Satechi ハイブリッド USB-Cハブ レビュー|SSDスロット搭載のHybridなMacBookにベストなハブ
※当記事内で紹介しているリンクは一部Amazonアソシエイトリンクがあります
この記事で分かること
- Satechi ハイブリッド USB-Cハブの使用感・レビュー
- 外付けSSDの役割を持った4ポート搭載のマルチハブ
またしてもSatechiから新型MacBook向け(主に)にとんでもないアイテムが!
なんとUSB-CハブとSSDが一体化した「次世代ハイブリッドタイプのUSB-Cハブ」が爆誕しちゃいました!
インターフェースの拡張+データ保存を同時にすることができるので、今後は外付けSSDすら不要の世界に突入。
え?これすごない??
いや本当に便利すぎるので、ぜひ本記事を参考にしてほしいです。あと、Satechi製品なのでMacBookとの相性が良すぎて惚れる。早速、MacBookのおすすめUSB-Cハブの一員となりました。
今回はメーカーさんに提供していただき、一ヶ月ほどガッツリ使用させていただいた上でレビューを書いています。
では、「Satechi ハイブリッド USB-Cハブ レビュー|SSDスロット搭載のハイブリッドなMacBookにベストなハブ」を書いていきます。
MacBook Air/ProとiPad mini/Air/Proのおすすめハブにも選ばれています↓
Satechi ハイブリッド USB-Cハブのレビュー【SSD搭載】
見た感じ、よくある拡張USB-Cハブのように見えます。この時点ではとんでもない性能に気づくことさえできない…
ってなわけで、特徴を1分で確認できるようにまとめました。
1分でわかる特徴
- 高速5Gbpsデータ転送の内蔵SSDスロット搭載でメモリを簡単増設
- USB-C×1、USB-A×2、HDMI×1の4ポート搭載
- 4K60Hzで外部モニターに出力可
- USB-Cは100WでMacBookを充電できる※15Wはハブの動作に取られる
- USB-Aはデータ転送用※AirPods・Apple Watchのような小型デバイスは一応充電可
上記の通り、本機はまさにMacBook Pro・MacBook Air持ちが大歓喜するであろうもの全部詰め込みましたハブに仕上がっています。
4ポートも拡張しながら、SSDで容量も増設できるなんて…しかもあのApple製品との親和性が高すぎるSatechiからでるなんて。素直にうれしい
上記の通りざっくりスペック特徴を書いたので詳しく知りたい方は以下をご確認ください。
クリックしてSatechi ハイブリッド USB-Cハブのスペック・製品使用を確認する
商品名 | Hybrid USB-Cハブ |
メーカー | Satechi |
役割 | 4ポート拡張ハブ+外付けSSD |
サイズ実測 | 136.3 x 46.0 x 13.5 (mm) |
重さ実測 | (約)109.6g |
接続端子 | USB-C×1 |
ポート 3種類 4ポート | USB-C×1 (PD対応最大100W ※15Wはハブ動作に使用) USB-A×2 (3.1 データポート10Gbps) HDMI×1 ( 4K リフレッシュレート60Hz) |
SSDスロット | 5Gbpsデータ転送の内蔵 SSD ※SATA M.2 SSD (別売り)対応 ※Nvmeは非対応 |
外付けSSDとハブをこれから買おう!って考えてた方は、コレ1つで大丈夫なスペックになっています。
外箱/内容物
高ぶるSatechiのパッケージィイ! Satechiのいつもの厚紙パッケージです。
内容物は「Satechi ハイブリッドUSB-Cハブ本体」と「取り扱い説明書」の2点のみ。
外観/デザイン
Satechi安定クオリティの流麗で惚れ惚れするアルミデザイン。
ケーブルの長さはちょうどMacBook Pro 13インチくらいのサイズで約20cm。ケーブル型の外付けハブとしてはちょうど良い長さかな、と。
ケーブルが長すぎると収まりつかないし、かといって短いと取り回しにくいからね。
ポート構成
ポート構成は4ポート構成で、書き出してまとめると以下の通り。
- USB-C×1
- USB-A×2
- HDMI×1
USB-CよりUSB-Aが多めの構成だから、M1 Pro/M1 Max MacBook Pro向けのハブだね!
SSDスロットは背面
背面に切り込み部分がSSDスロット。
フタは工具不要で、指でスライドさせると取り外しができます。取り付ける際もカパッとはめるだけの簡単脱着式。
サイズ/重量
4ポートのハブとしてはやや大きめのサイズですが、SSDスロット搭載なので、これは設計上の問題でしょうからしょうがない。
重量は約109gなので、持ち運び時に気になる重量ではありませんね。ボクがおすすめしているガジェットポーチにも軽くサッと忍ばせることができます。
- 横幅:136.3mm
- 奥行:46.0mm
- 厚み:13.5mm
- 重量:109.6g
Satechi ハイブリッド USB-CハブのUSBポートやHDMIの使用感
4ポートすべてポート感に距離感が保たれているので、上画像の通り干渉することはありません。
新型の M1 Pro/M1 Max MacBook Pro向けなので、SDスロットは搭載されていないのでSDスロットが重要であればSatechiの他ハブがおすすめ↓
外部モニター出力は「4K60Hz」
4K高画質に対応しているハブです。リフレッシュレートは60Hz。120Hzに対応しているハブもほぼないので、60Hzで十分って方も多いハズ。
とはいえ、このハブを通してFPSやレーシングのようなゲームをするって方は「ぬるぬる動作」が非常に重要なので、ハブを通さないほうが良いでしょうね。
MacBookへ最大100Wの給電可能(15Wはハブへ)
今回はCIO LilNob 65W充電器を使用します。最大100Wの給電可能ですが、ハブ本体に15W取られるので、今回は65W−15Wで最大50W前後で充電できます。
測定値も50Wくらいです。なので、実際に充電したい出力に15Wプラスした充電器を選んで使用すればベストということ。
1ヶ月くらいハブを通してMacBookを充電しているけど、常に安定しているよ。
MacBookの左側・右側に挿した状態を確認
MacBook本体の左ポートにSatechi ハイブリッド USB-Cハブを挿し込むと、手元での操作がしやすい反面ケーブルがキーボードを打つ時にわちゃくちゃします。
角度ができる限りMacBookと平行になるようにポジショニングさせると解消。
MacBook本体の右ポートにSatechi ハイブリッド USB-Cハブを挿し込むと、ポートが外側を向くので差し替えが面倒ですがHDMIケーブルなどが手元で干渉しないので良い感じ。
好みやパソコン使用環境でつけるポートが決まっている方も多いでしょうが、個人的には右側につけて使用しやすく感じます。
新型MacBookのMagSafeに干渉もしない
MagSafeとSatechi ハイブリッド USB-Cハブの併用可能。
イヤホンジャックとも干渉しないので変な心配もせず安心して使用できます。
Satechi ハイブリッド USB-Cハブを使用してSSD性能をチェック
本製品Satechi ハイブリッド USB-Cハブの一番の目玉SSDの使用感・性能をチェックしていきましょう。
SSDセッティングに必要なものはアマゾニスタのボクがAmazonでしっかり購入して準備したよ!
SSDセッティングに必要なもの
必要なものは「※SATA接続タイプのM.2のSSD」です。
SSD購入時に見るポイント
タイプ | SATAを購入する ※NVMeタイプは購入してはいけません |
サイズ | M.2(2230、2242、2260、2280) |
SSDは「SATA」「NVMe」を間違いやすいので要注意。AmazonPBブランドのSSDが安いからといって購入するのはNG。NVMeなので使えません。
ボクはSamsungの500GB M.2 SSD(2280)を購入しました。
Samsung製はやや高いですが、過去に購入した外付けSSDが非常に素晴らしい製品だったのでこれにしました。もう少し安いSSDを探している方は下記のリンクからどうぞ↓
SSDの取り付け方法手順
横にずらすように指で押し出すとパカッと簡単にはずれる
SSDスロット内に入っているゴムパーツを取り出して、購入したSSDに取り付ける
※簡単にハマります。力強く扱って壊さないように注意。
ゴムパーツを取り付けたSSDを「Satechi ハイブリッド USB-Cハブ」内に押し込んでセットする
最後にフタをもどしておわり。
ドライバーなども不要で、上記の通り別で用意したSSDをSatechi ハイブリッド USB-Cハブへ簡単にセットすることができます。
開けたいときは開きやすく、普段開いてほしくない時に開かないフタだから安心!
工具なしでSSDをセットできるところがシームレスで便利すぎて、かなり魅力を感じました。では、SSDの速度を計測しますね。
SSDの速度:書き込み「505MB/s」読み込み「521MB/s」
普通に早い。拡張ポート4つもついているのでなおさら文句なし。
どれくらいの速度か後述しますが、今ここで一例をだすと5GBくらいのデータだと「10秒」くらいで書き・読みできます。
項目 | Satechi ハイブリッドハブ 速度MB/s |
---|---|
書き込み | 505.1MB/s |
読み込み | 521.2MB/s |
他の外付けSSD単体をM1 Pro MacBook Proに直挿しと良い勝負
当然といえば当然なのですが、「外付けSSD単体」+「MacBookに直挿し」のほうがスピードはでるのかと思いきやそこまで変わらない。※外付けSSDの性能に左右されている側面もあり
MacBookと一緒に買うおすすめアイテムの代表格のUSB3.1 Gen2のSanDisk 外付けSSD使用。
ポータブルタイプなので最大転送550MB/秒ですが、写真や動画をビックリする量を撮るタイプじゃないボクからすると十分なモンスターSSD。
項目 | SanDisk SSD 速度MB/s | Satechi ハイブリッド USB-Cハブ 速度MB/s |
---|---|---|
書き込み | 457.8MB/s | 505.1MB/s |
読み込み | 511.6MB/s | 521.2MB/s |
SSDの性能が異なりますし、SanDiskのハブは3年くらい?前に購入したモノ。
比較する数値としては不公平ですが、それでも単体SSDよりSatechi ハイブリッド USB-Cハブのほうが安定している速度がでた結果に。
10GBデータと20GBデータを転送した場合の速度
Satechi ハイブリッド USB-CハブをMacBook M1 Proに挿し込んで、10GBデータと20GBデータを転送しました。かかったタイムは下記の通り
項目 | Mac→Satechi SSD | SAtechi SSD→Mac |
---|---|---|
10GB | 19.01秒 | 20.11秒 |
20GB | 34.61秒 | 39.92秒 |
年々、SSD等もスペックが上がっているので爆速とまではいわないまでも十分すぎる速度。
とはいえ、10年くらい前に職場のPCでデータ転送速度が遅すぎて、泣きそうになっていたボクからすれば「スーパー爆速!!」
今回別途購入した「SamsungのSSD」を突き詰めてさらにグレード上げていくと、もっと速度が上がりますがSSDって質が上がるほど価格がめちゃくちゃ高くなります。
一世代前なら10GBやら20GBのデータ転送って何十分も待たないといけなかったから、そう考えるとボクはこれで十分だわ!
使用時は熱くなりにくい
ちょうど体温くらいのあたたかさ。長時間しても「あつあつ」になったことは一度もありません。
NMVe非対応が功を奏しているのかな。何はともあれ、熱くならないことは以外と重要なのでありがたいです。
SSD以外にハブとして『MacBook Pro M1 Pro/M1 Max』でも使いやすい構成
既知の方も多いと思いますが、新型のMacBook Pro M1 Pro/M1 MaxはUSB-Cポートが3つあるのに対して、USB-Aポートがありません。
この弱点を補うハブとしてUSB-A×2を搭載した本機の「Satechi ハイブリッド USB-Cハブ」が大活躍。
単にSSDを搭載するハブではなく、拡張性が高くなり、良い意味でぶっ壊れUSB-Cハブなんですよね。
最近はSanDiskの外付けSSDから、「Satechi ハイブリッド USB-Cハブ」に乗り換えて使っていますがめちゃくちゃ便利でビックリ。
MacBook以外にもApple製品との相性は抜群
SSDが内蔵されているメリットは、このハブを1つ抜き差しするだけでデータを持ちだせるので、「ハブを挿し込んで」→「外付けSSDを挿し込む」という2段階作業が不要になること。
なので、普段MacBookで使用しているデータ内蔵ハブをiPadに差し替えると、瞬時に「インターフェースの拡張」と「内蔵データのやり取り」が1作業で同時に叶います。
いや〜こりゃたまらん。ほんっとめちゃくちゃ楽だわ。
Satechi ハイブリッド USB-Cハブはこんな方にピッタリ
- 出先で別データ(USB-A)のやり取りがおおい
- ハブとSSDを一体化させて荷物を減らしたい
- 大きなデータ容量を保管する
- 自分でSSDの内容量を調節したい
MacBookを所持している方は、上記の項目に当てはまる人がけっこーー多いはず。つまり、そういうことなんですよね。
Satechi ハイブリッド USB-Cハブの気になった点
- SSDのタイプがNVMeに対応していないこと
- 欲を言えば一体型ならたまらなかった
本機のSatechi ハイブリッド USB-CハブはSATAしか対応していない点が唯一のデメリット。
SSDのタイプがNVMeに対応していないことはデメリットだが…
SATAとNVMeって完全に別物レベルで性能が異なります。以下Kingstonより引用
どちらが優れたストレージ技術かという点では、NVMe の圧勝です。ひと目見ただけでも、NVMe と SATA のパフォーマンスは驚くほど違います。両者の比較をスポーツイベントに例えると、F1 レースとスーパーツーリングを比較するようなものです。
引用:Kingston
わかりやすい表現ですよね。
- SATA→スーパーツーリング
- NVMe→F1 レース
上記のように例えるとたしかに違いがわかりやすい。
ただ職場でNVMeのSSDを使用するのですが、結構発熱があります。反面、Satechi ハイブリッド USB-Cハブに対応しているSATAは発熱がかなり抑えられているので、この辺りはトレードオフですね。
発熱しない分ポートを安心して使用できる
SatechiはあえてSATAのみ対応にした可能性もある。
発熱しないことにより、データ保管を取り扱うハブとして安全面を担保するためです。なので、NVMeに非対応ってことがデメリットだけではにことを理解しておいた方が良いですね
欲を言えば一体型ならたまらなかった
MacBookのSatechiハブといえば一体型の「Satechi アルミニウム Proハブ」が頭によぎりませんか?
Apple純正品のような佇まいは素直に美しい。ケーブルハブも好きですが、個人的には据え置いて使用するなら特に一体型ハブが好み。
この形のSatechiハブにSSD一体型のハイブリッド型がきたら〜〜もうたまらん!
いつか販売されることを夢見ておきます。(本体帯熱関係でSSD一体型は難しいかもしれませんが…)
SSDケース専用のSatechiアイテムもある
Satechi USB-C M.2 SSDケースはハブ機能はありませんが、本機で対応していないM2.NVMeに対応しています。
よって、SATAより安定性が高く、爆速でデータ通信のやり取りが可能なモデルなので、ポートが不要でSSD性能を重視したい方は一度チェックしてください。
セットで必要
関連 Satechi USB-C M.2 SSDケース レビュー
Satechi ハイブリッド USB-Cハブ レビューまとめ
本記事はSatechi ハイブリッド USB-Cハブ レビューを書きました。
このハブと出会ってから、毎日ハブと過ごす新しい楽しみ方を覚えました。
SSD搭載ハブって他企業さんで見たことあって「ハッキリいっていらんかな〜」って思ってたのですが、めっちゃ便利なアイテムだった…
しかも、Satechi製品はMacBookと相性が最強すぎて、マジでかっこいいから所有欲もメキメキでゴリゴリのバキバキ。
SSD対応が「SATA M.2 SSDのみ対応」って部分を許容でき、かつ外付けSSDを持っていない・これから買う予定だったって方におすすめできる逸品。
1ヶ月安定して使用もできているので、興味があればぜひ販売ページをみてくださいね。
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