最大7.5W!HyperJuice Magnetic Wireless Battery Pack レビュー|マグネットワイヤレスモバイルバッテリー
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こんにちは!コビガジェライフのこびぃです。
この記事で分かること
- HyperJuice Magnetic Wireless Battery Packについて
- iPhoneのMagSafeに対応の最大7.5Wワイヤレス充電ができるモバイルバッテリーのこと
iPhone12シリーズから、実装されたMagSafe。
このMagSafe対応型のモバイルバッテリーは、未だに信頼のおけるメーカーからのラインナップが乏しいですよね。
最近はようやく、大手のAnker社からPowerCore Magnetic 5000が登場しましたが、欠点がありました。
そう出力が最大5Wというやや非力と言わざるをえないパワー。
この非力をカバーして登場した本製品の「HyperJuice Magnetic Wireless Battery Pack」は、7.5Wの出力!
最近は各社が、Ankerさんよりちょっと言い性能を出す!みたいな傾向があるから、業界が活性することはイチ消費者としては喜ばしいこと!
MagSafe対応のiPhoneにピタッとくっつけるだけで、即充電開始!
ケーブルを出す動作も不要で、なんのストレスも感じずラクに7.5W充電ができます。
では、本記事「最大7.5W!HyperJuice Magnetic Wireless Battery Pack レビュー|マグネットワイヤレスモバイルバッテリー」について書いていきます。
Wireless Battery Packはこんな方におすすめ
- MagSageのマグネット対応のモバイルバッテリーが欲しい
- iPhoneにモバイルバッテリーをピタッとつけてラクに充電したい
- 7.5W出力のMagSafeモバイルバッテリーが欲しい
- パススルー充電機能が欲しい
- 充電速度が遅くても良い
個人的には本製品というよりMagSafe対応モバイルバッテリーをあまりおすすめできません。理由は下記の通り。
MagSafeの充電は「ほんまに?」って思うレベルで充電速度が遅いからです。
一部のユーチューバーが絶賛していたから買ってみたけど、やっぱりMagSafe対応は普通にキツイ充電速度…有線ならありだね!
上記を理解した上で、本記事を読み進めてくださいね。
MagSafe対応のおすすめモバイルバッテリーはこちらから確認できます↓
HyperJuice Magnetic Wireless Battery Packの特徴
古くからのAppleユーザーではおなじみのブランドですが、HYPERを知らない方のためにどんな会社か簡単に説明。
カリフォルニア州シリコンバレーに拠点を置いているSanho Corporation社のブランドでApple周辺アクセサリーでグローバルヒット商品を続々と発表しているアメリカやヨーロッパでは人気のブランド
日本では、株式会社ロア・インターナショナル
(所在地:新宿区)が取り扱ってるよ!
本製品はMAKUAKEにて応援購入
- MagSafeのマグネット対応
- 5,000mAhのワイヤレスQi充電
- ワイヤレスでiPhone12やiPhone13を約1充電可能
- 最大出力『ワイヤレス時7.5W / 有線時12W』
- 1.6cmの薄型で充電中もスマホの操作がしやすい
- マグネット式でワイヤレス充電の欠点「ズレる」を解消
HyperJuice Magnetic Wireless Battery Packの製品仕様/スペックは下記の通り。興味ある方だけクリックして開いてくださいね。
Ankerから同じタイプのMagSafe対応のモバイルバッテリーが登場したときと比較すると、より魅力ある性能ということがわかります。
個人的には『パススルー充電』と『ワイヤレス充電時に7.5W』という点がアツい!
iPhone12miniなら1回すこしの充電が可能!iPhone12や12Proだと1回くらいの充電が可能!
HyperJuice Magnetic Wireless Battery Packのレビュー
HyperJuiceシリーズのMagSafe貼り付けに対応しているワイヤレスモバイルバッテリーってだけで、胸の高鳴りを抑えられない。パッケージにすらウットリ心を奪われてしまう。
充電時の速度が7.5Wだから、Anker PowerCore Magnetic 5000(5W)より出力が高いんよ!
内容物
同梱品は「HyperJuice Magnetic Wireless Battery Pack」と取扱説明書 兼 保証書の2点。
本体外観/デザイン
iPhone3Gや3GSのような側面にかけてキレイな曲線フォルムで、ソフトなイメージ。本体ブラックはマットタイプで落ち着きがあります。
この曲線のおかげで、手に持ちやすくグリップ力が高くかんじるよ!
中央下部にある電源ボタンを押し込むと、本体電源が入り、白色LEDインジケーターがバッテリー残量に合わせて、4段階表示されます。
- 4点灯→~100%
- 3点灯→~75%
- 2点灯→~50%
- 1点灯→~25%
厚みは約1.6cmですが、iPhoneに装着すると薄いという感じではなく「モバイルバッテリーがしっかりついているな!」と存在を感じることができる厚み。
下部にはUSB-Cポート。Micro USBじゃなくて一安心。
裏面は、充電時にiPhoneに設置する部分。一見、金属っぽい素材にみえますが金属じゃないんですよね。「HYPER」ロゴ部分をiPhoneのMagSafeに充てるとピタッとくっつきます。
見えない部分に仕様表示などをまとめてもらえているので、よかった。
正直めっちゃ小さいって感じではなく、手にはちゃんと収まるよ!ってサイズ感。やっぱり曲線フォルムのおかげで滑りにくくて持ちやすいので安全につかえます。
デザインの良さもさることながら、この手で持ちやすいってのも大きなメリットの一つだよね!
サイズ/重量
重量は138g(実測136.5g)サイズの割にかなり軽く感じる。バナナ1本より軽いサイズなので、まさに持ち上げるのは朝飯前って印象。
- 横幅:6.3cm
- 奥行き:9.7cm
- 厚み:1.6cm
- 重量:138g(実測136.5g)
HyperJuice Magnetic Wireless Battery Packを使って充電してみた
HyperJuice Magnetic Wireless Battery Packを使用して、なんパターンか充電性能を確認します。
まとめを先に▼
- ワイヤレス充電時→最大7.5W(遅い)
- 有線ケーブル(USB-C)充電時→最大12W
- パススルー充電可能
- HyperJuice Magnetic Wireless Battery Pack本体への充電時→最大12W
では各充電方法を書いていきますね。
ワイヤレス充電(Qi)の場合は7.5W
装着すると充電開始。マグネットはひ弱な感じはしないので、勝手にずれたりはしないです。
MagSafe対応のiPhoneを7.5Wでワイヤレス充電(Qi)できるので、充電速度計測。
結果は下記の通り。
経過時間 | iPhone12Proの バッテリー残量 |
---|---|
0分 | 0% |
10分 | 8% |
30分 | 20% |
60分 | 38% |
90分 | 56% |
120分 | 71% |
150分 | 80% |
180分 | 88% |
お…おそい。
180分の88%の状態で「HyperJuice Magnetic Wireless Battery Pack」のバッテリー残量がなくなってしまい、iPhone12Proだとフル充電は厳しかったです。
また、ちょうど90分付近から充電スピードが3~4%ガクッと下がっているのですが、これは発熱が影響して出力が抑えられている結果。
Anker PowerCore Magnetic 5000のレビューを見る
本製品がおすすめか!っていうと。正直言って、あまりおすすめできない…
やっぱり容量もですが、速度が遅すぎるのがやっぱりキツイ。これはAnkerのときにも言っていたことですが..
iPhone12miniならフル充電できそう
バッテリー容量はiPhone12miniサイズならフル充電できそうです。(所持していないので感覚的なお話)
自分のiPhone12だとどうなのか下記のバッテリー容量を参考にするとわかりやすいかも!
- iPhone12mini ⇨ 2227mAh
- iPhone12 / 12Pro ⇨ 2815mAh
- iPhone12 ProMAX ⇨ 3687mAh
有線ケーブルで充電する場合は12Wの急速充電
iPhoneを12Wで充電できると、USB-Aで充電する時の速度に近いものがあるので、iPhone12だと30分くらいで40%前後は充電することが可能。
12Wだと、約2時間でiPhone12や12Proをフル充電することができます。
Anker PowerCore Magnetic 5000は10W出力なので、出力が2.5W大きいのは結構ありがたい。
ワイヤレス充電時はフル充電ができなくとも、有線だと無駄なエネルギーを使用せずに充電できるのでiPhone12や12Proのフル充電が可能です。
パススルー充電もできる
デバイスを充電しつつ、モバイルバッテリー本体にも給電できる機能
iPhoneを充電しながら、HyperJuice Magnetic Wireless Battery Pack本体にも給電することができるので、自宅の充電器としても活用ができます。
この使用方法の最大のメリットは忌まわしきライトニングケーブルを使用せずとも、どちらも充電できること。
入力(本体への充電)は12W
12Wでの充電が可能なので、「Anker PowerPort Ⅲ Nano 20W」のような20Wタイプの充電器で急速充電することが可能。
だいたい3時間で本体のフル充電ができます。
入力で12Wに対応しているから、通常のモバイルバッテリーを充電するのと、対して変わらないスピードだね!
Anker PowerPort Ⅲ Nano 20Wのレビューを見る
iPhoneに装着した状態→グリップ力が高く落ちない
iPhoneが2.5倍くらい厚くなった感覚で持つ感じ。
iPhone操作時に邪魔に感じることはあまりないですね。むしろグリップ力の高さを感じる。
【iPhone+iPhone1.5=iPhone2.5個分】くらいの厚み
モバイルバッテリー側を持ってもiPhoneがずれ落ちることはない
HyperJuice Magnetic Wireless Battery PackをiPhone12Proに装着した状態で、磁力の確認をしました▼(※音量無し)
動画の通り、普通に使用する分には落ちる雰囲気は一切なし。
MagSafeのモバイルバッテリーを使って、iPhoneを落とすと元も子もないから、これは素直に嬉しい。
以前、Amazonで、よくわからないブランドのMagSafe対応モバイルバッテリーを購入したときは磁力が弱かったからね!
充電をしてみて良かった点まとめ
先述の「HyperJuice Magnetic Wireless Battery Pack」を使って充電して感じた良かった点をまとめると下記のとおり。
良かった点
- ワイヤレス充電時は7.5Wでそこそこ早く充電できる
- 急いでいるときは有線で12Wで充電できる
- 同時充電したいときはiPhoneとモバイルバッテリー本体をパススルー充電できる
- ケーブルは基本不要なので、荷物が減る
iPhoneを早く充電する!ではなく、ラクに充電する!ことに関しては、ピカイチの性能と言えます。
充電するときにモバイルバッテリーを出して、ピタッとくっつけるだけだから本当にラク!ケーブルでごにょごにょする煩わしさがないんよね。
HyperJuice Magnetic Wireless Battery Packの『気になった点』
「HyperJuice Magnetic Wireless Battery Pack」を使ってみて気になった点は下記の通り。
気になった点
- iPhone12シリーズのみ使用可能
- 充電速度の割に価格がやや高い
iPhone12シリーズのみ使用可能
当然ですが、iPhoneSE2やiPhone11といった、MagSafe非搭載のiPhoneではマグネットで装着しながらワイヤレス(Qi)充電ができません。
有線ケーブルでの充電なら可能。
ワイヤレス(Qi)充電対応だからといって、MagSafe非対応のiPhoneを使用している方は間違えて購入しないように。
価格がやや高い
同じ、MagSarfe対応のワイヤレス充電(Qi)機能搭載のAnker製と比較しても、約1,000円ほど高いです。(MAKUAKE価格)
しかも充電速度は7.5Wの出力とはいえ、1時間で40%にも満たない充電スピード。これはさすがにキツイ。
Anker製より高い分、性能も数値的にはやや優れているのですが、もう一点残念なのが、ケーブルが付属していないという点。
AnkerはUSB-C&USB-Cケーブルが付属してるんだよね!それを考えると余計に高く感じる。
MagSafeのマグネット対応とはいえ、充電速度が全然早くないのにこの価格はうーん…と言わざるをえないんですよね。
ってなことで次項では、本記事内でもちょこちょこ登場しているAnkerのPowerCore Magnetic 5000と比較します。
Anker PowerCore Magnetic 5000と比較
Anker製が角ばってるデザインに対して、HYPERは曲線デザイン。
前面からみて、電源ボタンとLEDインジケーターがAnkerは見えない仕様。シンプルデザインが好きな方はAnkerデザインのほうが好みの方が多いかと。
下部にはそれぞれポートが配置されていて、Anker製は前面になかった分下部にLEDや電源ボタンが配置されています。
好みの問題だね!
装着して厚みを見ても、変わらず。横幅も同じサイズなので、デザインとボタンLEDインジケーターの配置位置の違いのみ。
充電したときの速度の違いは次の通り。
経過時間 | HYPER | Anker |
---|---|---|
0分 | 0% | 0% |
30分 | 20% | 15% |
60分 | 38% | 32% |
90分 | 56% | 49% |
120分 | 71% | 65% |
150分 | 82% | 78% |
180分 | 88% | 85% |
Ankerは85%までで、HYPERは88%まで充電でき、モバイルバッテリー本体のバッテリー切れに。
2.5W出力が高い分、HYPERの方が早いと言えば早い結果でした。
1時間で6%の充電量が変わるということは、毎日使用すると一ヶ月で数十時間の差がうまれます。長期的に考えると2.5Wの差は大きい。
MagSafeをメインに使用して充電するなら、HYPER製の方が良いよ!
基本性能などは結構かわるので、下の簡易比較表を参考にしてください。
項目 | HYPER | Anker |
---|---|---|
製品名 | HyperJuice Magnetic Wireless Battery Pack | PowerCore Magnetic 5000 |
重量 | 138g | 133g |
サイズ | 横幅:6.3cm 奥行き:9.7cm 厚み:1.6cm | 横幅:6.3cm 奥行き:9.7cm 高さ:1.6cm |
出力 ワイヤレス(Qi) | 7.5W | 5.0W |
出力 USB-C | 12W | 10W |
入力 USB-C | 12W | 11W |
パススルー充電 | 対応 | 対応 |
バッテリー容量 | 5,000mAh | 5,000mAh |
付属ケーブル | なし | USB-C & USB-C |
価格 | 約4,900 (MAKUAKE) | 約4,000円 (Amazon) |
一番重要なポイントは充電性能が異なる点。
Anker製より、HYPER製がすべてちょっと上回っている性能です。その分価格が1,000円ほど高い(MAKUAKEだけど)感じ。
価格を重視するか、好きなブランドを持つか、性能を重視するかで自分にあったMagSafe対応モバイルバッテリーを選ぶといいよ!
もっと良いMagSafeモバイルバッテリーがAnkerより登場!
HyperJuice Magnetic Wireless Battery Packのレビューまとめ
信頼できるメーカー発売の中では、Qiワイヤレス+MagSafeのマグネット対応機としては、現状最高ステータスのモバイルバッテリーと言えました。
ただし、やっぱり個人的にはMagSafe対応のモバイルバッテリーは現状(2021年6月)オススメできない。
一部のユーチューバーが絶賛していたから買ったけど、「え?これ絶賛?ほんまに?」って思うレベルで充電速度が遅いんですよね。
やはりMagSafeメインで充電するには実用的では無い気がします…充電するなら有線ケーブルで12W急速充電の方が現実的かなと。
MagSafeはやっぱり充電おそい。バッテリー拡張の感覚で使用するならありだろうね!
Anker製と同じで、ゆっくり充電したいなら良いのですが、モバブを使うときってデバイスの容量少なくなってて急いでいる時が大半だと思うので、結局有線ケーブルでガツンと充電するときの方が多いのでは。
軽量化に惹かれている、荷物を減らしたいことが目的なら、充電器とモバイルバッテリーの一体型モバイルバッテリーもあるのでこちらも参考にしてくださいね。
とはいえ、本製品登場により「Anker」or「Hyper」という選択肢が増えたことは、MagSafeで充電したい人には喜ばしいこと言えますかね。(一応)
それでは良きモバイルバッテリーライフを!
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