Anker 343 USB-C ハブ (7-in-1, Dual 4K HDMI) レビュー|映像出力重視のマルチハブ
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この記事はMacBookおすすめアクセサリーの一つUSB-Cハブ「Anker 343 USB-C ハブ (7-in-1, Dual 4K HDMI)」 のレビュー記事です。
AnkerUSB-Cハブを直近で3つ購入して順に試してます。
上から
- Anker 552 USB-Cハブ 9-in-1
- Anker 341 USB-Cハブ 7-in-1
- Anker 343 USB-C ハブ 7-in-1(本機)
色々ハブを買ったなかでも、本ハブのAnker 343ハブはどうだったか先に結論から。
脱着式ケーブルが使いやすく、外部ディスプレイ機能が優秀でUSB-C・USB-Aポートをメインに拡張したい人におすすめできるUSB-Cハブだった。
合計7ポートに対して、3種類のポートしか使えないが、用途によってはぶっ刺さるのでハブ探しをしている人はぜひ参考にしてください。
- 外部ディスプレイ出力機能が優秀
- USB-Cが100Wで充電できる
- 標準より長い0.5mケーブルが柔軟性があって取り回しやすい
- ケーブルが脱着式でかさばりにくい
- カメラ、写真データの通信には軟弱
Anker 343 USB-C ハブ (7-in-1, Dual 4K HDMI)ってどんなハブか【特徴・スペック】
ケーブル型でも特に軽量で薄いタイプの本ハブ Anker 341 USB-Cハブ7-in-1。
どのようなUSB-Cハブなのか「特徴」「スペック」から早速紹介していきます。
特徴
Anker 343 USB-C ハブ 7-in-1は、HDMI2.0(4K60Hz)×2ポート備えているので、トリプルディスプレイを実現できるマルチハブ。
7ポートモデルで、HDMIが2ポート搭載しているUSB-Cハブは市場でも見た記憶がないので、本ハブAnker 341は外部ディスプレイ出力特化型のUSB-Cハブと言える。
スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
製品名 | Anker 343 USB-C ハブ7-in-1 |
サイズ | 約114×55×15mm |
重量 | 約67g |
インターフェイス | 【7ポート】 ・USB-C アップストリーム×1(3.2 Gen2) ・USB-C PD対応×1(最大100W入力/最大85W出力) ・USB-C データ転送用×1(3.2 Gen1 最大5Gbps) ・USB-A データ転送用×2(3.2 Gen1 最大5Gbps) ・HDMI×2(最大4K 60Hz) |
カラー | ブラック |
価格 | 8,990円 |
Anker 343 USB-C ハブ7-in-1レビュー
Anker 343 USB-C ハブ7-in-1の開封レビューで「パッケージ付属品」「外観デザイン」「サイズ重量」の順で紹介します。
パッケージ付属品
本体と接続ケーブルが固執で梱包されているので、配送時にハブ本体に無駄に傷はつかない。
本体とユーザーズマニュアル以外に、本ハブはケーブルがデタッチャブル式(脱着式)で接続するためのUSB-C to USB-Cケーブルが一本入ってる。
- Anker 343 USB-C ハブ7-in-1本体
- USB-C to USB-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
外観デザイン
本体はブッラクカラーで、底面はゴム足が4点ついてて滑りしらず。
よくあるケーブル型ハブとは異なり本機はケーブルが脱着式。よって、側面奥側にアップストリーム用のUSB-Cポートがついててここで抜き差ししながら使用する。
サイズ重量
ケーブルを取り外せる分、手のひらに収まるサイズ感になっている。
ケーブル一体型USB-Cハブよりコンパクトに持ち運べるので、ハブを小型のガジェットポーチで持ち運ぶ人なんかはかなりうれしい仕様になっている。
超軽量モデルで、同時期発売されたAnkerハブ「552」「341」より50gほど軽い66gという圧巻の軽さ。
- サイズ:約114×55×15mm
- 重量:67(実測66g)
Anker 343 USB-C ハブ7-in-1の各ポート役割
Anker 343 USB-C ハブ7-in-1は7ポートあるが、SDやMicroSD、イーサネット非搭載モデルでマルチハブというより映像出力向けのハブ構成。
各ポートは以下のとおり
合計7ポート
・USB-C アップストリーム×1(3.2 Gen2)
・USB-C PD対応×1(最大100W入力/最大85W出力)
・USB-C データ転送用×1(3.2 Gen1 最大5Gbps)
・USB-A データ転送用×2(3.2 Gen1 最大5Gbps)
・HDMI×2(最大4K 60Hz)
各ポート順に見ていきましょう
USB-C:3ポート(アップストリームとPD対応とデータ転送用)
USB-Cポートは3タイプあるので、それぞれチェックします。
アップストリームポート
ハブとデバイスを接続するケーブルが脱着式で、専用のUSB-Cポートが1つある。
PD対応とデータ転送用
アップストリームポート以外のUSB-C2ポートは、「充電専用のPD対応」「データ通信用 5Gbps」に分かれる。
充電用のPD対応ポートは、入力100W出力85Wで接続デバイスをMacBook Proクラスまで急速充電可能だ。
もちろんiPad(mini〜Pro)やiPhone全モデルの急速充電に対応している。
データ通信速度は10Gbpsないものの最大5Gbpsと、よほど重たくないファイル・データを転送しない限り数秒から数十秒でデータ転送できるほどの性能を誇る。
USB-A データ転送用×2(3.2 Gen1 最大5Gbps)
USB-Aポートは、2ポート同時にならんでいてポート間の距離があるので横幅集めのフラッシュメモリも干渉せずに使用できる。
速度はどちらも5Gbpsで、データ通信用のUSB-Cポートと同速度が出る。
このことから、データ・ファイルの転送をUSB-A・USB-Cどちらもよく使う人はかなり使いやすいハブと言える。
一昔前のハブならUSB-Aのデータ転送用速度は1ランク低い、USB2.0相当の480Mbpsがいいところだったからね。理論値5GbpsはUSB3.0だよ!
HDMI×2(最大4K 60Hz)
HDMIを通じて、デバイス含めたトリプルディスプレイや外部ディスプレイに2枚出ししたい人はこれが最大のメリットとも言える部分。
本ハブは珍しいHDMI2ポート搭載のUSB-Cハブ。
マルチハブでHDMI×2ポート構成は、これまでライバル社のSatechiのUSB-C マルチ MXハブ 10-in-1 のような高級・高額ハブにしかなかなかなかった構成。
本機はアンダー1万円でこれを実現しています。(Satechiハブは35,000円前後)
2ポート同時使用時は最大4K 30Hz
Anker 343 USB-C ハブ7-in-1を介して、外部モニターを2枚出す場合の注意点は1つ。
1枚出しなら4K 60Hzだったのが、2枚だと4K 30Hzになること。
とはいえ、2枚出しでゲームや映画のような映像コンテンツを楽しむことってほぼないし、どちらかと言うと仕事や作業に使うことばかりのはず。
よって2枚映像出力時にリフレッシュレートが30Hzになること自体はそこまで気にする必要なし。重要なのは1枚出しで60Hz以上でるかってところ。
※リフレッシュレートは高いほど映像がヌルヌル動きます。現時点で、リフレッシュレートは60Hzあれば十分
1枚出しで60Hzあれば、現在市場に出回っているハブの中ではかなり優秀になるからね!
Anker 343 USB-C ハブ7-in-1を使ってみた感想【メリット・デメリット】
Anker 343 USB-C ハブ7-in-1を使ってみたわかったメリット・デメリットをまとめました。
メリット
- 外部ディスプレイ出力機能が優秀
- USB-Cが100Wで充電できる
- 標準より長い0.5mケーブルが柔軟性があって取り回しやすい
- ケーブルが脱着式でかさばりにくい
外部ディスプレイ出力機能が優秀
ポート紹介でも説明したとおり、映像出力2枚だしに対応している優秀なハブ。
にも関わらず購入コストが抑えられたマルチハブなので、いわゆるコスパ抜群のUSB-Cハブと言っていいと思う。
USB-Cが100Wで充電できる
本ハブのように、価格が安いマルチハブの多くは一昔前だとUSB-Cの給電能力はいいとこ「60W程度」だった。
本機は、USB-Cポートで100W給電できるスペックを誇り、14インチ以上の大画面MacBook Proでも使いながら充電することが可能。
よって、MacBook本体側のThunderboltをハブの1ポート分しか使わずに充電できるので、これはかなり魅力的なポイントと言える。
標準より長い0.5mケーブルが柔軟性があって取り回しやすい
ケーブル型ハブの中でもケーブルが20cmほど長い作りになっている。付属ケーブルの柔軟性も高く、取り回しやすいため、ケーブルが長いのに邪魔になりくいメリットがある。
短いと扱い安いが、長くてもケーブルの材質によっては使いやすいことをこのハブのケーブルが教えてくれる。
で、このケーブルの長さが最も活きるときはこれだ↓
そう、ノートパソコンスタンドに設置したデバイスにハブをつなげてもケーブルが宙ぶらりんにならない。これは他にない本ハブだからこそのメリットと言える。
ケーブルが短いハブだとこうなる
ケーブルが脱着式でかさばりにくい
画像を見てもらうとわかるとおり、ケーブル脱着式だとよりコンパクトな状態にして、持ち運ぶことができる。
それこそ、ミニマリスト向けのTOFTPOUCH+ Sのような小型で薄いガジェットポーチにも収納できちゃうレベルでかさばらないのは荷物を少なくしたい人には超メリットと言える。
デメリット
- カメラ、写真データの通信には軟弱
カメラ、写真データの通信には軟弱
本ハブは、SDカード/MicroSDカードスロットが非搭載。よって、カメラデータの転送がケーブル直差しや無線で飛ばすしかできない。
重たいデータをUHS-IやUHS-IIで転送を考えている人は、ハッキリ言って購入はしない方がいい。
デメリットを補うAnkerハブはこれだ!
それはAnker 552 USB-Cハブ!このハブがあれば、Anker 343 USB-C ハブ7-in-1の以下のデメリット
- カメラ、写真データの通信には軟弱
- ポートの立ち回りが限定されることを考えると価格が高い
これらを補えます。
Anker 552 USB-C ハブ 9-in-1なら
- SDカードスロットとMicroSDスロットが1ポートずつ搭載
- 最大9ポート備わりつつも価格は7,000円台で約2,000円安い
弱点を補えるUSB-Cハブで1番のおすすめがAnker 552 USB-Cハブだと感じる。ただし以下の注意点あり。
HDMIポートが2ポートではなく1ポートになり、さらに4K 60Hz→4K 30Hzとリフレッシュレートが30Hz下がるので、外部ディスプレイ出力時は若干動作にカクつきが生じる。
それでも良いなら、Anker 552 USB-Cハブはかなりおすすめ↓
Anker 343 USB-C ハブ7-in-1はこんな人におすすめ
実際に使ったからこそわかるAnker 343 USB-C ハブ7-in-1はこんな人におすすめ。
USBのデータ通信と充電、外部ディスプレイ性能に関しては上位モデルハブと遜色ないくらい文句なしの性能だ。
ただ、本ハブは7-in-1とポートが多いハブに関わらず「USB-C×3、USB-A×2、HDMI×2」の合計7ポートで3種類しか用意されていない。
これは7ポートハブとしては、取り扱えるポートとしては種類が少ないので、多機能マルチハブを求めている人にはおすすめできない。
こういう人はAnker 552ハブなら解決できるので参考にしてほしい。
Anker 343 USB-C ハブ7-in-1 レビュー【まとめ】
Anker 343 USB-C ハブ7-in-1のレビュー記事でした。
- 外部ディスプレイ出力機能が優秀
- USB-Cが100Wで充電できる
- 標準より長い0.5mケーブルが柔軟性があって取り回しやすい
- ケーブルが脱着式でかさばりにくい
- カメラ、写真データの通信には軟弱
ケーブル脱着式で付属のケーブルも取り回しやすく、USB-AとUSB-Cが充実。さらに外部ディスプレイ性能が高いUSB-Cハブでした。
外部モニターを2枚使うかわからない人でも、重量60g台で持ち運びにも最適と言える軽さのハブなので、データ転送部分に不満がなければ買う価値ありのハブです。
興味があれば一度商品チェックを!ではまた!
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