CIO NovaPort QUAD 65Wレビュー|MacBook・iPad・iPhone+1台の計4台を同時充電できるすごい充電器がきた
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- MacBook・iPad・iPhoneクラスを4台同時に充電したい
- MacBook Air/Proの純正充電器60W以上の出力がある小型充電器がほしい
- 自宅でも外出先でも使用しやすいコスパ良しの充電器はないのか
この要望に全力で答えてくれる充電器がCIOから登場しています。
その名も「CIO NovaPort QUAD 65W」
この充電器1つあれば、手持ちの増えすぎたデジタルデバイスを最大4台同時+65Wで充電できるようになります。
しかも、Apple純正の63W充電器の約半分以下の体積。
かさばらないため、ポケットやガジェットポーチにスッと忍ばせて外出先にも持ち運びやすいサイズ感にまとまっています。
この万能充電器はMacBook充電器やiPad充電器としておすすめできる充電器ですので、気になる方は、本記事CIO NovaPort QUAD 65Wのレビューを参考にしてください。
ではいきましょ!
CIO NovaPort QUAD 65W
評価:
※評価日:2022年1月17日
こんな人におすすめ
- 自宅でも外出先でも使いやすい充電器が欲しい
- デジタルデバイスを4つ以上所持してる
- MacBook Air、iPad、iPhoneクラスを同時に充電したい
- 日本企業製品が欲しい
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CIO NovaPort QUAD 65Wの特徴
早速、CIO NovaPort QUAD 65Wの特徴やスペックの基本情報を見ていきます。
- 最大65W出力
- USB-C×3 ・USB-A×1の合計4ポート
- 電力自動配分のNovaIntelligence機能搭載
- 超小型で65W+4ポートだと世界最小級サイズ
- 高性能ながら手を出しやすい価格帯
CIO NovaPort QUAD 65WはCIO充電器のメリットや特徴をこれでもか!というくらい持ち合わせています。
65W出力界隈の充電器の雄のようなスペックと価格のバランスを誇ります。
スペック
ブランド | CIO |
製品名 | NovaPort QUAD 65W 型番:CIO-G65W3C1A-N |
重量 | 約100g |
サイズ | 横幅:55mm 奥行:48mm 厚み:28mm |
カラー バリュエーション | ブラック ホワイト |
出力 USB-C | 5V⎓3A 9V=3A 12V⎓3A 15V⎓3A 20V⎓3.25A 最大65W PPS 3.3-11V=5A |
出力 USB-A | 5V⎓3A 9V⎓2A 12V⎓1.5A 最大18W |
急速充電性能 | PD3.0 PPS QC3.0 |
電力自動振り分け | Nova Intelligence |
株式会社CIOの「わくわくするような最新ガジェットをお届け♪」というコンセプトを具現化したようなスペックを誇るのが本機のNovaPort QUAD 65Wです。
CIO NovaPort QUAD 65Wレビュー
CIO NovaPort QUAD 65Wのレビューを書いていきす。
パッケージ/付属品
無駄を極力落として販売価格を抑えている簡易パッケージ。CIOのブランドカラーのパープルが目を引きます。
付属品は本体と取説です。CIO充電器は日本企業の製品なので、日本語は当然あるので安心できるのも本製品のメリットの1つですね!
- CIO NovaPort QUAD 65W本体
- 取扱説明書(日本語・英語対応)
付属品に充電ケーブルはなし
本機は充電に必要なケーブルが付属していないため、充電ケーブルが必要です。
ボクが使用していておすすめなのが、CIOの充電ケーブルやAnkerの充電ケーブルなので参考にどうぞ。
特におすすめは絡まらないシリーズのケーブル!
関連 Anker PowerLineⅢ Flow『USB-C&ライトニングケーブル』『USB-C&USB-C』レビュー|高耐久で柔らかく絡まらない
外観デザイン
本機のNovaPort QUAD 65Wに限らず、CIOからでているシリーズ「NovaPortシリーズ」 はすべて同じデザイン・素材を採用。
- 表面は傷がつきにくい
- 傷がついてもわかりにくい
- 滑りにくく手馴染みがよい
といった3つの特徴を合わせ持つシボ加工を採用。
よって、ザラッとした手触りです。
で、基本的にCIO製品は今の時代好きな人が多いミニマルデザインを採用しているため、充電器周りがシュッとして自宅で使用してもインテリアに馴染みやすいです。
側面、背面も同様でどこから見てもCIO NovaPort QUAD 65Wとわかる外観デザインをしています。
各規格とポートの出力を確認できます。
プラグは収納式で90°スイング
CIO NovaPort QUAD 65Wは4ポート+65Wでは世界最小クラスなのですが、この手の謳い文句がある充電器はプラグ収納できないタイプが多いんですよね。
しかし、さすがCIO製品!本機はしっかりとプラグ収納ができるため、ガジェットポーチなどで持ち運び時も他のガジェットに傷をつけずに安全に持ち運べます。
ポート
ポートは
- USB-C×3
- USB-A×1
の合計4ポート。
急速充電規格は「PD3.0」「QC3.0」「PPS」の3規格に対応していて、多くのデバイスに対応している充電器です。
急速充電早見表
CIO公式が発表している急速充電早見表です。
こちらを写真と表で照らし合わせると以下のとおり。
ポート | 最大出力 |
---|---|
USB-C 1 | 65W |
USB-C 2 | 65W |
USB-C 3 | 65W |
USB-A 1 | 18W |
上記の充電性能や発熱の詳細はあとで書きます。
サイズ/重量
現在はガジェットブロガーがよく卵と比較することが増えましたが、これCIO公式の比較から始まったんですよね。比較物として非常にわかりやすい。
卵Mサイズと並べてわかると思いますが、65W4ポートで世界最小級のサイズは伊達じゃない。本当に小型で小さい。そして軽い。
- サイズ:55mm×48mm×28mm
- 重量:100g
CIO NovaPort QUAD 65Wの充電性能や発熱
CIO NovaPort QUAD 65Wの1番重要な「充電性能」「発熱」について書いていきます。
本機は次世代半導体のGaN搭載型の充電器なので、高出力・高性能なのに小型化+発熱を抑えることができた充電器として世に生み出されました。
充電性能の特徴
- 最大4ポート利用可能(USB-C×3・USB-A×1)
- 最大65Wで充電可能
- NovaIntelligence搭載
- 5AのPPS出力に対応でGalaxy S22 Ultra(最新)だと最大45Wの超急速充電2.0で充電が可能
充電性能の特徴としては、一世代前の65W4ポート充電器からスケールアップしています。
特に「NovaIntelligence」が便利。初めて聞く人はこれなんだ?ってなりますよね。
簡単に言うとデバイスに応じて自動で電力配分を行うこと。このあたりはメリットの中で紹介します。
1ポート最大65W
理論値 | 実測値 |
---|---|
65W | 約58W |
MacBook Pro 13 インチ充電時間:0%→100%まで約1時間45分
1ポートだと最大65Wで充電できます。実測値も安定して Wで充電。PD3.0で充電できています。
65Wと言えば、MacBook Pro 13インチまでのラップトップをフルスピードで充電できる充電性能。
よって、MacBook Proをメインに使用している+その他デバイスを持っている人は検討最有力候補の充電器がNovaPort QUAD 65Wです。
いいね!完全にMacBook Air/Pro持ちにおすすめできる充電器だよ!
USB-A 1ポートなら最大18W
USB-A1ポートの使用なら最大18Wで充電できるため、iPhoneを急速充電することが可能で、iPadも充電できます。
理論値 | 実測値 |
---|---|
18W | 約10W |
USB-Aが18W出力もあれば、iPhoneの充電器としても本機をおすすめできます。
iPhone 14 Pro 充電時間:0%→50%まで約35分
2ポート最大63W
理論値 | 実測値 |
---|---|
合計65W | 約28W+29W 合計57W |
MacBook Pro 13 インチ充電時間:0%→100%まで約2時間30分
MacBook Air 13 インチ充電時間:0%→100%まで約1時間45分
本機は2ポート利用時に、NovaIntelligence搭載の恩恵を受けます。
この手の充電器は2ポート利用時は、各ポートのW数が固定されていることが非常に多いです。
しかし、NovaPort QUAD 65Wは接続デバイスに応じて自動で電力を振り分けてくれるんですよね。
したがって
- MacBook Air+MacBook Air=30W+30W
- MacBook Pro+iPhone=45W+15W
みたいな出力を自動で行ってくれる。コレが本当に便利でラクです。
いちいちどのポートが何ワットだ!みたいな感じで覚えなくていいからね!
3ポート最大60W
理論値 | 実測値 |
---|---|
20W+20W+20W 合計60W | 約18W+16W+17W 合計51W |
3台同時充電だと、MacBook Air・iPad・iPhoneといったデバイスを同時に充電できる能力を発揮。※ただしMacBook Airは急速充電できない
上記のようなノートPC+タブレット+スマホを持ち合わせている人って結構増えていると思うので、使いやすい!と感じる人が多いのがこの3台同時充電仕様。
ただし、全ポート20W出力に抑えられるため、ノートPCの充電はあくまで補助的な考えでいたほうが良いです。
20WだとMacBook Airを使いながら充電できけど、負荷をかける作業をすると20Wだと充電<消費量が勝ることもあるよ!
4ポート最大65W
理論値 | 実測値 |
---|---|
C1+C2=最大50W自動振り分け C3+A1=TOTAL15W 合計65W | 44W + 12W 合計56W |
CIO NovaPort QUAD 65W本機の1番強力なシチュエーションがこれ。
4台同時充電時の充電能力と賢い電力振り分け性能。
- MacBook AirクラスのノートPC2台まで
- タブレットもしくはスマホを2台まで(Apple WatchやAirPods Proのような低電力デバイスも可能)
NovaIntelligenceを発揮してくれるおかげで、4ポートすべて効率の良い形で充電できます。
つまり、全ポート使用時にノートPCをなんとか2台同時充電しながらその他2ポートも充電できるというチート充電能力を誇ります。
4台使用時でもiPhoneはかなり早い速度で充電できるので、iPhoneの複数ポート充電器としてもおすすめできます。
これまで65W4ポート充電器では困難だっただよね。これがNovaPort QUAD 65Wで解決!まさに小さいモンスター充電器だよ!
発熱はそこまでひどくない
次世代半導体のGaNを搭載とはいえ、GaN自体今はほとんどの充電器に搭載されています。
問題は搭載しているかどうかではなく、効率的に作用して「本当に小型なのか」「本当に発熱を抑えているのか」が重要なポイント。
小型はいうまでもなくクリアしているので、ここでは発熱をチェックしていきます。
10分経過時
NovaPort QUAD 65WでMacBook Pro・iPad・iPhoneなど4台同時に10分充電しました。
内部の温度はMAX47℃ほど。表面温度はやや熱さを感じる39.5℃いう結果でした。
あっつあつの充電器の印象はなしで、安全に使用できる範囲です。
60分経過時
60分使用後も10分使用時よりも若干温度上昇するが許容範囲。手にとった感じはほんのり暖かいくらい。
本機は使用時間に応じて熱を必要以上に帯びて、発熱する感じではありませんでした。
充電機器類はこの発熱が抑えられているかどうか安全に使用する上で非常ん重要ですからね。
コイル鳴きもないから、充電中に気になって集中できない!寝室で使用できない!なんてことも起きないよ!
CIO NovaPort QUAD 65Wの良かった点・気になった点
CIO NovaPort QUAD 65Wを使ってみて良かった点と気になった点を順に紹介します。
良かった点
CIO NovaPort QUAD 65Wの良かった点は4つ。
- 65W4ポート内だと世界最小級のサイズ
- NovaIntelligenceで電力振り分けが便利
- 発熱が少ない
- Apple製品複数持ちと相性良し
65W4ポート内だと世界最小級のサイズ
数年前だと考えられない4ポート65Wとは思えないサイズ感。AirPodsより小さいサイズで、Apple純正の63W充電器のサイズ半分以下です。
自宅・外出用フレキシブルに使用可能。
NovaIntelligenceで電力振り分けが便利
これまでの説明でわかっていると思いますが、NovaIntelligenceはどの充電ポートを使用すればいいんだ?問題を解決してくれる機能。
高出力デバイスを持っていて充電したい人は、一度体験するとこれなしの充電器が非常に不便に感じるようになりますよ。
発熱が少ない
本機はまごうことなく高スペック充電器のそれ。
こういったロマン砲的な充電器って、充電能力は高くても安全性能にやや難あり?みたいな充電器があります。
本機は、今の所全く問題なし。もし異常発熱やその他問題点が浮上したら追記します。
Apple製品複数持ちと相性良し
Apple製品充電時に必要な出力(ざっくりと)
Appleデバイス | 推奨出力 |
---|---|
AirPods | ~5W |
Apple Watch | ~5W |
iPhone | 〜20W |
iPad | 20W〜45W |
MacBook Air | 30W〜45W |
MacBook Pro | 60W〜90W |
上記のとおり、人気でボクも好きなApple製品はNovaPort QUAD 65Wが1つあれば、ほとんどのデバイスを急速充電できます。
充電機器類やアクセサリーってApple製品を意識して作られているモノが多いので、Appleユーザーはこういう恩恵も受けやすいですよね。
気になった点
こんなメリットが多く魅力たっぷりのNovaPort QUAD 65Wですが、気になった点もあります。
- 3ポート出力時の電力配分がやや残念
3ポート出力時の電力配分がやや残念
これはボクの主観になるのですが、3ポート充電時(USB-Cのみ使用)に20W+20W+20Wになるのが使いにくいなぁという印象。
理由は、20WだとやはりMacBookを充電しにくいため、3ポート時もNovaIntelligenceを発動させて、自動電力配分してくれると嬉しかった。
1〜4ポートどのポートを使用してもMacBookクラスが充電できればこの価格帯なので、文句なしのコスパ最強充電器だったなぁ!という印象
4ポートはUSB-C 1+C 2でNovaIntelligenceが発動され、50W内できれいに電力を振り分けてくれます。
よって、ノートPC+αでなにかを充電する人は、3ポート使用時よりも4ポート使用時の方が使いやすいですよ。
CIO NovaPort QUAD 65Wはこんな人におすすめ
CIO NovaPort QUAD 65Wがどんな人におすすめできるのかは以下のとおり。
- 自宅でも外出先でも使いやすい充電器が欲しい
- デジタルデバイスを4つ以上所持してる
- MacBook Air、iPad、iPhoneクラスを同時に充電したい
- 日本企業製品が欲しい
100Wが必要なデバイスじゃない、デバイスを4台以上持っている人は、まず買ってほぼ後悔することはないですよ。
しばらくコスパ最強の4ポート65W充電器はこのNovaPort QUAD 65Wが王者な気がします。それほど良い。
4台同時に使用する際はMacBook Proクラスの充電は厳しい
これはどういうことかというと、MacBook Pro 13インチ以上になると最大60Wの給電が好ましいです。(45Wくらいでもいけるっちゃあいける)
60W必要となると、4台同時に充電する際にCIO NovaPort QUAD 65Wだと出力が不足してしまうんですよね。
結果的に、「充電しながら使用する」みたいなことができなくなるためおすすめできません。
この解決策として、同社の4ポート100Wクラスの充電器「LilNob 100W」やAnker社の「747 Charger」なら100W以上あり4台同時充電でも問題ないため、代わりにおすすめできます。
関連 CIO LilNob USB PD 4ポート100W レビュー|最大100WのPD急速充電器
高出力かつ3台同時充電を優先するならCIO NovaPort TORIO 65Wがおすすめ
3台同時充電をメインに考えるならNovaPort QUAD 65Wの兄弟機NovaPort TORIO 65Wがおすすめです。
3台同時充電時に最大45Wを確保できるため、MacBook Proクラスまで充電できるため
本機のNovaPort QUAD 65Wだと3台同時充電時は20Wまでしか出力できない
関連 CIO NovaPort TRIO 65W レビュー|ガジェット・デジタルデバイスを3台同時に急速充電するUSB-C・USB-A急速充電器
CIO NovaPort QUAD 65Wレビュー
CIO NovaPort QUAD 65Wのレビューでした。
- 65W4ポート内だと世界最小級のサイズ
- NovaIntelligenceで電力振り分けが便利
- 発熱が少ない
- Apple製品複数持ちと相性良し
- 3ポート出力時の電力配分がやや残念
CIO NovaPort QUAD 65Wは多くの方の最適解の充電器となるはず。
デメリットの3ポート出力時の「20W×3ポート」に問題がなければ、間違いなく購入して問題ないですよ!本機は最高の充電器の1つです!
気になる方は一度チェックしてみてくださいね!ではまた!
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充電器 | 出力 | ポート |
---|---|---|
NovaPort SOLO 65W | 65W | 1ポート USB-C×1 |
NovaPort DUO 45W | 45W | 2ポート USB-C×2 |
NovaPort DUO 65W | 65W | 2ポート USB-C×2 |
NovaPort TRIO 65W | 65W | 3ポート USB-C×2 USB-A×1 |
NovaPort TRIO 65W3C | 65W | 3ポート USB-C×3 |
NovaPort QUAD 65W | 65W | 3ポート USB-C×3 USB-A×1 |
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