CIO SMARTCOBY Pro 35W CABLE レビュー|ケーブル一体型の軽量コンパクトモバイルバッテリー
※当記事内で紹介しているリンクは一部Amazonアソシエイトリンクがあります
各メーカーがしのぎを削っている容量10,000mAh帯のモバイルバッテリーに、またもやCIOが強烈なギミックを搭載して殴り込み!
前回のProシリーズのPLUGではコンセント一体型が登場し、今回はなんとケーブル一体型(脱着式)が登場しました。その名も「SMARTCOBY Pro 35W CABLE」です。
約1週間ほど、iPhoneを充電ギリギリにしては使ってみて、iPadを充電ギリギリにしては使ってみてを繰り返しました。
一言でいうと、最高ですねこれ。 毎日スマホを出先で充電したい人は買って損なしです。
使ってみて感じたことをまとめると次のとおり。
人気続出で、Amazonや公式でも売り切れ続出した同社のSMARTCOBY Proの上位互換の印象を受けました。普段使いとして多くの方の最適解モバイルバッテリーになること間違いなし!
かなり強力なモバイルバッテリーなので、出力が30Wクラス(本機は35W)で容量が10,000mAh前後のモバイルバッテリーを探している方は是非参考にしてください。
- 小型軽量・容量・ケーブル一体型で普段使いに最適
- 小さいながら出力が35WありMacBook Air・iPad Proクラスを充電可能
- ケーブルを異なるタイプに取り替えることができる
- ケーブル脱着部分が硬い
本体がLightningで追加ケーブルがUSB-Cの組み合わせ
本体がUSB-Cで追加ケーブルがLightningの組み合わせ
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CIO SMARTCOBY Pro 35W CABLEってどんなモバイルバッテリーか
充電器・モバイルバッテリーといえば「CIO」と定着してきたブランドの新型モバイルバッテリーSMARTCOBY Pro 35W CABLEの特徴・スペックから紹介します。
特徴
- 小型軽量ながら10,000容量とiPhoneを1.7回くらい充電できる性能
- 出力35WでMacBook Airも充電できる
- ケーブル一体型で普段使いに最適
ポイントとしては、「小型軽量」「容量10,000mAh/出力35W」「ケーブル一体型」という点です。充電前からワクワクする特徴を持っています。
書いててふと思いましたが、普通の10,000mAhモバイルバッテリーは、市場では溢れかえっていますから、本機のようなケーブル一体型や高出力と言った何か秀でるスペックや+α性能がないと厳しくなってきましたね。
スペック
モデル | CIO SMARTCOBY Pro 35W CABLE SMARTCOBYPRO-35W-CABLE-C or SMARTCOBYPRO-35W-CABLE-L |
サイズ | 約83×66×26.3mm |
重量 | 約198g |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
ポート | 2ポート USB-Cx2 |
内蔵ケーブルUSB-C USB-Cポート 出力 | 5V=3A/9V=3A/12V=2.5A/15V=2.33A 最大35W |
内蔵ケーブルUSB-C USB-Cポート 入力 | 5V=3A/9V=3A/12V=2.5A/15V=2.33A 最大35W |
内蔵ケーブルLightningケーブルポート USB-Cポート 出力 | 5V=3A/9V=3A/12V=1.5A/15V=2A 最大30W |
内蔵ケーブルUSB-Cポート + USB-Cポート 出力 | トータルで15W |
パススルー充電 | ◯ |
急速充電企画 | PD3.0/PPS |
CIO SMARTCOBY Pro 35W CABLEのレビュー
ではCIO SMARTCOBY Pro 35W CABLEのレビューを書いていきます。
パッケージ/付属品
CIOのブランドカラーであるパープル×ホワイトのツートンカラー。保証期間は、1年あるので購入時のレシートや納品書は保管しておきましょう。
付属品は3点です。
- CIO SMARTCOBY Pro 35W CABLE本体×1
- 着脱式ケーブル×1
- 取り扱い説明書×1
外観デザイン
CIOの大人気シリーズ「NovaPortシリーズ」と全体的な質感が同じで、ちょっとザラッとした質感でシボ加工が施されていて、手馴染みよく傷がつきにくくなっています(防傷シボ加工)CIOロゴは表面左上にあり。
背面には各種認証マークや充電規格が記載されています。
側面はやや膨らみがあるので、真四角ではないデザインですが、横にも縦にも立てることが可能。省スペース使用・収納できます。
側面に備わっている機能は
- バッテリー残量表示のLEDとボタン
- 脱着式ケーブル
- USB-Cポート
上記3つです。
バッテリー残量はLED%表示
ロゴ側の側面にあるのは、CIOといえば、この視認性の高いLEDのバッテリー数字表記。ボタンを一度押すと、バッテリー残量が数字で表示されます。
急速充電・急速蓄電中はディスプレイに緑色カミナリマークが2つ(
)点灯します。ケーブルはデタッチャブル式
底面にケーブルが収納されているため、外出時にわざわざ持ち運ぶ必要がありません。本機の目玉機能がこれです。
ちなみにケーブルは、デタッチャブル式(着脱式)で初期装備のUSB-C to USB-Cとは別にUSB-C to Lightningケーブルを購入して、装備ケーブルを変更できます。
※LightningはApple MFi認証品です
iPhoneやLightning端子のiPadを持っている人で、主にこれらを充電する人はライトニングケーブルを別途準備すると良いですよ。
ポートはUSB-Cが2基
ポートはむき出しているUSB-Cポートとケーブル脱着式部分に隠れて1ポートあります。出力は35Wで、パススルーにも対応しているため、どちらも使い勝手が良いポート仕様です。
サイズ/重量
サイズは約83×66×26.3mmと厚みはあるものの、横幅なんかはクレカクラスでコンパクト。
重量は、ケーブル込みで約198g(実測197g)。ご覧のとおり小型サイズで軽量なので、ガジェットポーチに入れずともポケットに忍ばせれるほどのサイズ感です。
- サイズ:約83×66×26.3mm
- 重量:約198g
本体がLightningで追加ケーブルがUSB-Cの組み合わせ
本体がUSB-Cで追加ケーブルがLightningの組み合わせ
CIO SMARTCOBY Pro 35W CABLEの充電性能
SMARTCOBY Pro 35W Cableは、ケーブル一体型で使いやすいだけでなく、モバイルバッテリーとしての充電速度・バッテリー容量も優れています。
気になる充電性能をチェックしていきましょう。
最大35W充電
本機はポートがUSB-C2ポートあります。1ポート使用時の出力は、最大35W、2ポート同時使用時はTOTAL15Wに分配されます。
iPhoneやiPad(全モデル)さらにはMacBook Airなんかも充電できる出力を誇ります。
実際にチェッカーで計測した数値がこちら。
理論値 | 計測値 |
---|---|
1台充電時:35W | 33W |
2台同時充電時:TOTAL15W | 10W+5W |
ブレなく安定して充電してくれます。2台同時充電時、は1ポート時の半分15出力を振り分けることになります。
最大出力は35Wと中出力(ミドルレンジ)ですが、低電流モードも搭載しているので、Apple Watch・AirPods Proのようなミニデバイスも安全に充電可能です。
iPhoneだと30分あれば、0%→50%以上充電できます。
出力35WはAppleデバイスならどれくらい?
出力35Wで何が充電できるのか、ざっくりと一部Apple製品でまとめました。
Appleデバイス | 推奨出力 |
---|---|
iPhone | ~20W |
iPad 無印 mini Air | 20W〜30W |
iPad Pro | 30W〜45W |
MacBook Air | 30W〜65W |
MacBook Pro 13インチ | 45W~61W |
MacBook Pro 14インチ | 96W |
MacBook Pro 15インチ | 87W |
MacBook Pro 16インチ | 96W~140W (M1M2 Pro M1 Max=140W) |
iPhone〜MacBook Airクラスまで充電できることがわかります。
最大容量10,000mAh
最大容量10,000mAhは、iPhone 14 Proだと約1.7回くらい充電可能です。(充電環境/温度で変わる)
iPhoneを1回以上充電できるモバイルバッテリーで、コンパクトサイズかつケーブル一体型のギミックは普段使いにもってこいなんですよね。いざって時にケーブルを忘れる心配もないですし。
充電ギリギリ1回分だと毎日モバイルバッテリー本体を充電しないといけないけど、本機なら2日に1回の充電でいいのも大きな魅力です。
容量10,000mAhはAppleデバイスならどれくらい?
容量10,000mAhがどれくらいの容量なのか、ざっくりと一部Apple製品でまとめました。
Appleデバイス | バッテリー容量(約) |
---|---|
iPhone | 3,000~4,500mAh |
iPad 無印 mini Air | 無印:8,500mAh mini:5,100mAh Air:7,600mAh |
iPad Pro | 7,500~10,000mAh |
MacBook Air | 13,500mAh |
MacBook Pro 13 | 15,500mAh |
MacBook Pro 14 | 19,000mAh |
MacBook Pro 16 | 27,000mAh |
実際はmAhだけでは、放熱や充電ロスの問題もあり、正確な判断はできませんが、iPhone 14だと約2回、iPhone 14 Proだと約1.7回充電できます。
基本はiPhone向けに使用して、iPadやMacBook Airは緊急時用に数十パーセント充電する用に考えておくとよいですね。
本体充電
SMARTCOBY Pro 35W CABLEの本体充電は急速充電に対応しているので、約1時間30分ほどで充電できました。
入力もMAX35Wなので、iPad用充電器やMacBook充電器が1つあれば急速充電できます。
持っていない人はCIO充電器なら、NovaPort TRIO 65W3CやCIO NovaPort QUAD 65Wなどが複数デバイスを急速充電できるのでおすすめです。
パススルー充電にも対応
パススルー充電、いわゆる接続デバイスとモバイルバッテリー本体を同時に充電できる機能が搭載されてます。
一体型ケーブルだと、ケーブルを一本しか刺さずにパススルー充電できるんですけど、これが思った以上にラクなんですよ。
これまでケーブル2本用意するのって結構面倒だったんだなぁと改めて感じました。
発熱は長時間使用で45℃くらい
約1時間フルで2ポート利用しながら充電した状態で、サーモグラフィを使い確認したところ、約45℃前後でした。
画像でもわかるとおるり、デバイスの一部が発熱しているというより、全体的に熱くなり放熱しているような状況です。
持った感じは半日以上使用したあとの、ポケットカイロくらいの暖かさなので安全です。
CIO SMARTCOBY Pro 35W CABLEのメリット・デメリット
SMARTCOBY Pro 35W CABLEを実際に使用してわかったメリット・デメリットを紹介します。
メリット
SMARTCOBY Pro 35W CABLEのメリットは以下の3つです。
- 小型軽量・容量・ケーブル一体型で普段使いに最適
- 小さいながら出力が35WありMacBook Air・iPad Proクラスを充電可能
- ケーブルを異なるタイプに取り替えることができる
小型軽量・容量・ケーブル一体型で普段使いに最適
毎日使うモバイルバッテリーは小さければ小さいほどいいし、軽ければ軽いほどいい。
本機は10,000mAhと容量も多いのに、小型軽量を実現しているし、さらにケーブル一体型(脱着式)という待ち望んでいた人も多いであろうギミックを搭載しています。
これをメリットと言わずして、何をメリットと言うんだ。レベルで素晴らしい機能性・実用性の要素が揃っています。
小さいながら出力が35WありMacBook Air・iPad Proクラスを充電可能
iPhoneなどスマホをメインに使用する人でも、iPadのようなタブレット、MacBookのようなノートPCを充電するシチュエーションって時々あるかと思います。
この時々に対応できるかどうかが、思った以上に助かるケースがあるので、軽量コンパクトを維持しつつ出力が高いことはメリットでしかないわけです。
ケーブルを異なるタイプに取り替えることができる
SMARTCOBY Pro 35W CABLEは、モバイルバッテリーでも数少ないケーブル一体型かつデタッチャブル式(脱着式)です。
専用の一体型ケーブルを別途購入するだけで、USB-C to USB-C⇄USB-C to Lightningへと切り替えれるのはデバイスを多く所持している人にとってはかなりありがたいギミックです。
デメリット
SMARTCOBY Pro 35W CABLEのデメリットは1つでした。
- ケーブル脱着部分が硬い
ケーブル脱着部分が硬い
SMARTCOBY Pro 35W CABLEのケーブル脱着部分が硬く、力をそこそこ入れてはずす必要があるので、初見時は戸惑うかもしれません。
ボクは誤って爪で取ろうとしてしまって、若干ケーブル部分に凹みキズ(画像赤い枠)を作ってしまいました。
ボクのようなミスをしないように画像赤マルの上部にある3つの指かけ部分に力を入れて押し出す感じで取り外してくださいね。
CIO担当の亀井さんに確認済み
充電器メーカーCIOのYou Tubeでもお馴染みの亀井さんから「ケーブルがなぜ硬いのか」教えていただいた内容を以下にまとめます。
利用シーンとしてはスマホと一緒に持ち歩くことが多く、落とす可能性がある想定から、簡単に抜けてしまうことのないように設計している
とのことでした。そのため「外す時に少しコツが必要」&「簡単に抜けない」製品になっています。
CIO SMARTCOBY Pro 35W CABLEがおすすめの人
モバイルバッテリーを年間何十個もレビューしているボクが思うSMARTCOBY Pro 35W CABLEはどんな人におすすめかまとめました。
- iPhoneやスマホを用の普段使いのモバイルバッテリーが欲しい
- 中出力35Wかつ容量10,000mAhのスペックを求めてる
- ケーブルの持ち運びをしたくない(一体型)
- パススルー機能が欲しい
上記のとおり、SMARTCOBY Pro 35W CABLEは、普段から毎日スマホ用に使う向けのモバイルバッテリーです。
ケーブルを持ち運びたくない人の他に、ケーブルを忘れてしまって充電できなかった経験をお持ちの方にもおすすめしたいですね。
毎日帯同させれるほど、フットワークが軽い反面、高出力かつ3台以上同時にデバイスを充電したい人にはおすすめできません。そのような方は、CIO NovaPort QUAD 65Wがおすすめです。
SMARTCOBY Pro PLUGやSMARTCOBY Proとの違いは?どれがおすすめ?
CIOといえば、本機の容量10,000mAhクラスかつ中出力(20W〜30Wクラス)のモバイルバッテリーが充実していて、かつ支持を集めています。
だからこそ、贅沢な悩みSMARTCOBY Pro PLUGやSMARTCOBY Proとどっちがいいんだ?と購入前に悩む人も多いはずです。そのような方のためにわかりやすくまとめました。
SMARTCOBY人気モデルごとの違い・比較表
項目 | Pro 35W CABLE (本機) | PLUG | Pro |
---|---|---|---|
サイズ(約) | 83×66×26.3mm | 79×79×26 mm | 77×56×26mm |
重量(約) | 198g | 278g | 183g |
容量 | 10,000mAh | 10,000mAh | 10,000mAh |
出力(最大) | 35W | 30W | 30W |
ポート数 | 2ポート USB-C×2 | 2ポート USB-C×1 USB-A×1 | 2ポート USB-C×1 USB-A×1 |
パススルー | ◯ | × | ◯ |
コンセント | × | ◯ | × |
価格 | Amazon 約7,600円 | Amazon 約7,000円 | Amazon 約4,800円 |
どれがおすすめ?
- 小型軽量で持ち運びしやすく普段使いに最適のケーブル一体型が良い
→SMARTCOBY Pro 35W CABLE - 出力が若干低くても同時に充電できるコンセント一体型が良い
→SMARTCOBY Pro PLUG
レビューはこちら - コストを抑えつつコンパクトなモバイルバッテリーが良い
→SMARTCOBY Pro
レビューはこちら
基本的にどれを買っても当たり!って言えるほど、すべてにおいてクオリティが高く仕上がっているので、上記を参考にしてください。
CIO SMARTCOBY Pro 35W CABLE レビュー【まとめ】
CIO SMARTCOBY Pro 35W CABLE レビューでした。
- 小型軽量・容量・ケーブル一体型で普段使いに最適
- 小さいながら出力が35WありMacBook Air・iPad Proクラスを充電可能
- ケーブルを異なるタイプに取り替えることができる
- ケーブル脱着部分が硬い
ケーブル一体型は日常をよりラクにする充電方式です。よって、毎日出先でスマホのような何かしらのデジタルデバイスを充電する人は本機を手に入れれば、それだけで日々がラクになります。
また、ケーブルがあることにより、モバイルバッテリーは持ってきたのにケーブルを忘れてしまった!なんてミスも防げるので、普段よくケーブルを忘れる方なんかは特に恩恵を受けると思います。
モバイルバッテリー性能+αのギミックが優秀な「SMARTCOBY Pro 35W CABLE」を一度チェックしてくださいね!ではまた!
本体がLightningで追加ケーブルがUSB-Cの組み合わせ
本体がUSB-Cで追加ケーブルがLightningの組み合わせ
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