Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)レビュー|長方形タイプの120W高出力3ポート搭載のUSB急速充電器
※当記事内で紹介しているリンクは一部Amazonアソシエイトリンクがあります
本記事はAnker 737 Charger (GaNPrime 120W)レビュー記事です。
- 単ポート100Wで充電できる
- 最大3ポート合計120Wの高出力
- PowerIq 4.0×GaNPrimeで電力自動配分機能が優秀
- 長方形型で延長コンセントでとなりと干渉しにくい
- 壁挿しは抜けやすい
- 3ポート導守充電時は60℃を超える発熱あり
- 2台同時充電時はUSB-C2ポートの出力が弱い
発熱を抑えて、更に高出力+ポート数が優秀な充電器はAnker 747 Charger(GaNPrime 120W)です↓
関連 【最新版】Anker USB-C急速充電器の人気おすすめ9選
Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)はどんな充電器か【特徴・スペック】
早速、Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)はどんな充電器か「特徴」「スペック」を順に紹介します。
特徴
- Anker充電器の高級ライン「GaNPrimeシリーズ」
- USB-A×1+USB-C×2ちょうど良い合計3ポート
- 長方形モデル
- 超高出力の最大出力120W
- 一般的な96Wの充電器と比較して約40%小型化
- PPS対応でGoogle Pixel・Galaxy・Xperiaなど一部のAndroidスマホを爆速充電
複数ポートと相性抜群の「GaNPrimeシリーズ」らしく120Wの高出力を実現。長方形モデルなので、コンセントで干渉しにくいタイプ。
ちなみにGaNPrimeシリーズってなんだ?って方向けに簡単に説明。
GaNPrimeシリーズとは
- GaN搭載充電器の進化型Anker独自技術「GaNPrime™」を採用しより高出力+小型化
- 複数ポートへの充電の最適配分規格「PowerIQ4.0」
- 複数デバイスを同時に高出力で急速充電
- 従来の多重保護システムに加え、ActiveShield™️ 2.0により温度監視頻度が上がり、さらなる安全性を実現
Anker公式が表明している「“同じ”急速充電という、新常識」をまさに体現したかのような高出力充電器が大半を締めています。
GaNPrimeシリーズの充電機器のほとんどが100Wを超える高出力充電器だよ。ボクが特におすすめしたいのはAnker 747 Charger とAnker 727 Charging Stationだね!
スペック
製品名 | Anker 737 Charger (GaNPrime 120W) |
サイズ | 約80 x 43 x 32mm (※プラグ部を除く) |
重量 | 約187g |
入力 | 100-240V ~ 1.9A 50-60Hz |
出力 | 【単ポート利用時時】 USB-C:5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=5A (最大100W) USB-A:4.5V=5A / 5V=4.5A / 5V=3A / 9V=2A / 12V=1.5A (最大22.5W) 【2ポート利用時】 USB-C (2ポート同時) 合計最大120W USB-C (上部) + USB-A 合計最大120W USB-C (下部) + USB-A 合計最大24W 【3ポート利用時】 合計最大120W |
対応機種
- スマートフォン
– iPhone 14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pro Max / iPhone 13 / 13 Mini / 13 Pro / 13 Pro Max / iPhone 12 / Pro / mini / Pro Max / SE (第3世代) / 11 / 11 Pro / 11 Pro Max / XS / XS Max / XR / X / 8 Plus / 8 他
– Galaxy S22 / S22+ / S22 Ultra / S21 / S21+ / S21 Ultra / Galaxy S10 / S10+ / S10e / S9 / S9+ / S8 / S8+, Note 20 / 20 Ultra / 10 / 9 / 8 他 - タブレット端末
– iPad mini 6 / 5 / 4 / iPad Pro / iPad (第9世代) 他 - ノートPC
– MacBook Air (M1、2020) / Air (Retinaディスプレイ、13インチ、2020) / Pro (13インチ、M1、2020) / Pro (14インチ、2021) / Pro (16インチ、2021) / Google Pixelbook / Microsoft Surface Book 2 他 - その他対応機器
– Apple Watch 他
2022年発売時点の対応機種で、各種新型も規格が変わってなければ基本問題なく使用できると思います。
※iPad Pro 12.9 第6世代も問題なく使用できました
Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)開封レビュー
Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)の開封レビューを書いていくので、「付属品」「デザイン」「サイズ重量」を参考にしてください。
パッケージ付属品
Ankerの高級ライン「GaNPrimeシリーズ」のパッケージ。ボクはApple製品同様にコレクションとして保管しているけど、コレクションしない人も捨てずに保管を推奨。
※パッケージあるだけで売却価格が1,000円前後変わる可能性あり
- Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)
- 取扱説明書
- 24ヶ月保証 + 6ヶ月 (Anker会員登録後)
- カスタマーサポート
※ケーブルは別途準備が必要
本機は、急速充電対応のケーブルが付属していないため、使用ポートに応じて必要なケーブルを準備しましょう。
通常のAnkerケーブルと絡まらないAnkerケーブルがあるが、少々高くても問題なければ、ストレスフリーかつ高出力対応の絡まらないケーブルをおすすめしたい。
通常のケーブル(60Wまで対応)↓
絡まらないケーブル(100Wまで対応)↓
外観デザイン
GaNPrimeシリーズに多いマットグレータイプのボディカラーで高級感のある充電器。ポート部分はガンメタデザインも変わらずに採用。
ポートはUSB-A×1+USB-C×2の合計3ポートで高出力の120W。
タブレットとラップトップデバイス2台持ちかつスマホを1台持っている人にはちょうど良い構成になっている。
100-240V ~ 1.9A 50-60Hz
インターフェイスと逆側にはPSEマークなどの各種認証マークあり。
単ポート〜複数ポート使用時の出力構成も表示されているので、迷ったらこのプラグ面を確認すべし。
プラグは持ち運び時に便利な収納式。可動部もAnker充電器らしく貧弱な感じもしないので、長期で使用してもガバガバにならないと思う。
サイズ/重量
サイズは約80 x 43 x 32mm (プラグ部を除く)でクレカと変わらない横幅サイズ感。
Apple純正の96W充電器と比較して約40%の小型化に成功している。
ただサイズ感だけで比較するのはナンセンスと言えるほど、Anker 747 Charger の充電性能は突出しているので、サイズ重視で考えているなら他の選択肢がいいかも。
壁差しは外れやすい長方形タイプで、壁のコンセントだと上下にさせないことが多い。この点は同社の正方形タイプのGaNPrime充電器の747 Chargerのほうが使いやすい。
長方形タイプの充電器はなにも弱点ばかりではなく、長方形タイプの充電器の強みは、延長コンセントなどで干渉しにくい点にある。
重量は公称で187gだが、実測値は196g。実際に使ってみてもなにもなかったけど、重量が9gも異なるとちょっと気になるところ。
- サイズ:約80 x 43 x 32mm (※プラグ部を除く)
- 重量:約187g(実測196g)
Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)充電能力・性能
下記のとおりAnker 737 Charger (GaNPrime 120W)【充電能力・性能】を順に紹介します。
急速充電規格【USB-C PD3.0・PPS充電】対応
Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)にUSB電流・電圧チェッカーを使用して急速充電規格のUSB PDと急速充電リストについて確認してみた。
GalaxyやGoogle PixelといったPPS対応のAndroid端末を所持してる人はかなりの恩恵を受けるね!
Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)が対応している急速充電規格
- USB PD3.0
- Quick Charge 4+
- Samsung(Adaptive Fast Charging)
- Huaweri(First Charge Protocol)(Smart Charge Protocol)
- MediaTek(Pump Express)
PDは3.0対応で、カタログ記載のPPSにも対応。
PDは20V×5A=100Wが最大出力になっていて、出力表記が公式にはなかったPPSは3.3=11V/5Aで急速充電できる。
スマホベンダー(各社)独自の急速充電規格にも適応しているので、様々な製品を急速充電できるようになっている。
USB-C2ポート+USB-A1ポート合計3ポートで最大120W
Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)を使用する際、大前提として知っててほしいことがあります↓
一部のGaNPrineシリーズで採用されているPower IQ4.0は、同時充電しても各ポートの出力が大幅に低下せずに、接続デバイスの状況に応じて最適化された電力を自動配分できる特徴がある。
※本機はPowerIQ4.0採用モデル
Anker独自技術PowerIQ 4.0のおかげで充電効率が飛躍的にアップしている。
PowerIQ初代から考えるととんでもないくらい進化してて消費者としてはワクワクとありがたさしかない。
PowerIQ 4.0採用のGaNPrimeシリーズは複数ポートでこそより輝く充電器。本機も例に漏れず、複数ポート使用時に最大120Wという超高出力を誇るモンスター充電器の1つ。
120W高出力あれば下記のうち3台所持している人は特に恩恵を受けれる。
- ラップトップ
- タブレット
- スマホ
- モバイルバッテリー
4ポート以上は多い!って人で、高性能かつ安全な充電器を探しているならAnker 737 Chargerは抜群に相性良いと思うよ!
単ポート最大100W
Anker 737 Chargerは、USB-C側を単ポートで使用すると最大100W出力で充電可能だ。これはMacBook Pro 16インチでも急速充電できることを意味する。
実際にM2 Pro MacBook Proを単体で充電してみても89Wで急速充電できていることがわかる。
3台までの同時充電なら無類の強さを誇る
最大3ポートで最大出力120WのGanPrimeシリーズ充電器のAnker 737 Charger (GaNPrime 120W)。
本機を使えば、デジタルデバイス3台までの充電なら様々な組み合わせに急速充電対応することが可能だ。
ボクはApple製品ばかり持っている人間なので、ここではApple製品をつかって同時充電時の出力をチェックします。
MacBook Pro+iPad Pro+iPhone
出力 | |
---|---|
iPhone 14 Pro | 12W |
iPad Pro 12.9インチ 第6世代 | 15W |
M2 Pro MacBook Pro | 87W |
合計 | 114W |
Appleデバイスで持っている人も多いであろう「iPhone+iPad+MacBook」の組み合わせで、最大120Wに近い114Wで充電できていることが確認できました。
実測値のとおり、GaNPrimeシリーズの強みとも言える、PowerIQ 4.0のおかげげで電力ロスなく各デバイスを急速充電できていることがわかります。
ほかの組み合わせで3ポート同時充電しても特別気になることもなく、カタログスペック通りの働きを見せます。
書いてて思ったけど、Anker独自技術の安全機能とトリクル充電で安全かつデバイスを長持ちさせるAppleのリチウムイオンバッテリーは絶対相性いいと思うんだ。
Anker充電器は、初代PowerIQが搭載された急速充電器から使用しているけど、約10年異常発熱を起こしたりデバイスエラーを起こしたことがないから本当に安心して使える。
2ポート利用時も困ることはほぼない
120Wあれば、MacBook Air/Proを同時に充電したり、iPad全シリーズのどれかを同時に2台充電したり、2ポート同時急速充電もAnker 737 Chargerの得意範囲と言える。
基本的にラップトップクラスまでのデジタルデバイスなら、2台同時に充電しても余力を持てるほどラクに急速充電が可能。
2ポート利用時の注意点
2ポート利用時の出力構成は下記のとおり
- USB-C (2ポート同時) 合計最大120W
- USB-C1 + USB-A 合計最大120W
- USB-C2 + USB-A 合計最大24W
USB-C2 + USB-Aの構成だと合計最大24W(5V=4.8A)になってしまうので、USB-A+USB-Cの2ポートで高出力を実現したいときは上部のUSB-C1を使用するといい。
発熱の確認(30分利用:内部温度65℃くらい・表面温度49℃)
全ポート使用して、充電開始から30分ほど経ったところでサーボグラフィで確認すると、内部温度で1番暑くなっている箇所は65℃。
低い場所で47℃だ。他のGaNPrimeシリーズよりもサイズに対して負荷が大きいのか、内部温度が約49℃だったAnker 747 Chargerと比較すると15℃くらい温度差がある。
表面温度は49℃あるので、沸かしすぎたお風呂よりも熱く感じる。危険な熱さではないが、Anker充電器の中でも発熱温度は高い方。
ただ、2単ポートとかだと一気に温度が下がるので、小型ボディに対して3ポート同時充電120Wは若干無理してるのかな?と感じる。
ちなみに3ポート同時充電中でも、充電時間が経過して各ポートが低速充電モードに切り替わると、連動して充電器の発熱も控えめになって冷たくなる。
近年の各デバイスの充電時間が短縮されていることを考慮すると、熱く感じる時間は1時間くらいだと思うよ!
他の100Wクラスの充電器との比較
100Wクラスの充電器でも何を求めるかで変わるから以下の表と文章を参考にしてね!
充電器 | 最大出力 ポート数 | サイズ(約) 重量 | 価格(約) |
---|---|---|---|
Anker 737 Charger(本機) | 120W 3ポート | 80×43×32mm 187g | 13,000円 |
Anker 747 Charger | 150W 4ポート | 68×61×31mm 232g | 15,000円 |
Anker 736 Charger | 100W 3ポート | 67×57×32mm 206g | 9,000円 |
MATECH Sonichargre 100W Pro | 100W 4ポート (旧モデルは3ポート) | 61×32×61mm 196g | 8,000円 |
充電性能と価格のバランスを考えるとちょうど上の中くらいで、メインで使用するデバイス3台持ちの人は本機を買っておけばまず後悔はしないクオリティ。
壁挿し充電が弱点なので、「高出力+GaNPrimeシリーズ+使いやすい」を重視するなら、本機と兄弟機にあたるAnker 747 Chargerがベストでしょう。
あとは、出力よりコストを重視したいならAnker 736 Chargerで、軽量コンパクトモデルが欲しいならMATECH Sonichargreが良いと思う。
Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)レビュー【まとめ】
Anker 737 Charger(GaNPrime 120W)レビューでした。
- 単ポート100Wで充電できる
- 最大3ポート合計120Wの高出力
- PowerIq 4.0×GaNPrimeで電力自動配分機能が優秀
- 長方形型で延長コンセントでとなりと干渉しにくい
- 壁挿しは抜けやすい
- 3ポート導守充電時は60℃を超える発熱あり
- 2台同時充電時はUSB-C2ポートの出力が弱い
こんな人におすすめ
- 単ポート100W・3ポート同時で合計120Wで急速充電したい
- PowerIQ 4.0で自動電力配分を活かして充電時間の短縮したい
- GaNPrimeシリーズでも比較的安価で手を出しやすいハイスペ高級充電器が欲しい
- 長方形タイプを延長コンセントでとなりと干渉せずに使用したい
人気のAnker充電器の中で、高級ラインの「GaNPrimeシリーズ」を安く購入したい!って人は737が特におすすめです。
使いやすさは他モデルより若干劣るものの、高性能充電器に変わりはないので、充電器選びに終止符を打ちたい人はぜひ一度商品チェックを!ではまた!
発熱を抑えて、更に高出力+ポート数が優秀な充電器はAnker 747 Charger(GaNPrime 120W)です↓
関連 【最新版】Anker USB-C急速充電器の人気おすすめ9選
※当記事内で紹介しているリンクは一部Amazonアソシエイトリンクがあります