペックです。例えば「60Hz」だと、1秒間に60回、画面を書き換えているという意味です。
fpsとはやや意味合いが違う
InstantViewを立ち上げるとトリプルディスプレイ
2枚のディスプレイにつないだ状態で「InstantView」を起動すると、4K2枚とMacBookディスプレイ1枚の最大3枚のディスプレイに表示させることが可能になります
↑ボクがTwitterやInstagramでお世話になってるてずさんのデスク周り環境は圧巻です↑
イメージとしては、こんな感じでトリプルディスプレイにできます
ディスプレイ枚数を増やして、作業範囲を確保する必要性が高い動画編集者やマルチタスク必須業のようなクリエイター職の方やパソコンを使用した多趣味の方はかなり恩恵を受けるでしょう。
Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1の良かった点・気になった点
良かった点(メリット)と気になった点(デメリット)をチェックしていきますね。
良かった点
- できないことがほぼない
- 無骨なデザインで重厚感と高級感がある
順に見ていきます。
できないことがほぼない
Amazonで検索しても10ポート搭載のハブって、まぁ見当たらないですから。
今後ノートPCやMacBookの使用方法がかわるかもしれない…だからどんなハブがいいかわからないな〜。
こんな不安があっても、基本はなんでもできるSatechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1が一つあれば問題ないので、迷えばこれ!っておすすめできるハブです。
無骨なデザインで重厚感と高級感がある
デスク周りで使用するものなので、やっぱりできるだけカッコいいハブがいいですよね。本機ならそれが実現できます。
完全に自己満の世界ですが、MacBookのアクセサリーや周辺機器なんて自己満の塊なので問題なし。好きなモノを持つ!これが正義。
気になった点
- 価格
- HDMIで2枚同時出力時の30Hz
価格
高級ブランドのSatechi製品なので、価格は約1万円後半くらいするので高いです。
ただし、その分手に入れたときの所有欲の満たされ方は半端じゃないので、年単位の長期使用を考えているならハブも満足いくものを購入することを推奨します。
間に合せで買っても、デザインに納得いかなかったり機能がやや物足りない…ってなって書い直しになる方が出費が多くなるからね。
HDMIで2枚同時出力時の30Hz
HDMIで外部出力時に1枚は60Hzで出力できますが、2枚目がどうしても30Hzとヌルヌル感がやや劣るのは気になるところ。
とは言え、外部で2枚つないでも操作するメイン画面が60Hzで、資料やWebページ・参考ページなどを開く画面を30Hzにすればそこまで作業に支障がない環境はつくれそうです。
Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1 レビューまとめ
Satechi USB-C マルチ MXハブ 10-in-1は、必要なポートを各種そろえておりM1以降のMacBookを所持している人で、作業の効率化をしたいクリエイティブな人は最適なハブといえます。
決して安い価格帯ではありませんが、ハブでも滅多にない10ポート搭載で機能的かつ小型で所持欲を満たされる高級感のハブは唯一無二といってよいでしょう。
気になる方は一度チェックしてみてくださいね。ではまた!
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