Anker PowerCore Essential 20000 レビュー|USB-Aモバイルバッテリースマホ2台同時充電
※当記事内で紹介しているリンクは一部Amazonアソシエイトリンクがあります
こんにちは!コビガジェライフライフのこびぃです。
この記事で分かること
- スマホやタブレットを2台同時充電することができるモバイルバッテリーを知れる
- 20000mAhありながら3,000円台で購入できるモバイルバッテリーについて
- Ankerモバイルバッテリー『PowerCore Essential 20000』のこと
「Anker PowerCore Essential 20000」はiPhoneやAndroidといったスマホ、iPadのようなタブレットを2台同時で充電することが可能なモバイルバッテリーです。
容量はなんと20000mAhで、ここ最近のiPhoneなら実質4回〜5回充電することが可能。
何がすごいって20000mAhと超大容量のモバイルバッテリーは価格が1万全前後が多いけど、これは3,000円台で購入できるんだヨ
まさに商品名の通り『Essencial=必需品』。
iPhone/AndroidのスマホやiPadのようなタブレットを持っている方でモバイルバッテリーを探している方はまさにオススメの逸品です。
それでは本記事『【レビュー】USB-Aでスマホ2台同時充電。Anker PowerCore Essential 20000』についてレビュー記事を書いていきます。
- 20000mAhの超大容量
- 2台同時充電
- 2ポート合計最大出力15W1ポート利用時は最大12W
- 低電流モード搭載で小型電子機器/ウェアラブル端末に適応
- 入力方法はUSB-C or MicroUSBの2種
- Amazon参考価格 3,999円
Anker PowerCore Essential 20000
評価:
Anker PowerCore Essential 20000の特徴や安さの理由
Anker PowerCore Essential 20000の一番の特徴は20,000mAhの大容量に関わらず、3,000円台の低価格帯ということ。
あくまでボクの考察ですが、大容量なのに安い理由は下記の通りと推測します。
- モバイルバッテリー本体の充電がUSB-PD対応の急速充電ではない
- 出力が2ポートだがUSB-Aのみ
上記の理由により、開発費&製造費を抑えることが出来たことがそのまま販売価格に反映されていると推測。※ボク個人の予想です。
入力にも出力にもUSB-PD(Powerdelivery)がないのは18W以上の急速充電ができないっていうデメリットにもなるよね。
Anker PowerCore Essential 20000のスペック
商品名 | PowerCore Essential |
メーカー | Anker |
役割 | モバイルバッテリー |
サイズ | (約)158.0mm×74.0mm×19.0mm |
重量 | 343g |
バッテリー容量 | 20,000mAh |
出力端子 | USB−A×2 |
入力端子 | USB-C×1 MicroUSB×1 |
出力 | 5V=3A各ポート最大2.4A |
入力 | 5V=2A |
対応機種 | 【iPhone】 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max / 11 / 11 Pro / 11 Pro Max / SE(第2世代) / XS / XS Max / XR / X / 8 / 8 Plus 【 Galaxy】 S10 / S10+ / S9 / S9+ 【Google Pixel】 5 / 4 / 4a (5G) / 4 XL / 3 / 3 XL 他 【Nexus】 6P / 7 他 【タブレット端末】 -iPad (第8世代) / iPad Air (第4世代) / iPad Pro (第4世代) / iPad mini (第5世代) 他 |
容量が20000mAhのモバイルバッテリーが3,000円台で手に入る事にビックリやわ。
Anker PowerCore Essential 20000の開封レビュー
Anker PowerCore Essential 20000を開封していきます。
外箱/内容物
『Anker PowerCore Essential 20000』の外箱
安定のAnkerカラー&エンボス加工のパッケージ!
側面には、本機のカラーが表記されています。
内容物
取扱説明書とカスタマーサポートとMicroUSBケーブルとポーチが梱包されてます。AnkerのHappy Cardは企業のユーザーへの想いが詰まっているすばらしいカードなので、一枚も捨てたことがありません。
Anker製品は購入した時点から18ヶ月の保証がついているので、保証書は付属していません。内容物をまとめると下記の通り
- Anker PowerCore Essential 20000の本体
- 取扱説明書
- 専用トラベルポーチ
- USB-A to MicroUSBケーブル
- カスタマーサポート
本体外観/デザイン
前面
高級感のあるメッシュ加工がほどこされており、傷や指紋がつきにくい仕様。
マットな質感もGoodでディティールのこだわりが随所にあらわれているスタイリッシュなデザインで美しい。
Anker社のモバイルバッテリーはハイエンドモデル以外は最近このデザインが多いね!
背面
ロゴも装飾もなくシンプルでシボ加工。
サイド
前面背面への繋がりもキレイなフォルム。角ばってなくてマットな質感なので、持っているときにすべりにくいため落としにくいです。
ポート部分
ポートはUSB−A×2、USB-C×1、MicroUSB×1の合計4ポートです。出力はUSB-Aのみ。MicroUSBとUSB-Cは入力。
入力やら出力やらよくわからない!って方は、簡単にまとめたので下記を参考に。
- 出力=スマホやタブレットなどデバイスを充電するときに使う
- 入力=モバイルバッテリー自体を充電するときに使う
USB-Aの出力は最大12Wで2ポート同時利用時は最大15W。一方、入力のMicroUSBとUSB-Cはそれぞれ10Wの入力。
インジケータ
- LED4点灯:残量〜100%
- LED3点灯:残量〜75%
- LED2点灯:残量〜50%
- LED1点灯:残量〜25%
電源ボタンを2秒長押しすると、インジケータ一番左が緑色に点灯して低電流モードになります。
AirPods Proなどの小型デバイスなどを安全に充電したいときに使用するモードで、5V×0.5A=2.5Wくらいで充電をすることが可能。
専用ポーチの使用感
これで専用ポートとモバイルバッテリー本体とケーブル2本を同時に持ち運べるようになります。専用ポーチが伸縮性があるので、頑張ればケーブル3本ははいりそう。
重量/サイズ
厚み1.9cmはiPhoneより1.5倍近く厚みがある感じ。
上画像左から
- RAVPower RP-PB058
- Anker PowerCore Essensital20000
- iPhone12Pro
- iPhoneSE2
RAVPowerRP-PB058より小さくiPhone12Proよりは大きいサイズ感。
本体サイズまとめ
- 重さ:106.3グラム※公式サイトでは103.5g
- 横幅:5.2cm
- 奥行き:5.2cm
- 厚み:3.0cm
RAVPowerのモバイルバッテリーと比較
これまで20,000mAhをこえる容量のモバイルバッテリーはRAVPowerのRP-PB058を使用していました。今は廃盤で後継機のRAVPower RP-PB201が人気です。
同じ容量20,000越えでも「本記事のAnker PowerCore Essential 20000」とサイズ感がぜんぜん異なるので、画像を置いておきますね。
使用用途は異なりますが、数年前までのRAVPowerの20000mAh超えのモバイルバッテリーと比較すると随分小さくなり、重さも200g暗い軽い300g台なので取り扱いやすい感じ。
Anker PowerCore Essential 20000を使用して充電してみる
実際に『Anker PowerCore Essential 20000』で充電してみます。もう一度各ポートの出力(ワット数)の確認。
出力と入力を下記の3パターンを計測してみる。
- 1ポート使用時は最大12Wの出力で充電
- 2ポート使用時は最大15Wの出力で充電
- 入力はMicroUSBもしくはUSB-Cで最大10W
USB電流電圧テスターで実測テスト。
1. 1ポート使用時は最大12Wの出力で充電
実測値:5.13V×2.36A=12.11W
1ポート使用時の最大出力12Wが計測できています。アベレージは10Wくらい。
1ポート利用時30分充電した場合
機種 | 30分経過充電量 |
---|---|
iPhone12Pro | 0%→48% |
100%まで計測はしていませんが、このペースだ2時間かかるくらいで満充電になります。
※iPhoneは充電量80%以降はトリクル充電(バッテリー負荷を下げる低速充電)になるので遅くなる
2. 2ポート使用時は最大15Wの出力で充電
USB電流テスターが干渉して差し込めなかったので実測はできませんでしたが、2ポート利用時の充電量は下記の通り
2ポート利用時30分充電した場合
機種 | 30分経過充電量 |
---|---|
iPhone12Pro | 0%→38% |
2ポート利用時は合計で最大15Wなので、おそらく5V×1A=5Wと5V×2A=10Wで電流を分けていると思います。そのときのデバイスの状態をAnkerのPower IQの自動検知機能で判断して切り替えているはず。
3. 入力はMicroUSBもしくはUSB-Cで最大10W
AUKEY Omnia Duo PA-B4でモバイルバッテリー本体を充電。
実測値:5.07V×1.80A=9.1W
入力は最大10wなので、最高値に近い数値を計測。アベレージも8W〜9Wで安定していました。
満充電までは約6時間30分ほどかかりました。
朝持って出かけるときは夜寝る前に充電がベストやね!
【充電時の注意点】7.5W以上対応のケーブルが必要
何故かというと、Apple純正ケーブルが5V×1.5A=7.5Wくらいまでしか出力できないためです。※下画像参照
5.196V×1.463A=7.5W ※MAX7.5まで出る
上記はAnker PowerCore Essential 20000とApple純正ケーブルの組み合わせ。昔は5W充電が普通でしたし、そのままの規格ですから7.5Wでるだけでもマシって感じです。
充電スピードの体感はワイヤレス充電Qi充電スピードで早くはありません。
これが5V×2.4Aまで対応できる「Anker PoweLineⅡ」ケーブルを使用すると下画像のような出力になる。
5.163V×2.038A=10.52W ※MAX12Wまで出る。
5V×2.4A=12WというUSB-Aを使用したiPhoneの充電におけるMAXスピードで充電可能。
7.5Wと12Wだと満充電にかかる時間は1時間はかわるよ。
サードパーティ製のケーブルはどんなモノがよいか
急速充電を行うためのケーブルに必須条件
- MFi認証
- PD対応
MFi認証とはiPhoneを急速充電するための基本的なことの通り『Apple社から認証済み製品』のことなので、いわばAppleお墨付きの高品質ケーブルです。
100円均一などに販売されているケーブルはほぼ100%Mfi認証されていない劣悪ケーブルに該当します。MFi認証を受けていないケーブルから実際に発火したり、スマホ本体が故障するといった事例も報告されているため購入はNG。
下記のケーブルがAnkerのパワーラインといってケーブルが高耐久でコスパ抜群ですよ!※約2年半くらい使用しても全く断線の気配なし
iPhone用 USB-A to Lightning
Android用 USB-A to USB-C
Anker PowerCore Essential 20000を使用して感じた良かった点 気になった点
実際に【Anker PowerCore Essential 20000】を使用してみて感じた『メリット・良かった点』『デメリット・気になった点』を挙げていきますね。
Anker PowerCore Essential 20000の『メリット・良かった点』
- 2ポート利用可能で最大15W
- 3,000円台で20000mAhの大容量
- 容量の割に小型なのでガジェットポーチに入る
なんといっても安さの割に20000mAhという大容量が最大のメリットです。さらに2ポート利用できるのもありがたい。
もう1点購入前には気づかなかった使用してから感じたよ買った点は「ガジェットポーチ」に入ること。
ボクがいつも使用しているガジェットポーチ!
これまでの大容量モバイルバッテリーはガジェットポーチに入らないことが多くてどうしても荷物が1つ増えていたのですが、横幅が約15cm程度の定規サイズなので収納することが可能。
これにより、ガジェットポーチに一元化することができ、結果荷物を1つ減らすことができるようになりました。
使う人によってはドハマリするモバイルバッテリーモバブです。
Anker PowerCore Essential 20000の『デメリット・気になった点』
- 入力が10Wまで
- USB-CPD対応の出力がない
入力が10Wまでなので、モバイルバッテリー自体も急速充電することができないため、フル充電で6時間くらいかかるのでやや気になる点。夜充電するならほぼ問題はない部分。
USB-Cが入力のみで出力がないのが残念。現在USB-AからUSB-Cに変更してきている人も増えているので、USB-Cが出力に対応していて充電できれば最高でした。
3,000円で20000mAhのモバイルバッテリーってだけでも文句は言えんレベルやけどね。
20000mAhの大容量で急速充電対応のモバイルバッテリーが欲しい場合
本記事の『Anker PowerCore Essential 20000』はUSB-CPD対応に対応していないため、急速充電ができません。※最大12Wまで。
同容量20000mAhくらいのUSB-CPD対応しているモバイルバッテリーを探しているなら下記のシリーズがおすすめ。
- Anker PowerCore Essential 20000 PD
- Anker PowerCore III Elite 25600 60W PD
順にご紹介します。
1. Anker PowerCore Essential 20000 PD
特徴は、USB-APowerIQ 2.0でUSB-CPD対応で各ポート最大18Wで急速充電できること。本記事の『Anker PowerCore Essential 20000』は最大12Wなので体感でかなり速度がかわります。
価格も500円もかわらないので、18Wの急速充電したい方はこの「Anker PowerCore Essential 20000 PD」がオススメ。
最大18WでiPhone/iPadを急速充電できる2ポートタイプ
2. Anker PowerCore III Elite 25600 60W PD
特徴は、「USB-APowerIQ 3.0×2 最大15W」と「USB-CPD対応×1 最大60W」でiPhone(Android)/iPad(タブレット)/MacBook(ノートPC)を急速充電できること。
本記事の『Anker PowerCore Essential 20000』は最大12Wなのでその力の差は歴然です。
当然用途が違うからね!
最大60WでMacBook(ノートPC)とiPhone(Android)のどちらも急速充電したい方はこの「Anker PowerCore III Elite 25600 60W PD」がオススメ。
最大60WでMacBook Air/Proも充電できる3ポートタイプ
Anker PowerCore Essential 20000のレビューまとめ
- 20000mAhの超大容量
- 2台同時充電
- 2ポート合計最大出力15W1ポート利用時は最大12W
- 低電流モード搭載で小型電子機器/ウェアラブル端末に適応
- 入力方法はUSB-C or MicroUSBの2種
- Amazon参考価格 3,999円
本記事は『【レビュー】USB-Aでスマホ2台同時充電。Anker PowerCore Essential 20000』について記しました。最後に以下に総評を記します。
総評=スマホをメインで充電を考えている人なら本当にEssential(必需品)といえるモバイルバッテリー